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- シミ、肝斑も大丈夫!悩みを隠すコンシーラーの使い方
更年期世代は、肝斑がぐっと浮き立ってきます。ファンデーションだけではカバーしきれないシミや肝斑を、自然にカバーする「コンシーラーの使い方」とは? 同年代の美容ライター・中尾慧里さんがテクニック&アイテム3選(800円~)をご紹介します。
リキッド?スティック? コンシーラーの種類と使い分け
みなさんは、コンシーラーを持っていますか? すでに愛用していて手放せない!という方もいるでしょう。コンシーラーといっても、実はテクスチャーや形状はいろいろ。隠したいトラブル、部位によって使い分けするとさらに上手にカバーできます。
コンシーラーの種類としては、ペンシルタイプ、スティックタイプ、リキッド・クリームタイプ、多色入りのパレットタイプがあります。
ニキビやニキビ跡、ぽつんとできた小さなシミはペンシルタイプが便利。目の下のクマや幅広いシミ、肝斑、しわなどはリキッド・クリームタイプやパレットタイプを。また、スティックタイプはわりとカバー力が高めなモノが多いので、隠したいトラブルによっては1本持っているといいかもしれません。
コンシーラーを塗る順番…ファンデーションの前か?後か?
リキッドやクリームタイプのファンデーションを使っている人はコンシーラーはファンデーションを塗った後で。
パウダリーファンデーションの人は、塗る前に使います。油分の多いコンシーラーは、粉がぴたりと密着させる効果があるので、逆にするとせっかくのコンシーラーの効果がなくなってしまいます。
更年期世代の悩み、肝斑とシミが増える理由
更年期世代になると、肝斑がぐっと浮き立ってきます。肝斑とは、両方の頬骨の高い部位あたりにできる、もやもやとした茶色ぽい色ムラです。女性ホルモンの乱れが主な原因と考えられていて、ストレスや摩擦などで濃くなるといわれます。
一方、シミができる原因はいろいろありますが、やはり紫外線のダメージが大きく、細胞を守ろうとして活発化するメラニンがエラーを起こして、ずっとそこに居座ってしまうことで肌が黒くなります。また、加齢により代謝が悪くなり、メラニン排出がうまくいかないことも原因のひとつです。
シミを作らないためには、毎日のスキンケアで美白アイテムを取り入れる、日中のケアに紫外線カットのアイテムを使うことは必須です。でも、今すぐ対処したいときは、やはりメイクに頼りたいですよね。
コンシーラーの上手な使い方。シミや肝斑をカバーする方法
ファンデーションでカバーできるなら問題ないのですが、どうしても濃くなってきたシミや肝斑はなかなか隠れてくれません。
リキッドやクリームタイプのファンデーションをつけた後、気になる部分にさらにファンデーションを重ね塗り。それでも出てくるシミや肝斑におすすめなのは、クリームタイプのコンシーラー。色は、肌色より少しだけダークなものを選びましょう。
おすすめのコンシーラー
クリームタイプはややカバー力があるので、ごく少量を指に取ります。まずは手の甲に少量出して、そこから指先に取ると失敗ないと思います。
そして、気になる部分に少し広めに軽いタッチでトントンとのせます。ずっーとトントンすると剥げてくるので注意。1度でつけるのではなく、少量を何回か重ねるとうまくいきます。
隠したい部分がカバーできたら、そのまわりまで広げたコンシーラーをぼかして肌になじませます。指先で丁寧にトントンしながらなじませましょう。
肝斑の上にもシミがある、という場合は茶色だけではなく、赤みや黄味も強かったりします。そんな時は、パレットタイプで色を混ぜて使うのも手。
パレットタイプなら標準と少し明るめ、少し暗めが入っているのでおすすめです。
かなり肌の赤みが強いなら、コンシーラーの前にグリーン味の下地を塗ってから使うとよいでしょう。黄味が強い肌なら、少し明るめのコンシーラーと混ぜるといいと思います。その人の肌によるので、自分のシミが隠れるように色調整してください。
ブラシに適量取って手の甲で色をミックス。明るめの色だと白浮きするので、ワントーン落として。カバーしたまわりは筆でも指先でもいいので、なじませておきます。
コンシーラーを使ったら、最後の仕上げにパウダー(お粉)で固定を。コンシーラーは油分が多いため、表情でヨレてしまうことが多いので必ずパウダーで密着させておきます。ただし、パウダー類は肌を乾燥させやすいので軽くつける程度でOK。1度パフで抑えるくらいで大丈夫です。
パール系チークをポンポンと入れて、シミや肝斑から視線を外す
肝斑やシミができている部位は頬あたりが多いですよね。コンシーラーでカバーした後にパウダーをのせますが、さらにパールを含んだチークをのせれば光の効果で隠したシミや肝斑をカムフラージュできます。
チークは頬の高い部分からこめかみに入れて、顔全体をリフトアップするように。ただし、せっかくのコンシーラーが剥げてしまわないよう、ブラシより練り系チークを指先でトントンとつける、あるいはパウダーチークをパフでポンポンと軽くたたいてつけるのがおすすめです。
クリニックの施術でシミや肝斑はなんとかできるかもしれませんが、女性ホルモンが関係してくると施術で消しても浮き出てくるリスクはあります。コンシーラーテクを駆使して、一見何もトラブルのない肌を目指しましょう!
撮影=山下コウ太
※この記事は2020年1月の記事を再編集して掲載しています。
※掲載の商品情報は2024年2月時点のものです。
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中尾 慧里
なかお・えり 1966(昭和◎41)生まれ。ビューティライター。チャイルドボディセラピスト1級取得。女性誌、WEBにて美容に関する記事執筆、コスメ開発のコンサルティングなども手掛ける。インスタグラム@erierikisekiをゆっくり更新中。
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