62歳初めてのハローワーク。自分を生かす仕事がない
2023.06.022024年04月03日
会社員卒業。自分らしく、どう生きる?(23)
失業から1年。セカンドキャリアへの道(終)
40年間会社勤めをし、62歳でリタイアすることに。契約終了という失業からちょうど1年が経ちました。再就職に悪戦苦闘しましたが、考え方を変えるだけで、新しいセカンドキャリアの道が開けました。今は失業して本当に良かったと思います。
片目の視力をなくした過去
私は、37歳の時に若年性の黄斑変性症という病気で、左目の中心視力をなくしました。
ちょうどピントが合う部分(黄斑)が見えなくなる病気で、文字も人の顔も歪んでよく見えません。
この眼病は、60歳以上に多くみられ、75歳以上の約30%の人が罹っていると言われています。
加齢に伴う病気なのに、37歳で発症した理由は、おそらく激務による眼精疲労とストレスと食生活のせいだと思います。
当時の私は、健康に対する意識が低く、食生活は本当に適当でした。
一度発症したら黄斑は元に戻らないと医師から言われ、愕然としたのを覚えています。
当時の医療機関では予防法の指導がなく、私は残った右目も発症させないように、慌てて予防法を探しまくりました。
網膜の細胞を守るビタミンACEや、亜鉛。黄斑部には、ルテインやゼアキサンチンを摂ることがいいとわかりました。
私の体に不足していた栄養素と成分です。今でも毎日しっかり摂っていて、おかげさまで右目は発症していません。
一度失った健康は、取り戻せないことを痛感した出来事でした。
それから、栄養学や予防医学の勉強を始め、食品保健指導士の資格を取り、会社の仕事でもウェルエイジングの新規事業を始めました。
私が仕事をする訳
食(栄養)の大切さを痛感した私は、私のような思いをする人を少しでも減らすため、「食で人を健康にする」仕事を、自分のライフワークにしました。
自分の目標を叶えるため、28年勤めた会社から、健康食品に注力している会社に転職しました。
ただ、会社という組織の中では、利益や上司の考えがあり、どうしても思うように商品化できません。
たとえ機会があっても、おいしく続けられて、安くて、安心で、美容や健康によくて、これさえ食べてればOKみたいな食品は、実現が難しく、ブランドを立ち上げ成功させるのは至難の業です。
あがいているうちに、その会社も62歳で契約終了となって会社員、卒業です。
ライフワークの「食で人を健康にする」マーケティングコンサルタントですが、別のエージェントの紹介で、4月から3か月間の新たなお仕事の依頼がきました。
WEBセミナーでは、お客様はとれなかったのですが、複数のエージェントに登録しておくと、意外と需要があるようですね。
セカンドキャリアへの道
人生、何が転んで、幸いするかわかりません。
会社側から契約を切ってくれたおかげで、満額の失業給付金がすぐ出て、生活を支えてもらいました。
ハローワークで見つけた職業訓練で、新しいスキルを積む機会を得、若い世代と学んだ半年間はいい刺激となり、社会の需要を認識するきっかけとなりました。
この葛藤した1年があったからこそ、自分なりに納得したセカンドキャリアの選択になったと思います。
年金暮らしのフリーランスは、自分のスキルも生かせるし、社会に貢献できるし、何より自分のペースで生活できます。
今はテレワークが多いので自宅で作業も可能です。
しかも、自宅が職場だから、家賃・光熱費・通信費などは、時間や部屋面積などで按分して経費に。今まで自腹で買っていた仕事に役立つ書籍や、サブスクのソフトやコンテンツも経費にできます。
63歳、セカンドキャリアを満喫していこうと思います。
■もっと知りたい■
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