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- 胃に優しい飲み物&避けたい飲み物!摂取時の注意点も
胃もたれやむかつき、胃痛など胃腸の不調があるときにおすすめな胃に優しい飲み物と、胃の負担になる避けるべき飲み物について詳しく解説!胃酸過多や胃が荒れているときは刺激の少ない飲み物で胃を労り、体調回復を促しましょう。
胃に優しい飲み物一覧
胃に優しい飲み物はどれも「胃腸への刺激が少ない」という点で共通しています。
胃もたれ、胃がムカムカする、吐き気、胃痛や腹痛といった不調があるときは、胃腸に余計な負担をかけない飲み物や食べ物を選んで摂取し、体調回復を促すことが大切です。
ここからは、胃に優しい飲み物をご紹介します。コンビニやスーパーなどでも気軽に手に入るものが多いので、胃の不調があるときにおすすめです。
常温の水
胃に不調を感じているときにまずおすすめしたいのが、常温の水です。水には胃を刺激する成分が含まれておらず、余計な負担を掛けにくいためです。
胃に食べ物が留まっていると胃もたれが起こりやすくなりますが、水を飲むことでそれらが流れやすくなる効果も期待できます。
ただし、キンキンに冷えた冷た過ぎる水は胃の刺激となるため、常温やぬるめの水を選びましょう。胃痛や胃もたれによって食欲不振や下痢が起きると水分が不足しがちになるため、こまめに水分補給を行うことが大切です。
白湯(湯冷まし)
一度水を沸騰させてから冷まして温度を下げた白湯(湯冷まし)もおすすめです。
煮沸することで水道水に含まれる不純物が除去され、口当たりもまろやかになって飲みやすくなります。温かい白湯には胃などの内臓を温め、消化機能を改善する効果もあります。
熱過ぎると胃に刺激を与えてしまうため、40〜50℃ほどに冷ましてから飲むといいでしょう。
経口補水液・スポーツドリンク
胃もたれや胃痛がつらく「消化に良い食べ物を食べるのもつらい、食べたくない」というときは、OS-1といった経口補水液やスポーツドリンクで、水分や体に必要なカリウムやナトリウムなどのミネラル成分を補給するといいでしょう。
特に、医療現場でも使われる経口補水液は体に必要な水分や電解質を素早く補給できるよう調整されているため、おすすめです。
ノンカフェインのお茶
お茶にはカフェインを含むものもあるため、お茶が飲みたいときはノンカフェインのものを選びましょう。ノンカフェインのお茶には麦茶、コーン茶、ルイボスティー、ハーブティー、そば茶などがあります。
最近ではカフェインを含む飲み物からカフェインを取り除いたり、本来カフェインを添加する飲み物にカフェインを添加しない「デカフェ」も登場しています。デカフェは全くカフェインが含まれていないわけではなく、ごくわずかにカフェインが含まれています。
牛乳・乳酸菌飲料
「空腹時に胃が痛む」といった症状がある場合、胃酸の過剰分泌によって胃が荒れている可能性が考えられます。このようなときは、胃の粘膜を保護する成分が含まれている牛乳や乳酸菌飲料がおすすめです。
胃痛や胃のむかつきなどの不調はストレスによって引き起こされることもありますが、牛乳に含まれるカルシウムはストレス緩和にも役立ちます。リラックスしたいときに、温めたホットミルクを飲むのもいいでしょう。
りんごジュース
りんごには胃酸が過剰なときに中和したり、不足しているときに分泌を促して消化を助ける働きがあります。胃の疲れや不快感を感じているときにそのままりんごを食べてもOKですが、さらに消化をよくしたい場合は、りんごジュースとして飲むといいでしょう。
りんごの栄養を効率よく摂取するためにも、ストレートジュースを選ぶのがポイントです。ミキサーやジューサーを使ってりんごジュースにしても、りんごのフレッシュなおいしさが味わえます。
胃の不調時は避けたほうがいい飲み物一覧
飲み物の中には、胃の刺激になるものもあります。胃痛や胃もたれ、気持ち悪い、吐き気がするなど胃の不調があるときに胃の刺激になる飲み物を飲むと胃に負担を掛け、つらい症状がさらに悪化してしまう可能性も。
ここからは、胃腸の不調時は避けたほうがいい飲み物をご紹介します。
カフェインを含む飲み物
コーヒーや紅茶、ココア、エナジードリンクなどカフェインを含む飲み物は、胃の不調があるときは避けたい飲み物です。カフェインには胃酸の分泌を促進する作用があるため、胃酸過多で胃痛が起きている場合、症状を悪化させてしまうリスクがあります。
中でもコーヒー、ココア、紅茶などはカフェイン含有量が多いため、注意が必要です。どうしても飲みたい場合はできるだけ薄くする、ミルクを入れる、何杯も飲まないようにする、空腹時は避けるなどの工夫をするといいでしょう。
ほうじ茶や煎茶、番茶、玄米茶にも、多くはないもののカフェインが含まれています。
なお、カフェインには胃酸の分泌を促す効果があるため、食べ過ぎや脂っこい料理を食べたことなどが原因で胃がもたれているときは、胃もたれの解消につながることもあります。ただし、胃の刺激になることには変わりないため、飲み過ぎには気をつけましょう。
アルコール
アルコールには胃の血流を良くすることで胃の動きを活発にしたり、消化酵素の分泌を増やしたりして消化運動を促す作用があり、健康なときに適量を摂取するのであれば、食欲増進につながります。
しかし、胃粘膜を刺激して胃酸分泌を促す作用があるため、胃の不調があるときにアルコールを飲むと胃酸が過剰に分泌され、胃粘膜を傷つけてしまう可能性があります。
特に、度数の強いアルコールは胃粘膜を傷つけ、胃潰瘍を引き起こす原因に。胃が疲れているときはアルコールは避けるようにしましょう。
炭酸飲料
コーラやサイダーなどの炭酸飲料は独特の爽快感がありますが、胃腸の不調があるときはNGな飲み物です。胃もたれがあるときに飲むと、胃酸の分泌を亢進させ、不快感を長引かせてしまうことにつながります。
オレンジジュースなど柑橘類のジュース
オレンジジュースやグレープフルーツ、レモンなど柑橘類のジュースはさっぱりするイメージがあるかもしれませんが、胃腸が弱っているときは避けたい飲み物です。
これらの柑橘類の酸味であるクエン酸は、胃の粘膜を刺激し、胃酸の分泌を促すため胃酸過多につながります。酸っぱい柑橘類だけでなく、みかんやキンカンといった甘い柑橘類にもクエン酸が含まれているため、胃のむかつきや胃もたれなどがあるときは避けるといいでしょう。
この他にも、酢や梅味などの酸味がある飲み物も刺激になるので、注意しましょう。
冷た過ぎる飲み物・熱過ぎる飲み物
極端に冷た過ぎる飲み物や熱過ぎる飲み物は、胃腸を刺激してしまいます。少し置いて冷ましたり、一度口の中に含んでぬるくしてから、ゆっくり飲むようにするといいでしょう。
香辛料や刺激の強い飲み物
香辛料、にんにくやニラといった香りの強い野菜は胃腸の刺激になるため、避けるのがおすすめです。また、濃い味付けも胃腸の負担になるため、飲み物やスープを飲むときは薄味のものがいいでしょう。
脂っこいものも胃に負担を掛けるため、油分の多い飲み物やスープにも注意が必要です。
胃に優しい飲み物を飲むときの注意点
ここからは、胃に優しい飲み物を飲むときの注意点をご紹介します。
常温か程よい温かさで飲む
胃に優しい飲み物でも、冷た過ぎたり熱過ぎたり、極端な温度だと胃に負担を掛けてしまうことにつながります。常温か、程よく冷まして、ぬるく感じる温度にしてから、ゆっくり飲むようにしましょう。
飲み過ぎない
胃に優しい飲み物だからといって、飲み過ぎはNGです。
カロリーがなく余計なものが入っていない水も、飲み過ぎると体内の電解質のバランスを崩したり、胃に負担を掛けてしまう可能性があります。
一気にたくさんの量を摂取するのではなく、こまめに摂取するようにしましょう。
胃に優しい食事や生活のポイント
ここからは、胃に優しい食事や生活のポイントをご紹介します。胃腸の調子は普段の食事や生活に影響されるため、不調があるときは特に注意して過ごしましょう。
暴飲暴食は避け、腹八分目にする
暴飲暴食や食べ過ぎ、飲み過ぎは胃腸に負担を掛けてしまい、不調を引き起こす原因となります。普段から腹八分目を心掛けることが大切です。
食べ過ぎてしまいがちな人は、良く噛むことを意識しましょう。よく噛むことで満腹感を得やすくなり、食べ物も細かく噛み砕けるため消化も良くなります。
消化に良い食事を選ぶ
食品には、消化に良い食べ物と消化に悪い食べ物があります。胃の調子が良くないときは、なるべく消化に良い食事を取るように意識すると、胃に余計な負担がかかりません。
脂肪分は胃の負担になるため、揚げ物や炒め物は避け、脂肪の少ないメニューにして、野菜は食物繊維が少ないものを選ぶのがおすすめです。
ストレスをため過ぎない
ストレスは胃痛や胃もたれ、吐き気などの他にも、さまざまな不調の原因になります。
また、胃のむかつきや胃痛、食欲不振、吐き気は更年期に見られる症状の一つでもあります。更年期は女性ホルモン分泌量の激減によって自律神経が乱れがちになり、胃腸の不調が起こりやすくなるため、意識してストレス発散するようにしましょう。
胃もたれや胃痛など胃の不調の原因は?
胃の動きが低下したり、胃酸が多くなったり、食べ物が消化されず長時間残ることで胃が荒れたりすると、胃もたれや胃のむかつき、胃痛などさまざまな胃の不調が起こることがあります。
胃の不調として考えられるのは、主に以下のような原因です。
- 暴飲暴食
- 食生活の乱れ
- 加齢や運動不足による胃の機能低下
- 過度なストレス
- 病気による症状(胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、機能性ディスペプシア、胃がんなど)
胃もたれは時間が経過すれば解消されることが多いものの、長引く場合は病気による症状の可能性も考えられます。
病気が原因で胃の不調が出ている可能性も
急性な病気や慢性な病気が原因で、胃もたれや胃痛が起きることがあります。
急性の病気の場合は突然胃痛や吐き気、嘔吐といった症状が起き、数日ほどで落ち着くことが一般的です。食中毒やアレルギー、暴飲暴食など原因がはっきりしているケースが多いでしょう。
一方、慢性の病気の場合は、胃の不調が長期間続きます。不調の原因がはっきりしないまま症状が続く場合は、病気が原因になっている可能性も。強い症状がある場合や、胃の不調が長引く場合は我慢せず早めに消化器内科、胃腸内科、内科などを受診することが大切です。
胃に優しい飲み物でおいしく胃を労る!
胃に優しい飲み物は「低刺激」「常温」が共通点です。
胃に余計な負担をかけないためにも、不調時は胃に優しい飲み物を選んで飲みましょう。胃に不調があるときは水分不足になりやすいため、少量をこまめに摂取するようにし、脱水症状にならないように注意が必要です。
※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。
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