公開日:2020/12/27
乾燥肌は、肌トラブルの原因の一つ。乾燥肌のケアで大切なのは「何を使うか」よりも「どうケアするか」です。乾燥肌の原因を探りながら、おすすめのケア方法をご紹介します。
乾燥肌は、皮膚の水分量と皮脂量が不足した状態のこと。肌の表面がカサついたり、ハリやツヤが失われた状態ににつながります。
乾燥という言葉から、肌の水分量不足をイメージする方が多いようです。しかし、水分量と比較しても年齢とともに著しく減少するのが皮脂量。20代の頃と比べてみると、50代の皮脂量は3分の2程度に落ち込みます。
うるおいを閉じ込める役割を果たしている皮脂量が減することで、肌の水分の減少を招きます。さらに、肌の乾燥によって、肌のバリア機能が低下し、肌トラブルの原因となることもあります。
加齢による乾燥肌の原因は、いくつかあります。
このように、加齢によって肌の皮脂・水分・セラミドなどが減少するほか、日々のスキンケアによって肌が乾燥した状態に傾くこともあります。
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参照:ターンオーバーとは?肌周期を整えて乱れを無くす方法 公開日:2020/11/5
しわにはいくつか種類があり、深く刻まれた「真皮じわ」「表情じわ」「乾燥じわ」があります。
肌の乾燥によってできるのは「乾燥じわ」。目尻や口元にできる浅くて細かいしわのことです。複数の小さなしわが、ちりめん状に集まってあらわれるため、「ちりめんじわ」とも呼ばれています。
顔の保湿不足や、間違ったスキンケアにより肌のキメが乱れることで、乾燥じわができやすくなります。
乾燥する季節には、顔だけでなく、全身の乾燥に悩まされる人が増加します。同時にかゆみを感じることも少なくありません。そもそも、肌が乾燥すると肌のかゆみが起こりやすいのはなぜでしょうか。
一説によれば、かゆみは一種の生体防御反応であるともいわれています。
肌の乾燥が進むと、肌のバリア機能が低下し、アレルギー原因物質や細菌・真菌といった外からの「異物」の影響も受けやすくなります。こうした異物の影響を知らせるために、かゆみというサインが出て「肌をかく」という行動につながりやすくと考えられています。
さらに、肌をかくことでダメージを受け、「かくほどにかゆくなる」という悪循環につながることもあります。そのため、肌の乾燥対策はとても大切。
続いて、乾燥肌を防ぐためのスキンケア方法を掘り下げていきましょう。
スキンケアの最初のステップは洗顔。まず、洗顔のポイントをご紹介します。
いくら乾燥肌でも、日々の洗顔を欠かすことはできませんが、雑な洗顔、過剰な洗顔は、肌の乾燥につながりますから注意が必要です。
乾燥肌の洗顔のポイントは以下の5つ
続いて、乾燥肌の改善を目指す方のための保湿方法の基本です。
参照:化粧水とクリームから見直す、年齢肌の乾燥対策ケア 公開日:2019/12/10
参照:5点置きはNG!乳液でカサカサ肌をなめらかに 公開日:2018/08/07
体の乾燥を感じる場合は、ボディソープは肌を乾燥させないタイプのものを選び、ゴシゴシ洗い過ぎないように注意を。
入浴後は肌から水分が蒸発していきます。お風呂から上がったら、すぐに保湿成分のあるクリームやボディオイルを塗ることで、ふっくらとした肌になります。
肌の状態を良い状態に導くためには、外側からの保湿に加え、体の内側からのアプローチも大切。大切なのは以下の3つ。
規則正しい生活は、健やかな肌のエッセンスとなるようです。
参照:シーズンケア秋冬編 ~体の内側からのケア~ 2020/11/23
以上、今回は、乾燥肌の対策についてご紹介しました。うるおいのある肌は、若々しい印象を与えます。「うるおいは七難を隠す」と言っても過言ではありません。
年齢とともに乾燥しやすくなる肌の状態に合わせ、日々のスキンケアのアイテム選びや、ケア方法を少しだけ見直してみてはいかがでしょうか。
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