おうちでティータイム

イギリス流のパンケーキ

公開日:2023.04.28

おうちで楽しむティータイム

Twitterに「タイニーフルーツキッチン」という名前で、おうちで簡単に作る事ができるお菓子を投稿しています。そして最近は、イギリスのお菓子を作る事を楽しんでいます。

家庭でちょっと素敵なティータイムを楽しむための、お菓子や工夫を紹介していきたいと思っています。

イギリス流のパンケーキ

こちらはイギリスの伝統的なパンケーキです。 最近よく見るフワフワでクリームたっぷりのものとは随分違います。

一番の違いは厚さです。クレープより少し厚い程度に焼いた生地をくるっと巻いて、基本はお砂糖とレモンでいただきます。

イギリス流のパンケーキ

イギリス流のパンケーキ

イギリス流のパンケーキ

歴史を知ると楽しい

かつてキリスト教の信者は、イースター(復活祭)の前にその教えから40日の断食をしたそうです。その間は、卵やバターなどの乳製品が禁止されていました。期間に入る前、家に残っているそれらを使い切るために焼いたのがパンケーキでした。

今では断食をする人はほとんどいないそうですが「パンケーキ・デイ」という風習が残っていて、みんなで楽しみながら食べる日があります。

また「パンケーキ・レース」というイベントを行う地方もあり、パンケーキが入っているフライパンを持ったまま走るそうです。途中パンケーキを3回トスしなくてはいけないなど、ルールもユニークで楽しそうです。

日本で言うと、端午の節句の柏餅や十五夜のお月見団子、七五三の千歳飴などのようなものでしょうか。行事食が大好きな私は、とても気になるお菓子です。

歴史を知ると楽しい

レシピとポイント

こちらのパンケーキ、焦がしバターがポイントです。バターが沸騰してくると大きな泡が出ます。その時かき混ぜたりしないで見守ってください。小さな泡になったらヘラなどで混ぜ、茶色になったら火から外し、濡れフキンの上に置いて冷まします。

このバターを入れることで風味が良くなり、しっとりとしたパンケーキになります。

レシピとポイント

レシピとポイント

レシピとポイント

レシピとポイント

レシピとポイント

レシピとポイント

レシピとポイント

最近のクリームがたっぷりのパンケーキが重くなってきたためか、さっぱり食べられるこちらのパンケーキが我が家では定番になりました。材料も手に入りやすいものばかりですし、簡単なのでぜひ試してみてください。

■もっと知りたい■

「ハルトモ倶楽部」読者ライターの記事はこちら

千尋

イラストレーター。母の介護中お菓子作りに元気をもらう日々。SNSに「タイニーフルーツキッチン」の名前でお菓子の写真とレシピのイラストを投稿しています。昨年書籍化されました。こちらでも美味しく楽しい情報をお伝えできればと思っています。Twitter

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