日中の“乾燥老け”予防法&リカバリーテクニック
2024.04.172024年05月13日
知らないと損!美容の豆知識#3
化粧水「何分」つけてる?乾燥肌の勘違い保湿ケア
気になる肌の乾燥。「年齢的に仕方ない」と諦めたり、スキンケア・ファンデーションを潤いタイプに変える対策で満足したりしていませんか?もしかすると変えるべきは、スキンケアの“方法”かもしれません。ハルメク365編集部イチの美容マニアの保湿とは?
更年期以降、これまで以上に気になる乾燥肌……
年齢を重ねると、肌の皮脂量・水分量が減少し、バリア機能が低下するため、30代40代の頃よりも、乾燥肌意識を持つ人が増加します。
特に更年期以降は徐々に女性ホルモンのエストロゲンが減少することから、よりいっそう乾燥を感じやすくなることでしょう。
スキンケア・ファンデを変えるだけでは保湿できない
そんな乾燥肌悩みを持つ方から、美容ライター・エディターとして13年目を迎えた筆者が、何度聞かれたかわからない質問が下記の2つ。
「肌の乾燥が気になるのだけど、おすすめのスキンケア製品はないですか?」
「保湿力の高いファンデーションを教えてください」
です。
もちろん、保湿に有効とされる成分が多く配合されたスキンケア製品を使用するほうが保湿力が期待できるし、パウダーファンデーションよりもクリームファンデーションの方が乾燥しにくいのも事実です。
だけど根本、どんな良い成分の入ったスキンケアを使用しても、正しくスキンケアができていなければその成分を生かすことはできないし、肌そのものが乾燥している状態で油分・水分量の多いファンデーションを重ねても乾燥を防ぐことはできません。
「あなたは化粧水を何分つけていますか?」
では「正しいスキンケア」とは、具体的にどのようなことなのか。
松任谷由実さん、桃井かおりさん、草笛光子さんをはじめとする、国内外の芸能人やセレブから絶大なる支持を得ているフェイシャルデザイナーのNoLiさんは、メイクアップの撮影時、乾燥肌に悩む50代女性へ「普段、化粧水を“何分”つけていますか?」と尋ねました。するとその女性は「……分?」と驚いた様子。
そう、これが答えです。
肌の乾燥に悩む一般女性のほとんどが、恐らく「肌への水分補給が足りていない」のです。
筆者が過去に取材をした“透明感女優”さんは、「洗面台やキッチン、ベッドサイドなど、自分の行動範囲のすべてに化粧水を常備して、乾く隙を与えないようにしている」と言っていました。
それくらい、水分補給は大切です。
「化粧水より乳液が先になくなる」人は要注意
普段お使いのスキンケア。「ラインで開封しても、いつも化粧水より先に乳液やクリームがなくなってしまう」という方は、化粧水をつける量が少ない可能性が高いです。
また、「化粧水はパシャパシャと適当につけ、クリームやオイルでベタベタにすることで満足している」と自覚している方は要注意!化粧水こそゆっくり時間をかけて、角質層まで水分補給をしてあげましょう。
パシャパシャ!は無意味!自分の手で肌を感じよう
脱・乾燥肌!化粧水の塗り方
- 適量を手のひらに出し、顔へ直接のせる※手からこぼれてしまう場合、2~3回に分ける
- 最後にハンドプレスでなじませ、角質層まで浸透させる
おすすめの化粧水塗布方法は至ってシンプル。「化粧水のボトルや箱に記載された適量を手でのせ、角質層まで浸透させる」だけ。
このとき、まずはコットンではなく手で塗布するようにしてみてください。
自分の手で毎日自分の肌に触れ、その状態や変化を感じることで、スキンケアタイムが自分を労わる時間へと格上げされます。
「今日はいつもよりざらつきがあるからしっかり栄養と睡眠を取ろう」「乾燥しているのでスペシャルケアを取り入れよう」「最近しっかり休めているので肌の調子が良い」そんなふうにケアするのです。
スキンケアが楽しくなる!それが潤い肌への第一歩
スキンケアは忙しい女性たちにとって面倒な時間。特に暑い季節は億劫に感じる方も多くいることでしょう。
だけど「自分と向き合う時間」と発想を変えてみて。
はじめは肌の調子があまり良くなくても、朝晩2回向き合うことで、肌が変わってくるのを感じるはず。そうすると自然とスキンケアが楽しくなります。
今回は「裏技」というよりややウンチク寄りとなってしまいましたが…スキンケアを楽しんで、ノーストレスの肌を目指しましょう!
50代以上のメイクはお任せ!“NoLiメイク”
松任谷由実さん、桃井かおりさん、草笛光子さんをはじめ、国内外の芸能人やセレブから絶大なる支持を得ている、フェイシャルデザイナー NoLi (AshGrey)さんが、50代以上の女性をより輝かせるメイテクニックを動画で伝授!
スマホで見やすい縦動画のため、メイクしながら、「一時停止」や「巻き戻し」を繰り返し、実践してみてください。
>>【NoLiメイクTOP】「今」が輝く!かんたん上品#NoLiメイク
文=橘美波(ハルメク365編集部)