6か月の職業訓練を修了。仕事への新たな気づき
2023.12.192024年06月21日
投稿コンテスト生活
63歳、生成AIでイラストを描いてみた
小説を「創作大賞2024」に応募しようと思い、タイトル用の画像を小説のイメージに合わせて、「生成AI」で作成することにしました。テキストでイメージ通りの画像をつくるのは大変な作業です。
生成AIでイラストにチャレンジ
小説や記事を書いても、そのイメージに合うフリー画像を探すのは大変です。
自分で行ったところなら、写真を撮って対応できますが。
今は生成AIを使って、イメージに合う画像は自分で作れるようになりました。
職業訓練でWEBデザイナーの勉強をしていたのですが、生成AIの利用方法は教えてもらえませんでした。最初からこんな便利なものを使うと、自分の技術が身につかないので仕方ありません。
そこで、私は独学で、Adobeの「Firefly」というソフトを使い始めました(無料で始められます)。
このソフトを使うと、文字を入力するだけでイラストを描いてくれます。
例えば、「東京のビル群の上空に、花柄のクジラが飛んでいる ファンタジーテイスト」と入力します。
このように4種類のパターンがほんの数秒でできました。
今度は「パソコンの画面を見ている猫のマンチカン。画面には魚が泳いでいる」と入れます。
こんな感じですが、モニターの後ろに魚の尾が出ています。
これはこれで面白いですけど、いろいろ試して、修正を加える必要があります。
とはいえ、テキストだけで、自由に画像が作れるってありがたいですね。
クオリティを問わないイメージイラストの需要は結構あるので、イラストレーターが失業の危機かもです。
意外と難しい生成AIの指示
noteで日本最大級のコンテスト「創作大賞2024」を開催しています(2024年7月23日まで)。
過去に書いた作品をリメイクして応募することにしました。
ここで重要なのが、小説の表紙ともいえるイメージ画像です。
たくさんの方が応募作品を見に来るのですが、イメージ画像の世界観に惹かれて本編を読んでみようと思うわけです。
タイトルが『蒼い運命1991』なので、生成AIでストレートにテキストを入れてみました。
「青い運命に翻弄される恋人たちの切ないラブストーリーになる表紙」
できあがったのがこれでした……。
恋人なのに女性同士だし、左の女性の手が鳥の足のようだし、チャイニーズドレスみたいな服だし。
全然イメージが違うのです。ほかの案も似たり寄ったり。
クジラは一発でできましたが、指示する人間のイメージが漠然としているとこんな有様です。
どんな背景でどんなシチュエーションにするかなど、具体的にテキストにしました。
主人公の男性のイメージや世界観を作りこんで、やっとこの3パターンができました。
王道のラブストーリーなので、ヒロインも入れようと、バックハグするように指示します。
部分変更できるので、髪の毛の色と、洋服をTシャツに変更しました。
最後にPhotoshop(画像ソフト)で、細部のおかしなところや色調を調整します。
下の画像が最終版です。
心を惹きつけられるプロの作家のようなイラストには、程遠い結果となりました。
なかなか自分の思うイメージに「言葉」で近づけるのは難しいです。
これは、AIをどう使いこなすか、人の力量を問われているように感じました。
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