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- 5点置きはNG!乳液でカサカサ肌をなめらかに
秋冬のスキンケアは、乾燥対策が肝心です。特に更年期を過ぎると、肌のうるおいを保つのに欠かせない水分・油分が激減!水分・油分をバランス良く肌に与えられるスキンケアアイテム「乳液」を、より効果的に塗るテクニックをご紹介します。
重要アイテム「乳液」年齢肌にうるおいを閉じ込める!
「洗顔」「化粧水」の後に多くの人が手に取る「乳液」。しかし中には「ベタベタするから乳液は使わない」「化粧水とクリームだけで十分でしょ?」といった理由で、乳液を使わずスキンケアを済ませている方もいるのではないでしょうか。だとしたらもったいない! 乳液には、更年期後の肌に欠かせない役割があります。
乳液の役割、それは肌にうるおいを与え、化粧水や美容液成分を肌に閉じ込めること。特に50代以降の肌は常に水分・油分が不足している状態です。また、加齢により皮膚が薄くなっているため、水分を与えても肌にとどめておけず、すぐに乾いてしまいます。うるおいを保つには、水分と共に油分をバランス良く与えフタをすることが必要なのです。
その点、乳液は油分が配合されているため、水分の蒸発を防ぎ、美容液成分を閉じ込めておくことができます。また、オイルやクリームと違い、水分もバランス良く含まれているため、乳液単体でも肌をやわらげることができるのです。肌のうるおいを保ちつつ、フタをして乾燥を防ぐ重要な役割がある乳液は、年齢肌に欠かせないスキンケアアイテムなのです。
乳液は化粧水の後に。乾燥する部分には重ねぬりを!
乳液は基本的に、朝・晩スキンケアの度に取り入れるのが良いでしょう。使う量や手順は製品によっても変わってきますが、基本的なものは以下の通り。
1. 化粧水で肌を整える。
基本的に乳液は化粧水、美容液などの後に使います。乳液を先に使うと、油分が肌を覆っている状態のため化粧水(美容液)が肌の角質層まで浸透しにくくなってしまうことがあります。化粧水で肌を整えた後に使ってください。
2. 5点置きはNG!手のひら全体にのばし、温めて。
乳液をつける時、昔どこかで習った5点置きをしていませんか? これはNG。乳液は直接顔にのせず、一度手に取って手のひらを重ねて、温めてから塗布していきましょう。手になじませる手順が、浸透させるポイントです。
3. 顔全体にのばしてハンドプレス
両手で顔を包み込むようにハンドプレスします。こうすることで、肌への浸透が高まります。
乾燥が気になる目元・口元などには重ね塗りをすると、よりしっとりします。
また、朝と夜につける乳液のタイプを使い分けるといいでしょう。肌に水分が必要な睡眠前には保湿効果の高い乳液を、朝のメイク前にはUV効果があるタイプの乳液を選ぶなどの工夫も効果的です。
乳液のタイプは3つ!朝・晩での使い分けも効果的
ひと口に乳液と言っても、種類があるのをご存知でしょうか。代表的なタイプ乳液のタイプは、3種類あります。
1. 保湿乳液
乳液を語る時、一般的にその多くがこの保湿乳液を指しています。化粧水で水分を補った後、さらなる水分を与えて油分でフタをする役割があります。
2. UV乳液
保湿乳液に、UVカット機能を加えたタイプです。朝、メイク前などに使用して肌を紫外線から守ります。
3. ティント乳液(乳液下地)
色がついていて、肌を補整したり明るくすることができます。また、化粧下地の効果が備わっていて、ファンデーション代わりになるものもあります。肌色乳液や、乳液下地とも言われるタイプです。
これら3つのタイプを、朝・晩で使い分けたり、乾燥・脂性・混合などの肌タイプや季節に合わせたりして選ぶとよいでしょう。
また、年齢肌のための美容液成分入りもたくさん発売されています。「セラミド」「コラーゲン」「ヒアルロン酸」などは美容液成分の代表格です。また、シミのできやすい年齢肌には、ビタミン類や「トラネキサム酸」などの美白有効成分が配合されたタイプもおすすめです。敏感肌用には、アルコールやパラベンなどの刺激となる添加物が入っていないタイプがよいでしょう。
年齢肌をやわらげ、しっとりした肌を保ってくれる乳液、ぜひスキンケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。
撮影=中西裕人、ヘアメイク=小島けさき、モデル=桂智子
※この記事は2018年8月の記事を再編集して掲載しています。
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