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- コレステロールを下げる食品&多い食材ランキング!
更年期に入り、悪玉(LDL)コレステロールの数値が気になるという方も多いのでは? コレステロールが上がってしまう原因や、コレステロールが多い食べ物ランキングをご紹介。コレステロール値を下げる食品を知り、食べ物・飲み物からのアプローチ!
コレステロールは悪者?善玉と悪玉のバランス
悪者扱いされることの多いコレステロールですが、実際にはホルモン・細胞膜・胆汁酸を構成する、人間が生きていく上で必要不可欠な栄養素(脂質)です。
コレステロールは7〜8割が体内で生産されており、食べ物での摂取量が多いときは体内の生産量が少なく、食べ物からの摂取量が少ないときは体内の生産量が多くなるように調整されています。
コレステロールには、以下の2種類があります。
- HDLコレステロール(善玉コレステロール)
- LDLコレステロール(悪玉コレステロール)
悪玉コレステロールであるLDLコレステロールが増え過ぎると、血管壁にへばりついて、動脈硬化を引き起こす原因に。
反対に、善玉コレステロールであるHDLコレステロールは、血管壁に付着したコレステロールを回収することで、動脈硬化を防いでくれるのです。
LDLコレステロールや中性脂肪(トリグリセライド)が必要以上に増えたり、HDLコレステロールが減った状態を「脂質異常症」といいます。
脂質異常症の人がコレステロールを摂取すると確実に動脈硬化を進行させることにつながるため、注意が必要です。動脈硬化は進行すると、心筋梗塞、狭心症、脳出血、脳梗塞などの病気のリスクを高めてしまいます。
年々、女性のコレステロール摂取量は増加している
厚生労働省が公表した「令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要」によれば、血清総コレステロール値が240mg/dLを超える人は男性で12.9%、女性で22.4%です。
10年間で変化を見たとき、男性の場合はそれほど増減は見られませんが、女性の場合はコレステロール摂取量が年々増加しています。
更年期女性はコレステロールが高くなる傾向
健康診断で「コレステロール値が高い」と指摘された大人女性も多いかもしれません。更年期女性の場合、女性特有の理由でコレステロール値が高くなっている可能性があります。
更年期の前後に女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減ると、それに伴ってLDLコレステロールや中性脂肪の代謝に変化が起こります。エストロゲンはLDLコレステロールの排出を促す効果があり、これが減少することで、LDLコレステロール値が上昇するのです。
コレステロールの体への影響には男女差もあり、男性と同じ基準で女性の動脈硬化のリスクを測ることはできません。そのため、動脈硬化の予防を考えるならコレステロール値を気にするだけでなく、血管の状態を調べることが大切です。
実際に動脈硬化が進んでいるかどうかは、首の血管を調べる「頸動脈(けいどうみゃく)エコー検査」で検査できます。
頸動脈エコー検査の検査費用は3割負担の場合、1500〜2000円程度。安全な検査で痛みもなく、時間もかけずに検査できます。
コレステロール値が上がる原因
女性の場合、コレステロール値が上がるのは更年期の影響もあるとはいえ、健康のためにもコレステロールの取り過ぎには注意が必要です。コレステロールが上がる原因は、主に以下です。
- 脂質の多い食事
- 肥満、太り気味
- 遺伝や体質
- 更年期による影響
脂質の多い食事や肥満は、コレステロール値を上げてしまう代表的な原因です。
また、遺伝や体質が影響してコレステロール値が高くなることもあります。遺伝によって起こる「家族性高コレステロール血症」では、LDLコレステロール値が高く、動脈硬化が進みやすくなります。
家族に脂質代謝異常や65歳未満で心筋梗塞を起こした人がいる場合、家族性高コレステロール血症の可能性が考えられるでしょう。
コレステロールを下げる食品一覧
ここからは、コレステロールを下げる食べ物や飲み物をご紹介します。...
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