日常着として着物を着てみよう
2023.01.122023年02月03日
きもの生活のすすめ(3)
着物でいろいろ楽しみましょう
「普段着物」に慣れてきたら、着物でいろいろ楽しみましょう。特に着物仲間がいると楽しいし、いろんな知識も増えていきます。
着物仲間をつくろう
インスタグラムやTwitterで「#着物好きとつながろう #普段着物 #きもの生活」と投稿すれば、たくさんのお仲間を見つけることができます。LINEグループを作ってオフ会、なんていうのもあります。
その中で意外に多いのが50代、60代の人々。人生が一段落して、着物を楽しんでいらっしゃるようです。退職してから着付け教室へ通い出したり、お稽古事を始めたりする人も案外多いのです。
人生の達人たちは、みな毎日の暮らしの中で、うまく着物を取りこまれていて、着物生活を新しい趣味として挑戦されている方も多い印象です。
コーデを紹介し、着物知識のやりとり……。オフ会や着物イベントなどに積極的に参加する方は、性別も年齢もさまざま。日々よい刺激になります。
着物でお出かけ
着物を普段に着るようになると、やっぱり着物でお出かけしたくなります。気の置けない女友達がベストかもしれませんが、私の場合は夫を巻き込んで、夫婦で着物デートを楽しんでいます。
なんといっても着物でお出かけすると、お得感があったり、思わぬハッピーに出くわしたりします。
まず浴衣まつりや着物まつりだと、いろいろなサービスがつきます。観光地を歩くと「わたしも着物で町歩きしたいー!」とか「あ! 着物で来ればよかったぁ」と遠くで叫ばれたりします。注目度は高いです。特に男着物は「カッコイイ」らしい……??
なにより、日常の風景の中で二人で非日常に浸れる楽しみを、若いカップルの特権にしてはもったいないです。
着物でチャレンジ
着物を着るようになると、やってみたくなるのが、着物でできる趣味!
着付けを始め、茶道に、日本舞踊、能、お琴に三味線、弓道、なぎなた……。日本の伝統文化はいろいろあります。
どれもお金がかかる印象が強いですが、公民館やカルチャーセンター主催のものは比較的低料金で楽しめます。仲間を集めて自分たちで楽しむ、というのもありかもしれません。
着物は日本の伝統文化です。それに携わるさまざまな技と匠。織りや染め、独特な意匠、何百年という歴史の中で培われてきた技術。かんざしや櫛など、伝統工芸となっているものもあります。そういった和の歴史まで背負って纏う着物というのは、また格別のものです。
とはいえ、いざ着物でお出かけとなると、いろいろ悩む場面も出てくるのではないでしょうか。
次回からは、お出かけ時のひと工夫や、着物でおでかけスポットなどを紹介していけたらと思います。
■もっと知りたい■