冷え対策におすすめの温活習慣・2
今すぐできる温活!体の部位別冷え対策&温活グッズ
今すぐできる温活!体の部位別冷え対策&温活グッズ
公開日:2021年02月24日
効率的に冷えを撃退!「3つの首」&お腹を温めよう

温活ですぐにでも取り組んでほしいのが、体の重要な部分を冷やさないことです。
「首・手首・足首の『3つの首』は、いずれも血流の多い動脈が体表近くを通っているため、冷やさないように気を付けましょう」と川嶋さん。
冬の外出時には、マフラー・手袋・靴下などで「3つの首」をしっかり覆い、冷たい外気に触れさせないことが大切です。
また、内臓がつまっているお腹や腰回りは、実は脂肪が多く冷えやすい部位。薄手のインナーや腹巻きで空気の層を作ることで、厚着をするよりも有効な冷え対策になります。
ただし、「体を締め付けるようなインナーは血流を悪くし、逆に冷えの原因となります」と川嶋さん。インナーはゆったりしたものを選ぶのがポイントです。
「お腹の冷え対策に便利なのが、 キッチンペーパー。空気を含み、体温を逃しません。冷えによる夜間頻尿に悩んでいた方が、パジャマの下にキッチンペーパーを巻いて寝たところ夜間トイレに行かなくなったというケースもありました」
目と仙骨を温めて副交感神経を刺激!血の巡りを改善

さらに、自律神経が乱れ、体温調節機能が低下している50代以降におすすめしたいのが、目と仙骨を温めることです。
そもそも自律神経には、緊張時に働く「交感神経」とリラックス時に働く「副交感神経」があります。自律神経のバランスが乱れ、交感神経が優位な状態が続くと、血管が緊張して血液が滞り、体が冷えます。
そこで重要なのが、副交感神経を刺激して、緊張した血管をリラックスさせることです。
「目を動かしている神経は副交感神経なので、蒸しタオルなどで温めることで血管が開き、血の巡りがよくなります。また、お尻の真ん中より少し上にある仙骨は、副交感神経の中枢。この部分に温熱シートなどを貼ることで、全身を効率的に温めることができます」と川嶋さん。その他、大きな筋肉がある太ももを温めるのも冷えに効果的だと話します。
編集部おすすめ!体の部位別冷え対策&温活グッズ

足首&足先の冷え対策
「3つの首」の中でも、体の末端にある足首&足先は血流が悪くなりやすく、冷えやすい部位。温めグッズを活用してしっかり温めましょう。
足首&足先におすすめの温活グッズ1:靴下
靴下は薄手のものを重ねてはくと、空気の層ができて保温効果が高まります。肌に触れる1足目におすすめなのは、指先を締め付けず空気の層をつくる5本指の靴下。重ねる2足目は、はき口がゆったりしたものを。きついものは血行を悪くします。
足首&足先におすすめの温活グッズ2:アルミホイル
足先を温めるのに活用してほしいのが、どこの家庭にもあるアルミホイル。足先に巻くだけで、自分の体温を利用して保温できます。靴下を重ねばきするとき、1足目の靴下のつま先をアルミホイルで包んでから2足目をはくと効果的です。
目の冷え対策
目の奥にある動眼神経という脳神経は副交感神経です。目を温めることで副交感神経にスイッチが入り、自律神経のバランスが整って血行がよくなります。
目におすすめの温活グッズ1:蒸しタオル
タオルは熱いお湯につけてしっかり絞るか、水でぬらして電子レンジで加熱します。人肌より少し熱い40度くらいが適温。目の上に2分ほどのせます。
目におすすめの温活グッズ2:アイマスク
蒸気で目を温める使い捨てのアイマスクや、天然のあずきを耐熱の布で包んだ繰り返し使えるアイマスクも市販されており、目を温めるのに便利です。
仙骨の冷え対策
仙骨(骨盤の中央部で背骨とつながっている部分)には副交感神経が通っています。ここを重点的に温めると、血管が開いて血の巡りがよくなります。
仙骨におすすめの温活グッズ1:蒸しタオル
タオルは熱いお湯につけてしっかり絞るか、水でぬらして電子レンジで加熱。衣服がぬれないようにポリ袋などに入れ、仙骨のあたりに当てます。
仙骨におすすめの温活グッズ2:温熱シートやカイロ
蒸気が出るタイプのシートは温かさが5~8時間続き、深部をじんわり温めます。カイロは貼るタイプがズレないのでおすすめです。低温やけどにはご注意を。
お腹の冷え対策
体の中心、お腹は全身の血流を支配する場所。ここを温めると全身が温まります。お腹は脂肪が多く冷えやすいので、冷えを感じたらすぐ温めましょう。
お腹におすすめの温活グッズ1:蒸しタオル
タオルは熱いお湯につけてしっかり絞るか、水でぬらして電子レンジで加熱。衣服がぬれないようにポリ袋などに入れ、下着の上から当てます。
お腹におすすめの温活グッズ2:キッチンペーパー
不織布でできたキッチンペーパーは空気を含むので、優秀な温めグッズになります。冷えを感じたときや夜寝る前、洋服や下着の下に1枚はさみます。汗を吸収するため、汗をかいた後の冷え対策におすすめ。外出時に数枚、バッグに入れておくと安心です。
以上、冷え対策に積極的に温めたい場所&おすすめ温活グッズでした。次回は、食事や入浴など、生活習慣でできる冷え対策を紹介します。
監修者プロフィール
川嶋朗さん

かわしま・あきら 神奈川歯科大学大学院統合医療学講座・特任教授。1957(昭和32)年生まれ。北海道大学医学部卒業後、東京女子医科大学大学院修了。ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院、東京女子医科大学附属青山自然医療研究所クリニック所長などを経て、2021年から神奈川歯科大学大学院統合医療学講座・特任教授、2022年から統合医療SDMクリニック院長。
取材・文=五十嵐香奈(ハルメク編集部) イラストレーション=落合恵
※この記事は雑誌「ハルメク」2019年2月号に掲載したものを再編集しています。
■もっと知りたい■
- 【医師監修】今すぐ冷えを撃退する!「温活」のすすめ
- 冷え性のタイプ別の改善方法!原因・対策をチェック
- 部屋の寒さ対策&おすすめあったかグッズで冷えを予防
- 冷え取りに効果的な温活の正しいやり方とは?
- 冷え性だから「靴下を履いて寝る」は間違い?
【特集】冷え対策におすすめの温活習慣
- 【医師監修】今すぐ冷えを撃退する!「温活」のすすめ
- 今すぐできる温活!体の部位別冷え対策&温活グッズ ★今回
- 今すぐできる温活!食事・運動・入浴で冷え対策
- 今すぐできる温活!ドライヤーお灸&冷え解消のツボ




