オトナ世代が詠む「恋の五・七・五」今どきの恋愛事情が見えてきた!
オトナ世代が詠む「恋の五・七・五」今どきの恋愛事情が見えてきた!
公開日:2026年02月13日
応募総数2455句!オトナも恋愛にポジティブです
この川柳コンテストは、「中高年の恋愛をポジティブに描くプロジェクト」として、2025年12月23日から2026年1月31日の期間に募集。年齢や婚歴を問わず、人生の後半にふと訪れる恋心やときめきを五・七・五に!との呼びかけに、2455もの川柳が集まりました。
その中から、最優秀賞1作品、優秀賞3作品、そのほか各種特別賞が選ばれています。この記事では、賞に輝いた5つの作品を、編集部の考察も交えながらご紹介します。みなさんも、川柳が生まれた背景を想像しながらお読みください。
優秀賞の3作品。大人のライフスタイルが色濃く
「早いです デート時間も 解散も」
このコンテストの応募者は、40代から60代までの大人。午前様もいとわなかった若い頃と違って、体力が落ちてくる世代です。楽しみなデートも、耐久時間が短くなったのでしょうか。それとも楽しみだからこそ、「疲れた顔を見せる前に帰ろう……」の思いやりか。
「亡き妻の 想いを馳せて ラス恋に」
先に逝ってしまった奥様が、残す夫に「悲しんでばかりいないで、前を向いて新しい恋をしてください」と託したのでしょうか。ドラマのような想像をしてしまいます。新しい一歩を踏み出そうとする作者の気持ちが伝わってきます。
「娘にも 母のラス恋 見せたくて」
これからたくさんの恋をしていくだろう娘に、「いくつになっても、恋はいいものだよ」と、母の背中というか、いきいきした姿を見せていきたいという思い。きっとこのシングルマザーの作者は、素敵な恋をしている最中なのでしょう。
最優秀賞は、トレンドを加えたちょっと笑える秀作!
「働いて 働いて恋 忘れてた」
高市総理大臣の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」(数えたら20文字でした)にインスピレーションを受けて誕生した(?)と思われる一句。
そう、40代からって、実はとても多忙ですよね。外での仕事も、家での仕事も、がんばってる!そして、年々、時間の経過があっという間に感じるお年頃。振り返ったら忘れてたという状態は、“この世代あるある”かもしれません。
でも、「恋 忘れてた」には、忘れてたなあ、と笑って終わるというより、「よし、これから、恋もしよう」の気付き、とも読めませんか?
特別賞から1作品。急がなくていい、繊細なトキメキ
「指先で キミと編み込む 恋の糸」
特別賞からも1作品、ご紹介しましょう。50代からの女性の生き方を応援する株式会社ハルメクが選んだ「ハルメク賞」がこちら。選者のハルメク生きかた上手研究所所長・梅津順江さんは、選考理由として、こうコメントしています。
「驚くほど繊細で情緒に満ちた一句。スマホの指先から始まる現代的な出会いと、人生を重ねてきた二人が、急がずほどきながら関係を編み直していく情景が鮮やかに浮かんびました。
日々の取材を通じて、人生後半の恋は速さよりも“過程”を大切にする傾向があると感じています。本作は、大人ならではの慎重さや温もり、ときめきや物語を、わずか十七音に美しく凝縮した、奥行きのある印象深い作品です」
どの川柳も年代ならではの物語がありますが、恋愛感情自体には年齢はさほど関係ないのかもしれません。あなたはどの句が刺さりましたか?




