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- 夏のお出かけは日傘と扇子…だけじゃない暑さ対策
酷暑という言葉をよく耳にするようになりました。年を重ねるごとに体に熱がこもりやすくなり、さすがに着物で町歩きは……という時もあります。そんな時でも着物でお出かけしたい人におすすめの技は?
夏着物のマイルール
夏着物といえば、着物雑誌を飾る絽や紗のイメージがありますが、私は夏場に絹の着物を着る機会は滅多にありません。お茶会にも行きませんし、歌舞伎などの観劇の予定もないからです。
夏着物のマイルールは、とにかくすぐにじゃぶじゃぶ洗濯できること! です。
下着は綿の肌襦袢に、下は麻のステテコ、長襦袢は麻、着物(長着)は綿か麻にします。
特に襦袢は麻がおすすめです。裾さばきはかなり悪くなりますが、暑さ対策はこれが一番。
裾さばきが気になる人は、東レのセオαという夏用化繊の襦袢もあります。
必需品の日傘にプラスして扇子も
「普段着物」には帽子もありですが、ロングヘアだと、夏場は髪をアップにするので、帽子はかぶれません。
着物女子には日傘は必須なのです!
こだわりたい人は、着なくなった着物でマイ日傘をオーダーすることもできます。
それから日傘にプラスして、さりげなく扇子もバッグにしのばせておきましょう。暑い時にあおげるのはもちろん、日傘がない時は日差しを遮ることができます。帯に挿しておけば、すぐに取り出せるのも使い勝手がよいです。
ポイントは、涼しい顔で優雅にあおぐこと!
プラスα(アルファ)の裏技は保冷剤の活用
小さい保冷剤をラップと布で包んで、帯の両脇部分に挟むだけ。ほんのりひんやりします。ただ、長い時間は持たないのが難点です。
長時間の場合は、「からだに貼る用」の冷却シートを利用する方法もあります。
このシートを、脇の下や二の腕の裏やひじの裏に貼ります。貼った場所の皮膚を2度ほど下げる効果があるそうです。しかし、室内でゆっくりしている場合はいいのですが、外歩きの場合だと効果はあまり感じられません。
暑くてヤバイ!時の外歩きはペットボトルで対応!
汗があまり出なくて、体の中心がカァっと熱くなる、頭痛がする、動悸がする……時は熱中症の予兆なので、保冷剤などの裏技は効果薄です。なるべく早く、涼しい場所で休む必要があります。
お祭りなど長時間外歩きする時は、あらかじめペットボトルを凍らせて、手ぬぐいで巻いて小脇に挟んでおくと効果絶大!
押える力も必要なく着物の袖の下に自然に収まってくれます。時々、首筋にあてたり、反対側の脇下に挟んだり、氷が溶けてきたら、その都度、ぐびぐびっと水分補給できます。
外歩きメインの夏のお出かけに、ぜひ試してみてくださいね。
ただし買ってきたペットボトルをそのまま凍らせた場合、蓋を開ける時に中身が噴き出してくるのでご用心を。
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