50代女性のファッションには3色コーデがおすすめ!
2024.06.052021年09月03日
【2021秋】色で映える!カラーコーデ術
パーソナルカラータイプ別!オータムファッション
例年に比べてキレイな色がトレンドの2021年秋のファッション。「おしゃれを楽しみたいけれど似合う色がわからない」という人のために、50代・60代女性が自分に似合うトレンドカラーを取り入れるアイデアを、パーソナルカラーのタイプ別に紹介します。
パーソナルカラーとは
「パーソナルカラー」とは、一人一人の肌や髪、瞳などの色味を判断基準として、その色味と調和する、その人に似合う色のことです。
着ている服やメイクによって、肌がくすんで見えたり疲れた表情に見えたりすることはありませんか? それは、パーソナルカラーと合わない色を選んでしまっているのが一つの原因です。
自分のパーソナルカラーを知っておくと、似合う服やコスメが探しやすくなり、いきいきと毎日を過ごせます。
肌・髪・瞳などの色味に合わせたカラーコーディネートを
自分に合ったパーソナルカラーをコーデに取り入れると、肌や顔色を美しく元気に見せられます。特に、顔に近いところに取り入れることがポイント。トップスやアクセントになるスカーフ・イヤリングなどに取り入れると、印象が大きく変わります。
パーソナルカラーを知り、自分の魅力を生かすことで、イメージアップにつなげられます。
例えば、ひと口に「ブルー」と言っても、鮮やかなマリンブルーから黄みを帯びたターコイズブルー、グレーに近いフォギーブルーなど、さまざま。パーソナルカラーを知ることで、自分に「より似合うブルー」が見つけられます。
自分では「ブルーは似合わない」と思っている人も、「実は似合うブルーがあった」というように、パーソナルカラーを知ることでファッションの楽しみが広がります。
今の私のパーソナルカラーは?セルフチェック法
パーソナルカラーの診断は、約100色のドレープを胸元に当てて、顔の印象がどのように変わるかを観察して判断します。最近は自分で簡単にパーソナルカラーのセルフチェックができるサイトもあるので試してみましょう。
パーソナルカラーの診断ではまず、肌の色みから「イエローベース」か「ブルーベース」のどちらなのかを判断します。さらに、明度(明るい色、暗い色)や彩度(鮮やかな色み、落ち着いた色み)、質感などを考慮します。
その結果、イエローベースの「スプリング」「オータム」、ブルーベースの「サマー」「ウィンター」の4つのパターンに分類されます。
以前パーソナルカラー診断をしたことがある人も、年齢とともに髪や肌の色や質感が変化することでパーソナルカラーが変わることもあるため、定期的にチェックしてみることをおすすめします。
2021‐2022秋冬のトレンドカラーは?
パーソナルカラーがわかったら、洋服やメイクなどに取り入れてみましょう。その際、シーズンごとのトレンドカラーを取り入れると、グッとおしゃれに見えます。
日本流行色協会(JAFCA:※1)からは毎年、「JAFCAレディスウェアカラー」が発表されています。
2021-22年秋冬では、ベージュ系とグレー系をメインにグレーがかったブルーを加えたカラーを筆頭に、自然の代表色であるグリーン系、人の温もりを思い起こさせるレッド系などが選ばれました。
さらに、パントン・カラー・インスティテュート(※2)より、ニューヨークやロンドンの2021-22秋冬コレクションにおいてリポートが発表されています。
落ち着いたアルティメットグレー(風化した自然を思わせる落ち着いたグレー)やオリーブを全体のベースとして、レプラコーングリーン・フューシャピンク(青み系の鮮やかなピンク)・イビザブルー(スペインのイビザ島の景色のような感動的なブルー)などといった、鮮やかなカラーが選定されました。
中でもレプラコーングリーンは、「アイルランドの神話に出てくる妖精から着想を得た」とされる今シーズン注目のキーカラー。ここ数シーズン流行しているさまざまなグリーン系統の色の中でも、丸みのある鮮やかなグリーンです。
秋のファッションの傾向としては、動きやすいニットのセットアップやケープ、軽いパッファー(中綿)コートなど、カジュアルなリラックスアイテムが充実。
着こなし方については、レイヤード(重ね着)スタイルが多く見られました。ここ最近のトレンドである袖コンシャスに加え、襟元にボリュームのあるタートルやハイネック、スタンドカラーなども人気です。
続いて、50代・60代女性がトレンドカラーを取り入れるアイデアを、パーソナルカラーのタイプ別に見ていきましょう。
注釈
※1:一般社団法人日本流行色協会(JAFCA)…日本国内生活者の志向やマーケット調査と、グローバルなカラートレンドを選定している「インターカラー」(国際流行色委員会)情報をもとに、国内産業に向けた「JAFCAファッションカラー」を選定している機関。
※2:パントン・カラー・インスティテュート…世界的な見本帳を発行するパントン社の事業組織。毎年、ファッションはもちろん、あらゆる領域におけるトレンドの綿密なリサーチのもとに、2年後のカラー・オブ・ザ・イヤーを選定。
スプリングカラーの人が秋に着る服はこんな色
明度も彩度も高い、鮮やかな色が似合う、スプリングカラーの人。この秋は鮮やかな色をワンピースやコートに取り入れて、ファッションに遊び心を添えてみましょう。
【キーワード】若々しい・キュート・明るい・さわやか
【イメージ】活発で可愛らしい雰囲気。親しみやすくいきいきとしている。
【肌・髪・瞳のタイプ】肌は黄みを帯びた色白タイプで、ツヤや透明感あり。頬はバラ色。髪は明るいブラウンで、細くツヤあり。瞳は柔らかなブラウンで虹彩が明るく、白目と黒目がくっきりしていて、瞳がキラキラしている。
【得意なカラー】コーラルピンク・オレンジ・グリーンなど、はっきりしたポップな色が得意。ベースは、アイボリー、キャメル、ウォームグレーなど、黄色寄りで肌に馴染みやすいカラーがおすすめです。黒は重く見えやすいので、やや明るめのネイビーが合います。
【苦手なカラー】青みの強い色や淡い色、重く暗い色
おすすめのファッションコーデ
【この秋のおすすめコーデ】この秋は、鮮やかなイエローやオレンジ、グリーンなどがトレンド。思い切ってワンピやコートなどの大物に取り入れることができるのもスプリングカラーの人の特権です。
「そこまでは派手すぎてちょっと……」という場合は、トレンドアイテムのハイネックに取り入れるのがおすすめ。ベースカラーのシャツの中に重ね着して、キレイな色を襟元と袖口からのぞかせましょう。見える分量が少なくても、華やかなカラーがいきいきした印象を演出します。
【アクセサリーのポイント】ピンクゴールドや、ツヤのあるゴールドのブローチ、またはイヤリングを取り入れると、顔立ちが明るく映えます。
サマーカラーの人が秋に着る服はこんな色
柔らかな中間色が似合うサマーカラーの人。この秋は、ぜひ注目のラベンダーを取り入れましょう。サマーカラーの人にぴったりのトレンドカラーです。
【キーワード】さわやか・ソフト・エレガント
【イメージ】優しく上品な雰囲気。ノーブルで知的なたたずまい。
【肌・髪・瞳のタイプ】肌はピンク系できめ細やか。日焼けしても赤くなり、すぐに元に戻ることが多い。髪質は細くて柔らかめ、漆黒ではなく、アッシュグレー。瞳の虹彩は明るくやや赤寄りのブラウンまたは墨黒で、白目と黒目の対比がソフト。
【得意なカラー】高明度~中明度の柔らかな中間色が似合います。青と白をほのかに混ぜ合わせた色が調和やすく、肌色の白さと透明感を際立たせます。ラベンダーや水色・ベビーピンク・ミントグリーン・レモンイエローなどのクールパステルが得意。淡いグレイッシュなスモーキーピンクもおすすめ。
オフホワイト・ライトグレー・ネイビーをメインに、アクセントとしてパステルを使うと落ち着いた大人っぽさを演出できます。
【苦手なカラー】顔まわりに黄みの強い色や濃く暗い色があると、くすみがちで疲れた印象に見えてしまうことがあります。鮮やかな色も浮きがちです。
おすすめのファッションコーデ
【この秋のおすすめコーデ】クールな印象のラベンダーは、まずはふわっとしたニットなど、温かみを感じる素材から取り入れましょう。
パステルカラーが得意なタイプですが、若作りしている印象になるのは避けたいものです。50代・60代女性が選ぶパステルアイテムは、フリルなど甘めのデザインよりシンプルなデザインを選んで。さらに、トレンドのXラインシルエットを意識したウエストマークのコーデで引き締めるのも良い方法です。
【アクセサリーのポイント】ツヤの控えめなシルバー、またはピンクゴールドがおすすめ。ブローチなど大きめのアクセサリーで、メリハリを利かせましょう。
オータムカラーの人が秋に着る服はこんな色
明度も彩度も低い、深みのあるこっくりカラーが似合うオータムカラーの人。この秋はワントーンコーデに挑戦してみましょう。
【キーワード】シック・ナチュラル・ヴィンテージ
【イメージ】落ち着いたイメージで、温かみや穏やかさがあり、大人っぽい雰囲気。
【肌・髪・瞳のタイプ】肌は黄みが強くマットな質感、またはゴールドがかった深い肌色。頬や耳たぶに赤みはなく、日焼けしやすい。髪はダークブラウンで瞳は虹彩が黄みよりで暗め、白目と黒目の対比はソフト。
【得意なカラー】熟した果実や紅葉を思わせる、ブラウン全般・深みのあるオレンジ・ゴールド・キャメルベージュなどが得意です。上品なマスタード・レンガ・テラコッタなどもお似合い。ベースカラーはベージュ・ブラウン・カーキなどのアースカラーがぴったりです。
【苦手なカラー】青みの強すぎる色は不健康な印象になり、シャーベットのような明るくクリアな色はぼんやり見えがち。彩度が高く鮮やかすぎる色は、悪目立ちしてしまうことがあります。
おすすめのファッションコーデ
【この秋のおすすめコーデ】ブラウン・キャメルなどベーシックカラーのみの全身ワントーンコーデがおすすめです。くすみカラーや渋めのカラーをまとっても垢抜けた印象になるのは、オータムカラーの人だからこそ。
さらにチャレンジするなら、襟元にアクセントとしてトレンドカラーのレプラコーングリーンをプラスしてみましょう。
オータムカラーの得意なブラウンやカーキ、ベージュなどのアースカラーは、この秋冬で多くのデザイナーが打ち出しています。特にブラウンは、ウールやスエードなど、秋冬らしい温かみのある質感の素材と相性抜群です。
【アクセサリーのポイント】ツヤ消しのゴールドや、べっこう・木製が似合います。コーデを引き締める大きめのペンダントがおすすめです。
ウィンターカラーの人が秋に着る服はこんな色
ウィンターカラーの人は、混じり気のない原色やモノトーンが必須。この秋はベースカラーとアクセントカラーのコントラストがポイントです。
【キーワード】モダン・個性的・クール・シャープ・華やか
【イメージ】洗練された雰囲気があり、第一印象に残りやすい。キリッとしたカッコイイ印象。
【肌・髪・瞳のタイプ】肌は色白か色黒で、頬や耳たぶに赤みがないタイプ。髪はツヤのある黒髪で、コシがあって太く硬め。瞳は黒めで瞳孔が見えにくく、白目と黒目の境目がはっきりしていて、目力が強いのも特徴。
【得意なカラー】青みの強いフューシャピンク・エメラルドグリーン・ロイヤルブルーなど、パキッとした鮮やかな色を身につけると、キリッとした美しさが引き立ちます。
ベースカラーはミッドナイトネイビー、白、黒、チャコールグレーなど。白ならアイボリーではなく、ほのかに青白い印象の純白を選んで。ベージュならグレージュ(グレーとベージュを混ぜたニュアンスカラー)や、トープ(グレー寄りの茶)が似合います。ブラウンも黄みを感じない濃いセピア系タイプならOK。
【苦手なカラー】柔らかい色や淡い色はぼやけがちで寂しい印象。黄みの強い茶系やベージュ系は、顔をくすませ年齢を高く見せてしまいます。
おすすめのファッションコーデ
【この秋のおすすめコーデ】着回しのきくプリーツ素材の黒のワイドパンツをメインに、トップスやストールにロイヤルブルーなど鮮やかなカラーを合わせて、思う存分色を楽しみましょう。
この秋注目のインパクトカラーは、ウィンターカラーの人の得意分野。黒をベースにチャレンジカラーのフューシャピンクやマラカイトグリーン(濃く鮮やかなグリーン)などを組み合わせ、ベースカラーとアクセントカラーにコントラストを利かせたコーデが今年らしいでしょう。
【アクセサリーのポイント】プラチナや、ツヤのあるシルバータイプがお似合い。チャームのないチェーンを選ぶなら、つるんとしたスネークチェーンタイプがおすすめです。
パーソナルカラーで新たな自分を発見!
4つのパーソナルカラー別に、この秋身につけるべきおすすめファッションコーデを紹介しました。「今まで着たことがない派手な色を着るのはちょっと……」と気後れしている人も、思い切ってこの秋に新しいカラーにチャレンジしてみませんか?
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