目立つ目元のしわ、クリームや化粧品で予防できる?

しわ改善方法を徹底解説!原因から探り効果的に対策

公開日:2020.11.20

更新日:2024.03.08

老け見えの原因の一つ「しわ」。しわを大きく分類すると3種類あり、それぞれ原因と対策法は異なります。また、しわは日常生活の習慣を見直すことで予防することも可能です。しわができにくくなる・目立たなくなる食品も併せてご紹介します。

シワ改善クリーム
しわ改善方法を徹底解説!原因から探り効果的に対策

3種類のしわと、その原因

シワの種類

おでこや目尻、口まわりなどにできる顔のしわが、気になって仕方がない人も多いはず。ここでは、そんなしわの種類と、それぞれの原因を解説していきます。原因の違いにより、しわが表れる場所も異なってくるようです。

しわの種類と原因1:真皮じわ

最も目立ってしまうのが「真皮じわ」。顔の中でも面積の広い部分、ほうれい線や下まぶたにできる深い大きなしわのことです。真皮じわは表情を変えなくても顔に表れてしまうため、どうしても老け顔に見えてしまいます。その原因は、加齢によって衰えた表常勤による皮膚のたるみや、紫外線などから受けたダメージの蓄積といわれています。

しわの種類と原因2:表情じわ

笑いじわやしかめっ面に代表される「表情じわ」は、顔の表情に合わせてできるしわです。表情の癖によるしわの定着が原因といわれ、おでこや眉間などに表れます。表情を作るときにできる一時期的なしわですが、放置すると真皮じわになる可能性もあるといわれています。

しわの種類と原因3:乾燥じわ

「乾燥じわ」とは、目尻や口元にできる浅くて細かいしわのことです。複数の小さなしわが、ちりめん状に集まってあらわれるため、「ちりめんじわ」とも呼ばれています。乾燥じわの原因は、顔の保湿不足や、間違ったスキンケアにより肌のキメが乱れること。また、乾燥じわはメイクがよれたときに目立つしわでもあります。

しわの種類別対策方法!

シワ改善の方法

しわを大きく分類すると「真皮じわ」「表情じわ」「乾燥じわ」の3種類があることがわかりました。ここからは、種類別のしわ対策法をご紹介します。どれもすぐに実践できるうえ、効果があらわれやすいものを選んでみました。

しわの効果的な対策法1:真皮じわはシワ改善化粧品で対策

真皮じわは、肌のハリや弾力を支える「繊維芽細胞」の衰えが原因と考えられます。そして、繊維芽細胞は化粧品で生成を促進することができます。レチノール、ナイアシンアミド、ニールワンといった、シワ改善の有効成分を含んだ美容液やクリームを使い、しっかりと対策を講じましょう。

しわの効果的な対策法2:表情じわはエクササイズで対策

間々田佳子さんの表情筋トレーニング「眉ロック」のやり方

表情じわの対策方法として、表情筋を鍛えるエクササイズが効果的です。例えば、目の奥にある上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょうきん)を鍛えることで、おでこの横じわの改善につながります。また、唇の周囲にある口輪筋(こうりんきん)を鍛えれば、ほうれい線の対策にもなるはずです。

また、表情のクセも表情じわの原因になります。顔にしわを作ってしまうような表情のクセには注意しましょう。

しわの効果的な対策法3:乾燥じわは保湿で対策

乾燥じわの効果的な対策方法は、何といっても保湿ケアです。水分不足で乾燥した肌表面に、十分なうるおいを与える高保湿成分が入った化粧品を使い、こまめにケアを行いましょう。コラーゲン、ヒアルロン酸、セラミドなどの高保湿成分を、複数配合した化粧品がおすすめです。

しわ改善化粧品による対策法について

3種類のシワ

最近話題になっている医薬部外品の「しわ改善美容液」に含まれる代表的な成分の特徴、その成分を含むクリームや美容液、ジェルをご紹介します。

しわ改善の化粧品は薬機法で限られている

そもそも化粧品の場合、薬機法(医薬品医療機器等法)という法律により、しわを改善する効果や効能ををうたうことができません。そのため、しわ対策製品の表現は「しわを目立たなくする」といったものになってしまいます。しかし、医薬部外品として認可を受ければ「改善」という具体的な表現が可能になるのです。

シワ改善美容液に含まれる代表的な3つの成分

しわ改善美容液とは、厚労省の認可を受け「しわを改善する」という効果や効能をうたった医薬部外品の製品を指したものです。代表的なしわ改善美容液に含まれる成分として、レチノール・二―ルワン・ナイアシンアミドの3種類が挙げられます。

レチノールは、肌に輝きを与える活性力を持った「万能ビタミン」ともいわれ、目元や口元などのしわ、肌のくすみやたるみなどに働きかけてくれます。ニールワンは、真皮じわの改善に有効であり、真皮の分解と生成のバランスを整えてくれる成分です。ナイアシンアミドは、保湿ケアをはじめ、しわの改善や健康的な肌作りをサポート。メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすも防いでくれる成分です。

おすすめ化粧品1:純粋レチノール配合

資生堂「エリクシール シュペリエル エンリッチド リンクルクリームS【医薬部外品】」 

資生堂「エリクシール シュペリエル エンリッチド リンクルクリームS【医薬部外品】」 

薬用有効成分、純粋レチノールが真皮層まで届きコラーゲン・ヒアルロン酸など産生促進します。本製品に配合されているレチノールは「シワを改善する」効能だけではなく、「肌荒れ、あれ性」に対する医薬部外品・有効成分でありますので、肌荒れを防ぐことが期待されます。

15g 7040円(税込・編集部調べ/エリクシール 0120-770-933)

おすすめ化粧品2:ニールワン配合

「ポーラ リンクルショット メディカル セラム 【医薬部外品】 」

「ポーラ リンクルショット メディカル セラム 【医薬部外品】 」

研究から発売までに15年の歳月をかけたリンクルショットは、しわを改善する医薬部外品として日本初の承認を受けた薬用化粧品です。メーカー独自の医薬部外品有効成分である、ニールワンを配合。真皮の分解と生成のバランスを整えるしわ改善メカニズムを持っているため、成分が真皮まで届きしわを改善してくれます。2017年の発売から約115万人が体験している人気のシワ改善美容液ですが、2021年1月1日に商品がリニューアル!キズの治癒力とシワ改善力の関係性に着目した新たな成分も搭載され進化します。

ポーラ リンクルショット メディカル セラム【医薬部外品】
20g 1万4850円(税込)www.pola.co.jp/brand/wrinkle/

しわって予防できないの?

しわの予防はできるものなのでしょうか? ここでは、一般的なしわの予防方法をいくつかご紹介します。どの方法も、日常生活の習慣を見直すことで実践できる簡単なものばかりです。

しわの予防ケア法1:質のよい睡眠をとること

しっかりと睡眠をとるようにしましょう。しわの予防に必要な肌のハリや弾力を保つコラーゲンは、眠っている間に生成されるからです。意識するポイントは、睡眠の時間よりも質。就寝や起床の時間を規則的に整え、眠る直前までテレビやスマホを見ないようにしましょう。睡眠時間は、6時間以上を目安にしてください。

しわの予防ケア法2:こまめなスキンケア

こまめなスキンケアも、しわの予防に欠かせません。ポイントは、肌に刺激を与えないことです。洗顔のときはたっぷりの泡でやさしく洗うこと、化粧水や美容液をつけるときは、なじませるようにソフトタッチでハンドプレスすることを心がけてください。また、メイクを落とすときは、拭き取るタイプよりも洗い流すタイプを使い、肌への負担を極力軽減しましょう。

しわの予防ケア法3:食事で肌の老化を防ぐ

しわの原因となる肌の老化を防ぐため、食事に注意を配ることも大切です。肌の老化は、体内の活性酸素が過剰に発生するために起こるといわれています。活性酸素を抑制する抗酸化作用がある食材を摂取し、しわの予防につなげましょう。また、肌の老化を促進させるインスタント食品や加工食品などの食べ過ぎには、くれぐれも注意してください。

しわの予防ケア法4:紫外線対策を入念に行う

日焼けはシミを作るだけでなく、「光老化」といって肌自体を老化させる働きがあります。紫外線(UVA)や近赤外線を浴びることで、肌の真皮にあるハリと弾力を生み出すコラーゲン(膠原繊維)やエラスチン(弾性繊維)が変性し、本来の機能が失われてしまいます。それにより皮下組織の支えが弱くなると、しみ、しわ、たるみが現れます。

アウトドア好きの人や、日常生活において普段から紫外線をよく浴びている人は注意が必要です。外出するときは日焼け止めをこまめに塗り、紫外線対策を行いましょう。

しわができにくくなる・目立たなくなる食品リストアップ

体の内側からしわを作りづらくしたいなら、抗酸化作用を持つ食べ物を摂取しましょう。ここではそんな食品をリストアップしました。ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを含んだ食材が効果的です。

  • うなぎ(ビタミンA)
  • レバー(ビタミンA)
  • にんじん(ビタミンA)
  • いちご(ビタミンC)
  • レモン(ビタミンC)
  • ブロッコリー(ビタミンC)
  • かぼちゃ(ビタミンE)
  • アーモンド(ビタミンE)
  • ツナ缶(ビタミンE)

しわの改善は、その種類と原因を知ることが大切です。真皮じわ、表情じわ、乾燥じわとそれぞれにあった対策をしっかりと行えば、効果的なしわの改善につなげられるはずです。また、医薬部外品のしわ改善美容液をはじめ、質のよい睡眠、こまめなスキンケア、抗酸化作用のある食事を日常生活に取り入れ、肌の老化予防を心がけるようにしましょう。

※効果には個人差があります。試してみて合わない場合はおやめください。
※この記事は2020年11月の記事を再編集して掲載しています。
※商品の情報は2024年3月10日時点のものです。

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