簡単きものリメイク

超カンタン!直線縫いで作る夏の着物リメイク

公開日:2023.08.14

「不器用&センスゼロ&ものぐさ」な私が挑戦した、着物リメイク。いつのまにか着なくなった、着れなくなった着物が増えてしまいましたが、流行りの着物のリメイクなんて、不器用な私にはとんでもない! そんな私のなんちゃって着物リメイクです。

超カンタン!ものぐさ派の直線縫いで作る夏の着物リメイク
柄が鮮やかな浴衣地でホームドレスを

コーマ地の浴衣は着心地サイコー!

コーマ地浴衣は着心地サイコー!
左:浴衣でホームドレス  右:四つ身着物のブラウスと羽織をリメイクした羽織物

左の写真は、丈の短くなったお気に入りの浴衣をホームドレスにリメイク。

昔は木綿の長着は何度も縫い返して、それでもボロボロになったら手ぬぐいやおむつに、最後は雑巾にして使ったとか。着なくなった浴衣地は再利用するに限ります。浴衣地は柄も華やかなものが多いので、気持ちも浮き立ちます。

特にコーマ地は着心地もばっちり! しかも着こむほどに、肌なじみがいいのです。

右の写真は、子ども時代の四つ身着物をほどいて4枚の布をつなぎ合わせただけのブラウスと、銘仙の羽織をほどいた「はおりもの」。

いずれも直線裁断と直線縫いのみです。曲線縫いになる羽織の衿の部分は糸をほどかず、そのまま利用しています。この銘仙「はおりもの」を着て外出すると、なぜか高い確率で声をかけられます。

カンタン着物リメイク

カンタン着物リメイク
きちんとした仕立ての着物をほどくと、反物の幅そのままの布地になります

きちんとした仕立ての着物をほどくと、反物の幅そのままの何枚かの布地になります。昔の仕立ては手縫いなので糸をほどくのも簡単(ミシン縫いでも慣れるとそんなに難しくはありませんが)。

ほどいた布を洗濯してアイロンがけ。これで幅約36cm(反物の幅)と、その半分の幅の何枚かの布ができます。

ホームドレスは肩衿開き(左右の身頃の首あたり入っている切れ目)をそのまま首周りに利用します。まず、衽部分を切れ目の部分にあわせて、左右の身頃の間に縫いつけます。前と後ろを同じようにつけたら、左右の脇の部分を縫い合わせます。丈を決めて裾を切ります。これでほぼ出来上がりです。

首周りは三つ折りでミシン縫い(バイアスなんてつけません)。袖口と裾も三つ折りして縫って、仕上げはウエスト部分にゴムを縫い付けて。

着物をほどくのと洗濯・アイロンに手間がかかりますが、縫製は1時間もあればできちゃいます。

なんちゃって着物リメイクいろいろ

なんちゃって着物リメイクいろいろ
左:パターンを使って浴衣をホームパンツに  中央:絣着物を二分割  右:直線縫いチュニック

左の写真は、パターン(型紙)を使ってコーマ地浴衣をホームパンツに。リサイクルサイトで購入した新品浴衣でしたが、何度か着るうちにちょっと派手だなあと感じたのでリメイクしました。着心地と柄の派手さがお気に入りです。

中央の写真は、自分で仕立てた絣の着物をリメイク。昔の反物で幅が狭かったため、裄丈が取れなくて短いお袖に。次第に着なくなってしまったものです。真ん中あたりで切って、下はゴムを入れた巻きスカートに。上は袖を取って前合わせをそのまま縫い付けて上着に。絣ツーピースです。太め派手めのベルトを巻くと、イメージも変わります。

右の写真は、リサイクルの絹の着物を直線縫いでリメイク。ちょっと丈が長すぎてワンピースみたいになってますが、チュニックです。着物では派手すぎでしたが、洋装ならなんとか着られるかな……?

高い着物にハサミを入れるのは技術も度胸も必要ですが、普段着物のリメイクなら気軽にできますね。

■もっと知りたい■

くわい

60歳になり、子育て・介護も終え、人生最後のステージへ。今まで想像できなかった60代!意外に楽しめる年代なんだと実感。今までやれなかったこと、いろいろと計画中。昔から考えいてた「60の手習い」は、ちょっとハードルが高い日舞を無謀と言われつつ選択。人生初は人生の終わりまでつきあっていけるでしょうか。

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