腸を整える食べ方絶対ルール#2

腸内に悪玉菌が増えると起こる7つの重大な疾患とは?

公開日:2023.10.10

更新日:2024.10.15

特集「腸を整える食べ方絶対ルール」の第2回。「悪玉菌」が「悪」な理由について、消化器外科の川本徹さんに引き続き伺います。「臭いおなら」は放置してしまうと重大疾患につながるので、早急な対策が必要なのだそう!

教えてくれたのは:川本徹(かわもと・とおる)さん

教えてくれたのは:川本徹(かわもと・とおる)さん

1987年、筑波大学医学専門学群卒業。専門は消化器外科。元筑波大学消化器外科講師。2010年にみなと芝クリニック院長に就任。日本テレビ「ザ・仰天ニュース」、テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」などメディア出演多数。『結局、腸が9割』(アスコム刊)など著書多数。

悪玉菌が出す毒素は放っておくと危険

悪玉菌が出す毒素は放っておくと危険

自分の腸内環境を知るための24のチェックリストを、前回ご紹介しました。6個以上チェックが入った方は要注意!とお伝えしましたが、そもそもなぜ腸内環境を整える必要があるのでしょうか?

「善玉菌」や「悪玉菌」という言葉が身近になっていますが、「悪玉菌」がなぜ「悪」なのか、ご存じですか?

悪玉菌の中には、食あたりや下痢、嘔吐など激しい症状を引き起こす「ウェルシュ菌」や「ボツリヌス菌」などがあります。これらは、人間の体に大きな害を及ぼす代表的な菌と言えます。

他にも、硫化水素やインドールといった悪臭を放つ「腐敗ガス」を発生させる悪玉菌もいます。実は、意外にこれがクセものです。

勘違いしている方が多いのですが、おならも便のニオイも、本来はそんなに臭いものではありません。ニオイが気になるということは、すでに腸内で腐敗ガスを発生させる悪玉菌が増えているサインなのです。

とはいえ、ニオイの問題程度なら、そこまで重大な悪さではないのかな?と思ってしまいそうですが、それだけではありません。...

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