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- 桜の季節に!国立新美術館「ダミアン・ハースト 桜」
平日昼間の美術館巡りが好きです。1日を優雅な気持ちにさせてくれる美術鑑賞。今年(2022年)初の東京の美術館巡りは、国立新美術館の「ダミアン・ハースト 桜」から始まりました。これから本番を迎える桜。ひと足お先に、桜を満喫しました。
桜が咲き誇る「ダミアン・ハースト 桜」展
ニューヨークへは何度か旅行をしたことがあるものの、一度もメトロポリタン美術館へ行ったことがありませんでした。2月から開催されている「メトロポリタン美術館展」を見るべく、国立新美術館(東京・六本木)のホームページを見ていたら……。
3月2日から企画展として「ダミアン・ハースト 桜」展が開催されることを知り、「同時に観られる!」と、早速、チケットを予約して両方を鑑賞してきました。今回は、日本初となるダミアン・ハーストの個展を紹介します。
ダミアン・ハーストとは
ダミアン・ハーストは、イギリスを代表する現代作家です。今回の展示は日本初の大規模個展ということで、会場で見ることができる作品は、わたしたちが実際に毎年見る春の桜の情景とは違い、カラフルでアクティブなイメージ。
2021年7月から2022年1月にかけて、パリのカルティエ現代美術財団で開催され高く評価された「ダミアン・ハースト 桜」が、日本の桜の時期に合わせた国際巡回展となりました。
「ダミアン・ハースト」の描くアクティブな桜
展示会場に入ると、さまざまな「桜」が描かれたキャンバスが24点展示されています。
青空をバックにした桜、薄い青空をバックにした桜。どの桜も、ドットで描かれていて、とても力強く、これまでわたしが当たり前と思っていた桜とは違います。
日本では、「桜は散り際が美しい」とか「散り際の儚さがいい」という言葉をよく耳にするのですが、ダミアン・ハースト の解釈する桜は、「儚い」といっても、カラフルで生き生き見えて、考えさせられます。
ひと筆、ひと筆の動きが、とてもアクティブです。
しっとりとした風にハラハラと舞う桜というより、ポップで風に舞って元気に飛んでいきそうなイメージでした。
「<桜>のシリーズは美と生と死についての作品なんだ」―ダミアン・ハースト
それぞれの作品は、生命力の強さや多様さがタイトルとともに表現されています。また、展示室全体が同じ作品ではないし、カラフルな桜なのに、いつも春に見る灰色がかった桜色のようなほんわりした桜色を感じる空間でした。
ひと足早く、満開の桜を楽しんできましたが、こうやって文章にしていると、もう一度、ダミアン・ハースト の描く桜を見に行きたいと思います。
写真撮影は許可されているので、自分の目に映る作品を写真におさめるというのも、楽しい展示会でした。
![「<桜>のシリーズは美と生と死についての作品なんだ」―ダミアン・ハースト](https://halmek.co.jp/media/uploads/6d1cabb89cbaccb44ea4a8cd9f53009c1646362581.0699.jpg)
会 期
2022年3月2日(水)~5月23日(月)
毎週火曜日休館 ※ただし5月3日(火・祝)は開館
開館時間
10:00~18:00
※毎週金・土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
会場
国立新美術館 企画展示室2E
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
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