作家の寮美千子さんが奈良少年刑務所の中で開いた「絵本と詩の教室」。
言葉に出合い、自分を表現することで変わっていった受刑者の少年たちの姿を、ハルメクでは昨年9月号から3号続けて紹介し大きな反響を呼びました。
今回は、寮さん自ら体験を語り、少年たちの詩を朗読するオンライン講座が実現。
言葉のもつ力に心洗われるひとときをお過ごしください。
奈良少年刑務所は、明治41年竣工の赤レンガの建物。約700人の受刑者がここで暮らしました(2017年廃庁)。
寮さんは2007年から9年間、受刑者の少年たちに絵本の朗読と、詩を書くことを教えました。
教えたのは、重い罪を犯した17歳から25歳までの男子たち。
ですが、朗読することで自分を表現し、書いた詩を周囲に受けとめてもらえることを経験した少年たちの驚くような変化を通じて、寮さんは「人間の本質は、優しさではないか」と気づいたといいます。
●日常の言葉遣いを反省し、美しい言葉を降り注ぐように家族に浴びせたいと思った。
●コロナで人と話す機会が極端に減り、ほぼ声を出さない日がある中で「言葉」の大切さが
身に染みました。
●教育者でもない寮さんが、刑務所で講義をするという勇気と想いに感動しました。
ましてや絵本を使って言葉を音にするという思いもつかない内容にも、とても興味が沸きました。
●言葉の力で自己肯定していく少年たちの姿を想像して涙がでました。
私も学校で教えているので、この講座は心に染みました。
●相手を先入観で見ることなくひとりの人間として「どのようにすれば伝えられるだろう」という思いが
前面に出たからこそ、寮さんのお話は、少年たちの心に響いたのでしょうね。
言葉は音として、誰かに伝えるためにあることを改めて感じられました。
表現することで変わっていく姿を見る喜びとともに、少年たちがそれぞれ背負っているものの重さや
悲しみが想像できるような気がして切なくなりました。
作家・寮美千子さん プロフィール
りょう・みちこ。作家。
1955(昭和30)年生まれ。毎日童話新人賞、泉鏡花文学賞を受賞。
2007~16年、奈良少年刑務所で講師を務める。
著書に『あふれでたのはやさしさだった』(西日本出版社刊)ほか多数。
『空が青いから白をえらんだのです 奈良少年刑務所詩集』は昨夏の「新潮文庫の100冊」に選ばれた。
開催日 | 2021年5月13日(木) |
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講座番号 | 1097-010-904 |
参加費 | 1,800円 |
講座形式 | ライブ配信 |
スケジュール | 開始(14時30分)~終了(16時) |
募集人員 | 100名(先着順・最少催行人員60名) |
申込締切 | 2021年5月10日(月) |
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※ライブ配信講座は、無料のアプリケーション「Zoom」を使用します。
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