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- 60歳からのダイエットって、どうなの?
50代を終えて、気づいてみたら体はぶくぶくだぶだぶ……。「60の手習い」のためめにも痩せなくては! ダイエットできるのでしょうか……。
肉の鎧をどうにかしたい!
新しい日舞という世界の扉をこじあけにかかった私ですが、それ以前にクリアしなければいけない問題は山積みでした。
まずは体!
考えてみれば50代後半から急激に太ってきていたのです。介護ストレスもあったのでしょうが、更年期によるものでしょう。体重は増えるばかりでした。
Mサイズの服はLサイズになり、すぐにLL、そして下半身は3Lになっていたのです。体重は47.5kgから65kgへ。ウエストは58cmから90cm超へ。プラス下腹ぽっこりなのです。
いくら着物がフリーサイズといっても、限度があります。娘時代の着物は、すべてサイズ直しに出しました。
体に脂肪をつけていては、動くのがしんどいし、そもそも体が思うように動きません。どうにかしなくては……。
無理しないダイエットは無理?
年を取ってからのダイエットはほんとにしんどいものです。新陳代謝が低くなっているので、運動すればすぐ痩せるものでもありません。
若い時は、摂取カロリーを減らし運動すれば、あっという間にウエイトダウンが可能でしたが、年を取ってからは、やってもやってもウエイトダウンしない。それどころか、ジム通いや、家での筋トレアプリを使っての運動も、続けていくと体調を崩すようになって、「金輪際、無理はしない!」ことにしていたのです。
幸い年のせいか、食が細くなってきていました。もともと暴食というぐらいたくさん食べていたので、じゃあ、この機会に食事量を少ないままで、ちょっぴり運動量を増やすことにすればよいのでは? と、のんきに考えていたのです。
必要なのはダイエットより筋トレでした
日舞を始め、2、3か月の頃、お稽古の時、先生に「何か膝がカクカクしてるわね」と言われます。
膝カクカク……?
日舞は「腰を入れる」、つまり少し膝を曲げた状態で踊るのですが、動作の区切りごとに膝が伸びているようなのです。なぜだろう? リズムを取っているからからかな?
いろいろ考えた末の結論は、脚がすぐ疲れて、動作するごとに、カックンと膝を戻していたのです。長い間、膝を少し曲げた状態でいられないのです。
これは、ダイエットなんかやってるより、筋力つけなくては? とにかく発表会まで時間がないので、踊れる筋肉作りをしなくては!! いざ、筋トレだ!!
しかし、これも一筋縄ではいきませんでした
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