見えないけど一緒にいる
最愛の娘の存在
私には娘が2人、息子が1人います。長女が七奈美です。夫(勝野洋さん)の本名の「六洋」と私の本名の「八千代」の間に生まれた愛する娘だから、“六”と“八”の間の“七”という字をどうしても入れたくて、七奈美と名付けました。娘もこの名前を気に入ってくれていました。
七奈美は2009年の7月7日、29歳の若さで亡くなりました。結婚して2か月たった頃から咳が出始め、それからわずか7か月後に星になりました。がんでした。
今も“7”の付く日にはお墓参りに行きます。夫と一緒に行ける日は一緒に。寒くなったらマフラーを編んで、墓前にあるイルカのモニュメントに巻いてあげたりして。私も夫も、ここに来ると気持ちがすごく落ち着きます。今もいつも一緒。見えないけど一緒にいると感じています。