料理研究家・柳瀬久美子さんおすすめの発酵食#2
簡単!万能調味料「玉ネギこうじ」で肌も腸内も元気に
簡単!万能調味料「玉ネギこうじ」で肌も腸内も元気に
公開日:2023年10月10日
教えてくれたのは:柳瀬久美子(やなせ・くみこ)さん

菓子・料理研究家、国際中医薬膳師。少人数制フレンチベースのお菓子と料理教室「Osier」主宰。料理をおいしくするための基本と、自宅での作りやすさを大切にし、健康に関する知識を生かした体にやさしいレシピが人気。『もちぷるレシピ』(PARCO出版刊)など著書多数。
50代以降の女性こそ、こうじで元気に!
50代以降、意識的に発酵食をとるようになり、肌や体調が良くなったという料理研究家の柳瀬久美子さん。特に重宝しているのが、今回教えてもらう「玉ネギこうじ」だと言います。
素材の味を邪魔せず、うま味を引き出す万能調味料として、常備しているという玉ネギこうじの作り方と、アレンジレシピをさっそく教えてもらいましょう!
すりおろして漬けるだけ!簡単「玉ネギこうじ」
塩こうじよりコクとうま味が強く、コンソメのような味わい。和洋中どんな料理にも合い、炒め物やスープから、肉・魚の下味、ドレッシングまで、幅広く使えます。こうじの粒が気になる場合は、仕上げにミキサーなどでなめらかなペースト状にしてから保存すると使いやすくなります。
玉ネギこうじの作り方
【材料】(作りやすい分量)
乾燥こうじ……100g
自然塩(粗塩)……35g
玉ネギ……300g(大きめのもの1個分)
水……150mL
【作り方】

1.こうじをボウルに入れ、手でやさしくもみながらほぐす。

2.玉ネギはすりおろす(フードプロセッサーを使うとラク)。

3.こうじに塩を加えて混ぜたら玉ネギと水を加え、よく混ぜる。

4.煮沸消毒した瓶に〈3〉を入れてゆるめにフタをし、直射日光の当たらない場所に置く。夏場なら5〜7日間、冬場なら7〜10日間。1日1回清潔なスプーンで底からかき混ぜる。
※保存期間は、材料や調理環境によって変わるため、味を確かめながら調理・保存してください。
仕込んで保管し、なるべく残さない
長期保存可能な乾燥こうじも開封後は発酵力が低下。余ったら醤油や塩を混ぜて“仕込んで保管”し、早めに使い切りましょう。
玉ネギこうじレシピ1:キノコとキャベツのクリームパスタ

【材料】(2人分)
パスタ(ゆでる)……160〜180g
<ソース>
オリーブオイル……大さじ1〜2
ニンニク(半分に切ってつぶす)……1かけ
好みのキノコ(食べやすい大きさに切る)……200g
キャベツ(ざく切り)……2〜3枚
牛乳……200mL
玉ネギこうじ……大さじ3〜4
ブラックペッパー……適宜
【作り方】
1.フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかける。香りが出たらキノコを加えて強火にし、全体に油が回ったら塩(分量外)をふり、キャベツを加えて炒める。
2.牛乳と玉ネギこうじを入れ、煮立ったら中火に。少し煮詰まるまで約3分煮る。
3.ゆでたパスタを〈2〉に加えて混ぜ、味を見て、ブラックペッパー、玉ネギこうじ(分量外)で調味する。
玉ネギこうじレシピ2:白身魚のムニエル

【材料】(2人分)
好みの白身魚……2切れ
玉ネギこうじ……大さじ2
小麦粉……適宜
オリーブオイル……大さじ1
<付け合わせ>
クレソン、レモンのくし切り……適宜
【作り方】
1.魚の水気をペーパータオルで拭き取り、玉ネギこうじとともにポリ袋に入れ、冷蔵庫で一晩置く。

〈ポイント〉ポリ袋に入れたらよくなじませ、空気をなるべく抜いて口を閉じます。焼く15分ほど前に冷蔵庫から出し、常温に戻します。
2.表面の玉ネギこうじを洗い流して水気を拭く。小麦粉を全体にまぶし、余分な粉を払う。
3.フライパンにオリーブオイルを熱し、表側を約2分、裏返して約1分焼く。
4.皿に盛り付け、クレソンとレモンなどを添える。
玉ネギこうじレシピ3:野菜だけのミネストローネ

【材料】(2人分)
オリーブオイル……大さじ1
ニンニク……1かけ
玉ネギ……1/2個
マッシュルーム……3〜4個
ニンジン……1/2本
セロリ……1/2本
アスパラガス……3本
トマト……大1個
水……500mL
ローリエ……1枚
玉ネギこうじ……大さじ1~1と1/2
塩、ブラックペッパー……適宜
【作り方】
1.野菜はすべて1cm角に切る。鍋にオリーブオイルとつぶしたニンニクを入れて熱し、香りが出たら玉ネギ、マッシュルーム、塩少々を入れ、弱火で炒める。
2.玉ネギが透き通ったら残りの野菜を加えて炒める。水とローリエを加え、沸騰したら弱火にしてふたをし、約30分煮る。
3.玉ネギこうじを加えて混ぜ、ブラックペッパーをふる。
次回は、引き続き柳瀬さんに、漬け床にも料理にも使える「塩ヨーグルト床」と炊飯器で簡単に作れる「発酵あんこ」のレシピとアレンジ方法を教えてもらいます。
取材・文=大門恵子(ハルメク編集部) 撮影=公文美和 スタイリング=カナヤマヒロミ
※この記事は雑誌「ハルメク」2022年10号を再編集し、掲載しています。




