50代おひとりさまが本当に望む暮らしを求めて地方移住。小さく働き、豊かに暮らす術
2024.12.232018年08月16日
内向的だった自分が生まれ変わる決断&挑戦ストーリー
40代より、50代が楽しい!
離婚後、子育てや仕事に奮闘し、そして迎えた子の自立。日課のウォーキングが気持ちを前向きにしてくれました。今は一人暮らしを満喫中、50代を楽しんでいる様子やこれからの生き方をお伝えします。今回は子の独立や水泳、ダイビングへの挑戦についてです。
一人ずつ子どもが独立、ダウンサイジング
離婚時、息子は高3、娘は中2。ついてきてくれたものの、苦労させました。息子は「貧乏になった」と言いましたが、そのとおり。
子どもたちはアルバイトと奨学金で進学。ペットボトルの飲み物など買ったこともないくらい倹しい生活でしたが、息子が就職して寮生活に。少し肩の荷が下りました。娘と二人、さらに小さなアパートに引っ越しました。
水が恋しくて
そんな時、小学、中学時代に部活でやっていた水泳が妙に懐かしくなりました。大学の体育会でも泳いでいたのですが、腎臓を壊してリタイア。もう泳ぐことはないと思っていました。
でも、50歳を前にして突き上げるように水の感触が恋しくなりました。
最寄りのスイミングスクールのマスターズコースをおずおず見学に。ビックリしました。
中学生に混じって60代、70代の元スイマー、定年後カナヅチから始めた人などが元気に泳いでいたんです。若いコーチの指導も実にうまくて、ひとりひとりをきちんと見て的確に教えてくれます。
自分のからだをどう動かすか、体重移動してしなやかに泳ぐことが俄然面白くなり、毎土曜日のレッスンを続けて6年になります。
水泳大会で優勝、ダイビングのライセンスも
70代のがんばる仲間に触発されて、2016年は区の大会に出場。200メートル個人メドレー、100メートル背泳ぎで、大会新記録で優勝。50代女性の出場が私ひとりだったからです(笑)。
でも、60代女性もひとり、同じ酒井さんがいて待っている間におしゃべりして仲よくなりました。大会関係者には「姉妹ですか?」と聞かれたり。区外に引っ越してしまったので、その大会には出られないのですが、また別の大会に挑戦します。
ダイビングは、2017年あるお客様から誘われてエイヤっと挑戦。ライセンスをとりました。そんな自分に驚いています。
ひとりになって
娘と二人暮らしも心地よかったのですが、あえて自立を促しました。依存し合うよりも息子と同じように娘の人生は娘自身の足で切り開く方がよい、と。そしてさらに小さなアパートに引っ越しました。
身を切られるように寂しかったです。その分仕事に打ち込みました。失敗して大汗や恥をかいて、それでも自分のお金で食べていけて、自分の人生を味わうことを知りました。
趣味のウォーキングや水泳はもちろん、休みにふらりと映画を観たり街歩きしたり、友達と飲みに行ったり。また、自分の食べたいものを作って食べる幸せ。一人暮しを満喫しています。
そして、また新しい展開が
娘は、一人立ちする時にお世話になった引越し業者のリーダーと恋に落ちて結婚、2018年の秋に出産予定です。
心細そうなので、私が今度は娘の近くのワンルームに引っ越します。困ったら手助けし、自分の生活も大切にして、元気なかっとびバーちゃんになるのが楽しみです。
突如決断! またまた引っ越し。次回はその顛末をお話しします。