亡き父のお話~毎日の暴言電話からの面会禁止発令
2022.05.102022年12月10日
いきなり始まった私の介護に関わる人生(21)
認知症の母、初の介護サービス
アルツハイマー認知症と診断された母。初めて介護サービスを利用することになります。私も初めて一人で最初からの手続きなどで手探り状態。今回はそのお話です。
アルツハイマーが忘れさせる
「アルツハイマー認知症の初期だね」
そう診断されてから、どうすれば良いのか、何をすれば良いのかと途方に暮れていた時……。父の入院生活が始まり、私が父に付きっきりになってしまったため、しばらく母のことを生前の兄にお願いしていました。
当初、父がいないのを良いことに、母はとてものんびりと過ごしていたそう。今までにも父が入院したことがありましたが、当時は毎日のように父から用事を頼まれ病院に通っていたため、のんびりはできず、かえって体を壊したことがありました。
今回は父が電話することもできなかったのもありますが、アルツハイマーという病が、お見舞いに行くという考えをも忘れさせていました。
地域包括に相談
しかし、そんな生活は長続きするわけもなく、少し頭を悩ますことがチラホラ出てくるように。このままではいけないとインターネットでいろいろ調べ、まずは地域包括支援センターで相談することから始めました。
母の状態、母の生活環境などを話した結果、
「まずはケアマネージャーさんを決めましょう。そしてお母さんに良い提案をしてもらってください。早いうちにサービスを受けたほうが良いですよ」
ということで、母に初めてケアマネージャーさんという人が付きました。
デイサービス先を見学
当初、入浴する、髪の毛を洗うという行動を忘れてしまうことが多くなり、デイサービス先で入浴をして欲しいという私の希望を含めて、ケアマネージャーさんが母と面談した際に受けた印象から、いくつか紹介していただき見学をしました。
デイサービスという施設を見聞きはしたことはあるものの、どのような雰囲気なのか見たことがなかったので、こんなにも施設によって雰囲気が違うのかと驚いたものです。
父のとき、どうにかこの父を引き受けて欲しい! という気持ちだけで老人ホームを決めてしまったので、母に合うデイサービス先を慎重に選び、あるデイサービス先にお願いすることになりました。
しかし、母はそのデイサービスに行くにも大変でした。
■もっと知りたい■