費用も安くでき、思いがけない発見、ハップニングも

女性5人 ニュージーランド8日間オリジナル旅(1)

公開日:2018.09.20

更新日:2018.09.21

これまでに行った個人旅行の体験談をご紹介。巡った観光地や異文化体験、日程の組み方や費用についてなど、参考にしたい旅のヒントも! 今回は女5人のニュージーランド旅。アラタキ・ビジターセンター、ホビトン村などへ。そしてハプニングも……。

オークランド
        オークランド。

当初2人旅のはずが5人旅に!

現在、趣味で通っている墨彩教室の仲間1人に、ニュージーランド旅行をしないかと声をかけました。ところが最終的に参加者は5人に。断れずに、計画を実行することになった今度の旅、4人の安全を守るという責任があって、少し気が重くなったのです。往復航空券、宿、シャトルバス、日程、計画のすべてを任されてしまいました(私が一番高齢者なのに……)。

フェリーが運休!? さっそくハプニング!

どこでもいいからついて行くと言って集まった5人、無事オークランドに到着。オークランドはニュージーランド最大の都市で、豊かな自然に囲まれた港町。旅先をここにした理由は、過去行きそびれていた北東にあるグレート・バリア・アイランドの美しいビーチと、うっそうとした森林の中を散策したく、また温泉も湧いているという魅力にひかれたからです。

私の目的の中心はグレート・バリア・アイランドの美しい海岸で、ゆっくり、のんびりと楽園の景色を眺め、絵の材料を探すこと。ところが、フェリーの乗船予約に行くと、今は秋冬のスケジュールに替わり、希望日は欠航とか。楽しみの帆先が折られてしまったのです。4人の目が私を刺す。

ここは気楽な旅と大きく舵を切り直しました。気分転換して港近くでレストランを探し、昼食を取る。ラム、鶏肉、牛肉の3種盛り、オーガニックサラダ大盛り、ピザ2枚を5人でたいらげると、私たちの食べっぷりに隣席の人たちが歓声を上げました! いやはや、おばさんにしては恥ずかしい!

フェリーには乗れず……切り替えて港近くのレストランへ
フェリーには乗れず……切り替えて港近くのレストランへ。

オークランドの市中探検へ

私にとっては2度目のオークランド。街の様子はほぼ思い出したので、気が楽になりました。徒歩でアルバート公園を抜け、オークランド大学の庭を横切って、オークランド美術館へ。歩道は落ち葉で秋真っ盛り。4人はおしゃべりに夢中。珍しい樹を眺めたり、写真を撮ったりしていると、どんどん置いてきぼりになって、あとで随分走りました。

ホテルへは早めに戻り、ちょっとおしゃれに着替えて、夕食の予約をしていたレストランへ。前回にも2度ほど利用したことのある落ちついた店で、みんなも気に入ってくれました。ニュージーランド産のグリーンマッスル(貝の内側が緑や紫色している)というムール貝、プラフオイスター、骨付きラムの香味焼、グリーンサラダ、フライドポテトをいただく。ここでも完食!

海岸と森林ウオーキング

前日に予約していた現地ツアー社のシャトルバスが、ホテルまで迎えに来てくれました。私たちの他に、カナダ人の新婚さんとイギリス人の女性、アメリカ人の男性がいて、合計9人。

アラタキ・ビジターセンターでは、簡単なニュージーランドの歴史、文化を映像で勉強したあと、シダの生い茂った道のショートハイキングを楽しみ、砂鉄を含んだ黒い砂浜のベルス・ビーチで、素足になって浅瀬で遊んだりしました。

昼食後、カウリの森に入山。森の出入り口では必ず靴の泥を落として、消毒液を掛けるという決まりがあり、徹底した自然保護がうかがわれる一コマです。

夕方5時ホテルに帰着。夕食は自炊。持参のパックご飯とお茶漬けの素でお茶漬け、グリーンサラダ、みそ汁を作りました。足りない分は持参のお菓子をいただきました。

 

アラタキ・ビジターセンター。
アラタキ・ビジターセンター。

 

滝をバックに
滝をバックに。

 

カウリの森にて。泥の靴を落として入場
カウリの森にて。泥の靴を落として入場。

 

今回はここまで。次回は後編の(2)とし、ロード・オブ・ザ・リングのロケ地 ホビトン村などへ行ったことをご紹介します。

いしだて まさこ

京都府舞鶴市生まれ。’75年、趣味で染織を始める。’02年よりカルチャーセンターの染織講師になり個展は10回開催。趣味はクラッシック音楽を聴く、読書、墨彩画、パステル画、トレッキング、グランドゴルフ。計画~乗り物・宿の手配まで自分で手がける個人旅行も得意。

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