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- 元朝日新聞記者・稲垣えみ子さんのシンプルな暮らし
50歳で朝日新聞社を退社、『家電ゼロ生活』をしている稲垣えみ子さん。洗濯機も掃除機も冷蔵庫すらない生活を実践しているということで、私も日々の過ごし方を見直してみました。
食品ロスの悩み
私の住む地方都市は緑豊かで環境には恵まれているのですが、生活の利便性は今ひとつ。
自宅からスーパーまでは車を使っても往復30分ほどかかります。
買い物は週に2度のまとめ買いが習慣となっているため、いつも冷蔵庫にはモノがぎっしり。
食品ロスにつながってしまうこともあり、それがずっと悩みのタネでした。
「田舎に住んでるんだから、仕方ないよね」と、罪悪感にかられながらも半ばあきらめていたのですが……。
『50代からの暮らしのダウンサイズ#1 稲垣えみ子:モノを減らしたら、お金の不安が消えた』を読んでびっくり。
なんと稲垣えみ子さんは冷蔵庫のない生活をしているというのです。
きっかけは原発事故
東日本大震災での原発事故にショックを受けたことをきっかけに、稲垣えみ子さんは“超節電生活”を始めたそうです。
電気をこまめに消したりエアコンの使用をやめたりもしましたが埒が明かず、ついには電化製品をひとつずつなくしてみることに。
電子レンジ、掃除機、洗濯機、と手放し、ついには冷蔵庫のない生活へと至りました。
冷蔵庫がなくなると、安くてもおいしそうでも、食品はその日のうちに食べられる分しか買うことができません。
しっかり取捨選択せざるを得なくなり、無駄にお金を使うことがなくなったということです。
考え方を真似てみる
「すごいな。こうすれば食品ロスだって生まないよね」
そう感心したものの、私とは住環境が違いすぎ、今の生活では稲垣えみ子さんのスタイルをそのまま真似るのは難しいのが現状です。
「でも……仮に冷蔵庫がないと考える、というのはどうかな?」
「冷蔵庫がないなら」スーパーで買い物をする際にはあらかじめ数日分の献立を考えておき、必要な食材だけを購入。
大好きなアイスクリームも「冷蔵庫がないなら」帰って食べる分を1つだけ。
「冷蔵庫がないなら」値引き品に惑わされることなく、とりあえずのまとめ買いはNG。
そんなふうに「仮に冷蔵庫がない」生活を心掛けてみたなら、あんなにぎっしりモノが詰まっていた冷蔵庫が見通し良くスッキリしてきました。
食品の使い途が決まっていると無駄がなく、気になっていた食品ロスもほぼゼロ。
これまでより食費が抑えられているのもありがたいです。
大切なのは意識を変えること
電化製品をなくしてしまうのは、私にとってやはりハードルが高いです。
でも「ものは考えよう」で、これまでの常識を見直してみることが大切なのだと、しみじみ感じた出来事でした。
稲垣えみ子さんは認知症のお母さまを介護することで、他にも新しい気付きを得ることとなります。
ぜひ続けて、二つの記事をお読みいただきたいと思います。
『50代からの暮らしのダウンサイズ#1 稲垣えみ子:モノを減らしたら、お金の不安が消えた』
『50代からの暮らしのダウンサイズ#2 稲垣えみ子:人生の下り坂を軽やかに下るための準備』
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