「実家」だけど支援センターとしての関わりを意識

優しい「ばあば」になりそこなった私

公開日:2022.05.18

4月から、再度大学生になった あ・らかん です。3月末教材が届き、いよいよ学生生活が始まるというところで……里帰りしていた娘が出産しました!!

優しい「ばあば」になりそこなった私
次の世代につなげる

子育てってこんなに大変だったかしら

子育てってこんなに大変だったかしら

娘が出産したことで、私にはまったく時間的余裕がなくなりました。第一子はまだ1歳9か月、甘えたい盛りです。新生児には夜昼の区別はなく、3時間ごとの授乳のお付き合い。懐かしくもありましたが、こんなに大変だったかしら? というのが本音でした。

主に上の子の世話をしていましたが、アレルギーのある子どもで、食事の支度が大変でした。朝食のあと、散歩に連れ出し、戻ると昼食、昼寝、おやつ、夕食、お風呂、歯磨き、就寝。この間に洗濯やおとなの食事、子どもの昼寝中に買い物と休む間もありませんでした。

あえて厳しく、必要以上のだっこはしません

「ばあば」「ばあば」と甘える孫を相手に、甘やかさない、あくまでも支援するという立場で関わると心に誓ってたずさわりました。甘やかしたら帰宅後、娘が苦労します。帰ってから娘が、平日ワンオペ状態で2人の子どもの世話をしていくためには、上の子の自立度を高くしなくてはなりません。

とにかく、決まった時間に起こし、食事をさせ、睡眠時間もコントロール。上の子の生活リズムを整えていくことで、子どもたちの世話をしやすくすることを目標にしました。誰だって優しいおばあちゃんでありたいと思いますよね。でもここはあえて厳しく。お散歩も必要以上にだっこはしませんでした。

支援するという立場でたずさわることの難しさ

ママが下の子の授乳をしている時は、どうしても甘えたくなるのでしょう。今までしたことのなかった指しゃぶりが始まりました。こんなときも、自然に口から指を外したくなるように両手で持つおもちゃを与えてみたり、お散歩に連れ出したりと苦労しました。

子どもって敏感ですね、甘えられる相手には徹底的に甘えてきます。甘やかすのは簡単ですが、甘やかさないで躾(しつけ)をし、支援することの難しさを日々感じながらの6週間でした。

優しい「ばあば」になりそこなった私

いつかきっと、わかってもらえると信じていますが、理解されなくても、次の世代が健やかに正しく成長していってくれればいいと思って関わりました。

そして改めて、子育ての大変さを実感し、あの頃の自分は若くて健康だったからできたのだろうなと思いおこしました。今、現在がんばっている世代を、精一杯支援し褒めてやりつつ、自分をも褒めてやっていいかなと思った次第です。

というわけで、優しい「ばあば」になりそこなった私ですが、これからの世の中を構成していく娘や孫に、良い影響や刺激を与えていくことが、今後の私の使命であろうと思っています。

 

■もっと知りたい■

 

 

あ・らかん

子どもの独立、大学入学、闘病生活など、波瀾万丈の人生ですが、残りの人生を悔いなく過ごしたいと思い、いろいろなことにチャレンジして、ポジティブに過ごしています。50代からの positive life。私のこの10年を振り返りながらお話したいです。

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