美肌の鍵はターンオーバーにあり!

ターンオーバーとは?肌周期を整えて乱れを無くす方法

公開日:2020/11/05

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肌のターンオーバーの仕組みと、周期を整えて乱れを無くす方法をご紹介します。最近は40代50代を超えても、若々しい肌をキープする女性が増えています。ターンオーバーを正常化させることは美肌づくりのポイントの一つ。その理由について解説します。

肌周期を整えて乱れを無くす方法
肌周期を整えて乱れを無くす方法

美肌をキープするためのポイント「ターンオーバー」とは?

「ターンオーバー」とは

髪の毛が日々、目に見えないスピードで伸びるように、肌も一定の周期で生まれ変わっています。その代謝の仕組みが「ターンオーバー」と呼ばれています。

もう少し詳しく説明すると、肌は大きく「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層で成り立っています。表皮もいくつかの層に分類することができ、外気に近いところにあるのが「角質層」、一番奥にあるのが「基底層」となっています。角質層は空気中のホコリや自身の髪の毛など、さまざまなものに接しているため、汚れが付着しやすい性質を持っており、一定期間が過ぎると垢(あか)として自然に剥がれ落ちていきます。

その排出された皮膚を補うために、基底層では常に新しい表皮角化細胞が生成されています。生成された表皮角化細胞は徐々に成長しながら上へ押し上げられていき、約4週間で角質層にたどり着きます。そして、2週間後には役目を終え、古い角質として排出されるのです。
この「生成、成長、排出」の一連のサイクルをターンオーバーといいます。肌荒れやニキビといった肌トラブルがあるとターンオーバーのサイクルが乱れてしまいます。正常なターンオーバーのサイクルを保てるような健康美肌を目指していきましょう。

日々のスキンケアの成果が見えてくるまでには、健康な皮膚でも6週間ほどかかることになります。

ターンオーバーの仕組みは?正しいサイクルを維持しよう!

ターンオーバーの仕組みは?

ターンオーバーは、だいたい6週間で一周期といわれることが多いですが、実は年齢と部位によって大きく変わってきます。なぜなら、ターンオーバーとは肌の新陳代謝に深く関わりがあり、年齢を重ねるほど周期が長くなっていく傾向にあるからです。
自分の年齢×1.5~2倍の日数を目安に、だいたいのターンオーバー周期を知ることから始めましょう。

 

ターンオーバーは生成・成長・排出の3ステップからなる

ターンオーバーは生成・成長・排出の3ステップからなる

ターンオーバーでは、「生成」「成長」「排出」の3つのステップがあります。一定の期間で、このステップをスムーズに踏むことができれば、いくつになってもみずみずしい美肌を維持することができるでしょう。

特に、基底層での生成ですが、美しい細胞をつくるには、規則正しい生活習慣が不可欠です。バランスの偏った食事、睡眠不足、ストレスなどが重なると、細胞の生まれ変わりに悪影響が出てしまいます。肌のターンオーバーは、一度乱れると整えるために、また一定周期待つ必要があるため、できるだけ正しいサイクルを長く維持することが大切です。

また不完全な生成、成長を経た細胞が角質層にたどり着いてしまうと、肌を守るバリア機能が低下し、下の層にまで悪影響を及ぼすリスクもあります。ターンオーバーは刺激を加えると早まる傾向があります。もし、角質層のターンオーバーがうまく機能していないと感じたら、保湿などの基本的なスキンケアをしっかりしつつ、マイルドなスクラブ洗顔やピーリングなど肌に負担の少ない方法で、きちんと不要な角質を剥がしてあげることで、良いサイクルに早く戻してあげるのもよいでしょう。

 

肌のターンオーバーの周期が乱れる原因は?外的&内的要因の両方に注目

肌のターンオーバーが乱れる原因は、外的要因と内的要因の2つに分類されます。

【ターンオーバー乱れの外的要因】紫外線と乾燥

肌のターンオーバーの周期が乱れる原因は?

まず外的要因として大きいのが、「紫外線」と「乾燥」です。この2つは、肌を傷めつけ、ダメージを蓄積します。まず、紫外線は肌表面の角質層を厚くします。角質層が厚くなると、ざらついたような見た目になるだけでなく、排出が適切にできなくなるリスクもあります。

また、肌表面の厚みが増すごとに、水分をキープするための機能も低下し、乾燥しやすくなるといった悪循環に陥ります。角質層が乱れると、理想の周期より早く、もしくは遅れてのターンオーバーとなるため、肌質が低下してしまうのです。

【ターンオーバー乱れの内的要因】ストレスと生活習慣の乱れ

肌のターンオーバーの周期が乱れる原因は?

また内的要因としては、大きく分けるとストレスと生活習慣の乱れが挙げられます。生活習慣の乱れは具体的に言うと、「睡眠不足」「運動不足」「過剰なダイエット」「暴飲暴食」「喫煙」「便秘や排便トラブル」などが挙げられます。また、これらの内的要因は、それぞれが独立しているのではなく、一つが狂うと他にも影響を及ぼしがちです。例えば、過度のストレスは暴飲暴食を誘発し、排便トラブルの一因となりえます。

つまり、これらすべて共通していることは、不規則な生活を送るとターンオーバーが乱れるということです。特に内的要因に挙げたこれらの事柄は、ターンオーバーを乱すだけでなく、直接的な肌トラブルも引き起こしかねません。ニキビや肌荒れといった、生活スタイルに起因する肌トラブルを防ぐためにも、規則正しい生活を意識するとよいでしょう。

また、運動不足もターンオーバーが遅くなる大きな要因となるため、適度に体を動かすことを日頃から意識しましょう。無理なジョギングやジムでのきついトレーニングは必要ありません。過度な運動ではなく、継続して続けられそうな、自分にあったスタイルを見つけることがポイントです。

肌のターンオーバーは、一度狂ってしまうと、改善するまで時間がかかってしまうため、外的要因、内的要因を意識して、ターンオーバーを整える生活を送ることが重要です。

 

肌のターンオーバー周期を整えるおすすめの方法は?

肌のターンオーバー周期を整えるおすすめの方法は?

肌のターンオーバーを整える方法としておすすめしたいのが、「紫外線対策」と「体づくり」です。紫外線対策は日差しの強い夏場だけでなく、一年を通してケアするのがおすすめです。曇りの日は油断しがちですが、紫外線は晴れている日と同じレベルで注いでいる場合もあるため、しっかりとUVケアするようにしましょう。

日焼け止めクリームはもちろん、日傘を活用しながら、しっかりと紫外線を防ぐことが重要です。また、肌が乾燥しやすい人は、日中用のミスト化粧水などを使うことで、潤いを保つことができるでしょう。

また、ウォーキングやスイミングなどの有酸素運動や器具を用いた筋力づくりも意識するとよいでしょう。一見、美しい肌と体づくりは関係ないように見るかもしれませんが、肌のターンオーバーには内的要因が密接に関わっている通り、内面が肌表面に大きく影響してくるのです。また、適度な運動は、体の新陳代謝を高めます。

日々体を動かし続けることによって、年齢より活発な新陳代謝を促すことができるでしょう。新陳代謝が活発になると、ターンオーバー周期も短くなります。つまり、若く新しい細胞が、早いスピードで角質層にまで上がってくるのです。

 

肌のターンオーバー周期を早める方法は?

肌のターンオーバー周期を早める方法は?

年齢と共にターンオーバーが遅くなりますが、古い皮膚がなかなか生えかわらないことでくすみなどの原因にもなっていきます。ターンオーバー周期を早める方法として、日頃から意識できることとしては「適度な運動」「質の高い睡眠」「バランスの良い食生活」が挙げられます。ただし、年を重ねると、規則正しい生活を送っていても、ターンオーバーが乱れやすくなることもあるでしょう。そういった場合には、ターンオーバーを促すサプリメントやスキンケア商品を取り入れることもおすすめです。例えば、ターンオーバーに効果があるといわれる成分に「プラセンタ」があります。

セラミドとターンオーバー

セラミドは肌に含まれるの水分量に大きく影響する成分です。セラミドは角層細胞間脂質と言われているように、細胞と細胞の間にあり、肌全体を保湿する効果があります。

プラセンタとターンオーバー

プラセンタに含まれているアミノ酸は肌のターンオーバーの促進を期待できます。プラセンタには「動物性」「海洋性」「植物性」があり、サプリメントでの摂取方法以外にも注射などで体内に取り込むこともできます。

セラミド入り化粧水やプラセンタ系サプリメントを取り入れることで、乱れてしまったターンオーバー周期を早め、整えることができるかもしれません。ただし、人によっては、副作用が現れる場合があるため、体調を見ながら用法用量を守って使用して、トラブルがある場合は医療機関に相談するようにしましょう。

新陳代謝の乱れが原因で肌トラブルが起きている場合は、スキンケア商品を見直し、サプリメントによる改善も検討してみるとよいでしょう。

 

ターンオーバーを意識して、美しい肌を手に入れよう!

美しい肌を手に入れよう

ツヤがありみずみずしい肌は、いくつになっても憧れの対象です。高級なスキンケア商品を取り入れるのもいいですが、肌のターンオーバーを意識するだけでも、肌質は変わります。自分に合ったお手入れの方法を見つけて、美しい肌を手に入れましょう。

ターンオーバーについて教えてくれたのは?
よしクリニック院長 中野 貴光

よしクリニック院長 中野 貴光

幼児期に重度の熱傷となり皮膚移植手術を受けて一命を取りとめた経験から形成外科医を志す。筑波大学医学部卒業後、複数の病院で形成外科と美容医療に従事した後、令和元年に東京練馬区によしクリニックを開院。患者の立場に立ったわかりやすい説明と丁寧な治療で信頼を集めている。

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ハルメクWEB編集部

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