BTSという魔法(3)

BTSファンの一番楽しい6月が、天国から地獄へ

公開日:2022.07.11

BTSという魔法、第3回目。ARMYが待ちに待ったアルバムの発売、デビュー記念イベントと忙しい中、突然降って湧いた「活動休止」というニュースに驚きました。

BTSファンの一番楽しい6月が、天国から地獄へ
Kim Taehyung作、ブローチ

6月13日 デビュー記念日、アルバム到着!

6月13日 デビュー記念日、アルバム到着!
出典:BIGHIT MUSIC Twitter 

盆と正月が一緒に来る以上にインパクトがある、BTSファンにとってはパラダイスの6月。

とうとう待望のカムバ(ニューアルバムのリリース)スケジュールが発表になりました。ストリーミングで既に聴けていたものの、フィジカルなCDでなくては聴けない曲がある3枚組のニューアルバムは、アンソロジー。

歴史を彩るアルバムリード曲を集めた1枚目、メンバー各自がピックアップした曲を集めた2枚目、そして、ストリーミングしない3枚目。最初の感想としては、Baby ARMYにとっては「ありがたい」。

でも、「アンソロジー=作品集」という形に、「もしや、解散するのかな?」というなんとなくもやもやする気持ちもありました。

6月13日 デビュー記念日、アルバム到着!
ARMYの必須アイテム、アミボム(ARMY BOMB、スティックライトです)

6月14日 会食

BTSのデビュー記念日である6月13日までは、日替わりのように、いろいろなコンテンツが配信されて、所々サプライズがあり(スケジュールの “???”となっているところ)、追加で「BTSと会食」というスケジュールの発表もありました。

「会食って、どうやってARMYと?」と思ったら、やっと発表がありました。

「会食」は「BTSのメンバー本人たちが考えた企画」ということです。私を含めた、ARMYの皆さん、ワクワクで、その時間が来るのを待っていた、はず。

6月14日 会食
再販でどうにか買うことができて、予約から半年後の6月に手元に届いた、推しのテテがデザインしたブローチ  

夜9時。「会食」が始まりました。

彼らは、とても人気のある『RUN BTS』というバラエティ番組を持っていて、彼らの素の姿や芸人的な才能を感じる人気の番組だったのですが、残念ながら2021年10月に休止となっていました。

私は、この会食に『RUN BTS』のような、笑いありの、面白い姿を見ることができる! と期待していました。が、なんとなく、メンバー全員がおとなしい感じで番組が始まりました。そして、いつもあるはずの、「日本語字幕がない」のです。

ARMY必携の参考書  
左:『GQ JAPAN』 2022年4月号 CONDÉ NAST JAPAN 
右:『Newweek(日本版)』2022年4/12号 CCCメディアハウス 

 日本のARMYは、関連グッズなどを購入する額が世界で一番大きいらしく、それなのにこの大事なFestaの企画の動画に日本語字幕がない、というのは大問題でした。

そして、問題の「ソロ活動をします」ということがメンバーから発表されたのでした。

6月15日 一夜明けて

早朝から、「BTS活動休止」という(誤)情報がトップニュースで報道される中、その内容があまりにお粗末で驚きました。

「会食」の中で、「ソロ活動を活発に」するとは言っていたけれど、メンバーの一人が「ちょっと休憩(BREAK)」とは言っていたけれど、7人揃っての活動を休止するなんて、誰も、一言も、言ってないのに、極めてよくあるファンをあおるようなスタイルでニュースが流れていました。

日本語字幕がなかったために、日本のARMYは大混乱。おまけに、彼らの所属事務所の株価も大暴落。誤った報道のおかげで、彼らが影響力のあるアーティストであることを、皮肉なことに、証明(Proof)したことになりました。

6月15日 一夜明けて
左:最初に購入した『BTS PERFECT GUIDE』マルコムマッケンジー(ハーパーコリンズ・ジャパン)
中:『BTS、ユング、心の地図』マリー・スタイン, スティーヴン・ビュザー, レオナード・クルーズ(創元社)
右:『BTS  オン・ザ・ロード』ホン・ソクキョン(玄光社)

 

 

■もっと知りたい■

 

Lulu

東京生まれ、東京育ち。仕事の関係で1年3ヶ月暮らした福岡に恋に落ちた、福岡推し。「美味しい」ものを求める旅が好きです。写真を撮ることが好きで、「東京を歩く」というテーマで日常を写しています。右脳派の発見をお伝えしたいと思います。

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