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それ コスコだよ
昔、ハワイに住んでいた時、日本から遊びに来た親戚が「コストコに行きたい」と言ったので思わずジュースを吹き出してしまいました。「あれねコスコって読むんだよ」と教えてあげると「日本ではコストコだよ」と言われ、今度は私がびっくりしました。
そういえば、北欧家具のIKEA、北米では皆「アイケア」と発音します。帰国して皆が「イケア」と言っていたので、そうなんだと思いました。
これは宗教画で「イコン」と紹介されているのが実は「アイコン」のことだというのに似ています(Iを「イ」と読むか「アイ」と読むかの違い)。
そういう私もいろいろありました。
ハワイでアイスの種類がたくさんある「バスキン・ロビンス」に行こうと誘われ、わくわくしていたら「サーティワン」だったことが……。
でも帰国してよく見たら、日本のサーティーワンの上にバスキンロビンスって書いてありました。
ピーマンで爆笑
ロンドンにいた時は地元の英国人に「野菜とかで日本では見かけないものあった?」と聞かれ、「オレンジのピーマン」(35年前の日本では売っていなかったパプリカ。当時単語も知らなかった)と言って爆笑されたことがありました。
ピーマンってどんなの? というので絵を描くと、「これペッパーだね。それにしても日本ではピーマンって言うのか」といってまた笑い出しました。
その理由を聞いてびっくり。
ピーは小便のことで、マンは男。つまりピーマンは小便をする男になるのです。
だから私は「オレンジ色の小便をする男を、野菜売り場で初めて見た」と言ってしまったわけ。
そりゃ笑うわな。
一字違うと大違い
アメリカのアンティークの番組で、日本の骨董を紹介していました。
根付のコーナーで司会者が「これは日本で有名なオカマです」とテレビから聞こえてきたので、「だれだれ? 骨董品になっているオカマって」と見つめた画面にはあれれ、「おかめ」が映っていたのです。
それは外国人が日本の八百屋で「ニンゲンください」といって驚かれた話に似ています。
一字違っても通じないもので、この人は「人間」ではなく「インゲン」が欲しかったようでした。
ダンナもハワイのスターバックスで「コーヒー」の発音が通じず、コーヒー屋に来たんだからコーヒーを注文するくらい察しろよと不満気でしたが、数か月後とうとう根負けして飲みたくもない「モカ」を頼んでました。これなら通じるので。
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