50代女性のコレステロール基準値超えが問題ない理由
2024.06.142024年08月25日
一生、動ける体づくり
指や膝関節の悩みは「エラスチン」不足?
手指関節、膝関節と痛みが増えて、昔できたヨガもできなくなりました。加齢とともにエラスチンが減少すると、じん帯は関節を支えられなくなるそうです。
へバーデン結節がキレイに!?
私は現在、フリーランスで健康食品マーケティングコンサルタントをしています。
仕事柄、健康食品関連の展示会に出向いては、情報収集をしています。
健康オタクなので、趣味と実益といった感じで、プロテインの試飲などして楽しんでおります。
その会場で元職場の友人と久々に会い、へバーデン結節で大変だった指がキレイになっているのでびっくりしました。
当時、指が痛くて、パソコンの仕事がつらいと言っていたので、本当に気の毒で。
話を聞くと、高純度のエラスチンを摂っているそうです。
へバーデン結節といえば、更年期に起きやすく、サプリではエクオールがいいと聞きますが、エラスチンもいいのだと目からウロコでした。
「血管しなやか」が、健康の秘訣
エラスチンは、お肌の弾力に関係する美容成分として有名です。
ゴムのように伸び縮みする性質があり、皮膚の真皮や血管、じん帯など体内で弾力性や伸縮性が必要とされる組織に存在しているたんぱく質です。
組織内のエラスチン含有量は、じん帯で75~50%、動脈で約50%もあり、コラーゲンと同様に大切な成分です。
ですが、そのコラーゲンも加齢とともに減るし、硬くなってしまいます。
コラーゲンだけ補っても、お肌のハリ、血管のしなやかさには片手落ちになります。
エラスチンと血管の関係は大変重要で、血管が柔軟性を保つことができるのは、血管の主要成分で、ゴムやバネのように伸び縮みするエラスチンによるものです。
エラスチンの機能が低下すると、動脈は硬くなり、高血圧・心筋梗塞・脳梗塞の原因となります。
血管がしなやかだと血行がよくなり、血液を全身に送り出すことができます。
血液中の酸素や栄養分が全身の毛細血管まで届くと、肌、髪、爪、関節、腰などいたるところの細胞が活性化されるため、エイジングケアには欠かせません。
エラスチンで関節をサポート
加齢とともにエラスチンが減少すると、じん帯は関節を支えることができなくなり、関節の曲げ伸ばしが困難になり、階段の昇り降りもつらくなります。
また、血液の流れも悪くなり、肩コリや腰痛の原因になります。
痛み止めや湿布だけでは、根本的な解決にはなりません。
エラスチンは、関節のじん帯細胞や軟骨細胞を増殖させ、じん帯や軟骨を再生させるそうです。
減ってしまったエラスチンを補うことで、関節を体の内側から、サポートしてくれますね。
関節が柔軟なら、転倒もしにくくなり、転倒・骨折・寝たきりなんてことも予防できます。
ただ、エラスチンは豚の血管など動物の血管やじん帯などに多く含まれているため、日常の食事からはほとんど補うことはできません。だから加齢と共に減少してしまうのです。
ここは、サプリメントに頼ってもいいかもしれません。
魚由来のエラスチンのサプリメントも販売されていますが、人間の組織に近い豚由来のほうが、高い効果が期待できます。
※医療監修/九州工業大学名誉教授 岡元孝二博士
※サプリメントの効果には個人差があります。
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