末端冷え性は血管の衰えのサイン
指先・足先が冷える50代。冷え性改善に“すぐ効く”カイロの貼り場所は?
指先・足先が冷える50代。冷え性改善に“すぐ効く”カイロの貼り場所は?
公開日:2026年01月28日
手足だけ冷える……50代にも多い「末端冷え性」
指先や足先がなかなか温まらない。暖房の効いた室内にいても、体は寒くないのに手足だけ冷えてつらい——。
そんな悩みを抱える女性は、実は少なくありません。
理学療法士・山内義弘さんが20~60代の女性を対象に行った「冷え性」に関する調査(※)によると、冷えを自覚している女性の約7割が「四肢末端型」、つまり手足や指先が冷えるタイプでした。
50代・60代でもこのタイプは約7割と高く、年代を問わず多い冷え方であることがわかっています。
末端冷え性の正体は「血管の衰え」だった
なぜ、しっかり温めているのに、指先だけが冷えてしまうのでしょうか。
その背景にあるとされているのが、血流の低下、特に毛細血管の働きの変化です。
毛細血管は全身に張り巡らされ、手足の先まで血液を届ける役割を担っています。ところが、血行不良や基礎代謝の低下、自律神経の乱れなどが重なると、血流が末端まで届きにくくなります。すると、一時的に温めても、すぐに冷えてしまう状態に。
アンケート調査でも、自覚している冷えの原因として「血行不良」「基礎代謝の低下」「自律神経の乱れ」が上位に挙げられていました。
温かい飲み物や入浴などの“温活”は大切ですが、「温めるだけ」では追いつかない冷えが、大人女性には増えてくるのです。
冷え性改善に”すぐ効く?カイロを貼るべき場所は「肘」
そこで注目されているのが、「肘カイロ」という方法です。
このケアを紹介しているのは、理学療法士・山内義弘さん。YouTube登録者数が100万人を超えるチャンネルを運営し、『体の不調が整う!カイロを貼るだけ健康法』(宝島社刊)でも、体に負担をかけにくいセルフケアを提案しています。
なぜ「肘」なのか
肘の外側は筋肉が薄く、骨が触れやすい部位です。ここに温熱を加えることで、骨を伝って熱が広がり、毛細血管まで刺激が届きやすいと考えられています。
大阪大学と小林製薬の共同研究では、肘の外側を温めることで毛細血管の血流が改善したというデータも示されています。
肘カイロの貼り方
1.上腕(二の腕)に絆創膏を2枚貼り、筋肉の緊張をゆるめる

2.肘の外側の骨が出ている部分に、衣服の上からカイロを貼る

目安は1日6〜8時間を8週間。低温やけどを防ぐため、直接肌に貼らないことが大切です。
「毎日続けなきゃ」と気負う必要はありません。できる日だけ、思い出したときだけでも大丈夫。冷えの根本に向き合う方法として、無理のないペースで取り入れてみてください。
冷えは、体質ではなく、体からのサイン。整え方を少し変えることで、体は少しずつ応えてくれます。




