私流ワークライフバランス
2022.10.242022年06月08日
アラ還女子、ついに就職しました!!
「リファラル採用」で始めた仕事とは?
2017年8月に乳がんの告知を受け、闘病生活で仕事を辞めた あ・らかん です。就職をあきらめかけ、このまま年金生活に突入しようかなと思っていた私に、思いがけず仕事が与えられました。
リファラル採用ってなあに?
久しぶりの面接、とても緊張しました。
3月のある日、私のスマートフォンに「今、お仕事してる?」とLINEが来ました。相手は私が保育士資格を取るきっかけになった友人です。彼女は私が働けなかったこの約5年の間に、高齢者支援の仕事から転職、パートから今回正社員になり、パートの枠が空いたから一緒に働かないかとのお誘いでした。
リファラル(referral)は「紹介」「推薦」という意味で、リファラル採用とは、社員に人材を紹介してもらう採用手法のことです。企業にとっては、自社を理解している社員の紹介のため、マッチ度・定着率が高く、採用コストも抑えられるという利点があります。
採用される側にとっても、企業の人間関係なども含め、信用できる友人・知人の本音を聞けるので、安心して就職できるという利点があります。もちろん、面接にうかがいました。信用できる友人からのお誘いですし、勤務条件もほぼ希望どおりの仕事でした。
久しぶりの履歴書作成と面接
久しぶりに履歴書を書きました。学歴欄に〇〇大学人間福祉学部卒業と書き、その下の段に2022年4月放送大学教養学部入学と書きました。資格欄には、保育士・精神保健福祉士・社会福祉士・介護福祉士と書き込みました。
アラ還にもなって履歴書なんて、なんだか気恥ずかしいものでしたが、一方でこの10年間がんばってきたことの集大成を書いているような気持ちにもなり、うれしくもありました。
また、面接も15年ぶりくらいでしょうか、とても緊張しました。私については、友人が事前に会社に話してくれており、採用を前提の面談で穏やかな雰囲気でした。このあたりがリファラルのよいところねと思いました。
願いはきっとかなうと信じて
振り返れば、大学で学べば学ぶほどに、未来を担う子どもの福祉にたずさわりたいと考えるようになっていました。支援学校での実習の際、指導者に「子どもたちのことを理解し、支援する人が一人でも多く増えて欲しいので、コロナ禍でも実習生を受け入れています」と言われたことも忘れられませんでした。
「年齢的に就職は無理」「孫の世話に役立てばいいかな」とあきらめかけていた私。「願っていたらきっとかなう」「あなたは引き寄せる人」と励ましてくれた教員や友人の言葉どおり、思いがけず仕事が降ってきました。願い続けたらかなった喜びと、仕事が与えられた事に感謝の気持ちでいっぱいです。
仕事は未就学児の療育(発達支援)です。保育士だけでなく、大学で学んで受験資格を得て、国家試験を受けた精神保健福祉士・社会福祉士の資格が活かされそうで、うれしくなりました。リファラルしてくれた友人に迷惑をかけないように、働かなくてはと思いつつ、学んだことを少しでも社会に還せるような私でありたいと思っています。
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