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更新日:2025年02月05日 公開日:2022年12月21日
体を温め免疫力アップ&不調を遠ざける#3
いよいよ冬本番!寒さがますます厳しくなるこれからの季節を、健康で快適に乗り切るための「冷えとり」方法を、医師の石原新菜さんに伺う企画。今回も冷えとりの習慣についてです。お風呂での冷えとり方法と、いつもできる冷えとりについて教えてもらいます。
漢方医学、自然療法、食事療法による治療も行っている医師の石原新菜(いしはら・にいな)さんは「午前10時に体温を測って、36.5度に届かない人は、体が冷えている」と言います。
免疫力や便秘などの胃腸のトラブル、頭痛、むくみ、肌トラブルなどにもつながる「冷え」ですが、少しの生活習慣で改善できると言います。
前回は「食事」と「運動」で冷えをとる習慣について、詳しく教えてもらいました。今回は、「お風呂」と「日常生活」についてです。
リラックスタイムのお風呂は、絶好の冷えとり時間です。ちょっとした工夫で安眠にもつながります。
寝つきが悪い人は、眠る1時間前にお風呂に入りましょう。
お風呂で体を温め、上がった後に徐々に温度が下がる過程で自然に眠気に誘われます。シャワーではなく湯船に浸かり、じんわりと汗をかく程度が目安です。
体が芯から冷えているときは「42度ほどのお湯に肩まで3分間浸かり、湯船から出て3分間で体や頭などを洗う」を3セット行う「3-3-3の入浴法」がおすすめ。体が温まり、また、軽い有酸素運動と同じくらいカロリーを消費できます。
※高血圧や心臓病の人は肩ではなくみぞおちまでにしてください。
端午の節句の「しょうぶ湯」など、日本では昔から親しまれてきた薬湯は、血行を促進する作用があり、冷えとりにもぴったり。
特にショウガや柚子、塩などがおすすめです。心身がリラックスするので安眠効果も期待できます。
前回で紹介したスクワットやもも上げなどの筋トレを、入浴前に行うとさらに温め効果がアップします。
入浴後はストレッチを行い筋肉をほぐして体をゆるめると、心地いい睡眠にもつながります。
昼間に冷えを感じたら洗面器にお湯を張り、足浴や手浴をしてみましょう。
足の裏や手のひらには内臓を活性化するツボが多く、手足をお湯に浸けるだけでも全身が温まります。肩こりや頭痛に悩む人にもおすすめ。
ちょっとしたすきま時間でも冷えとりはできます。冷えない体は健やかな体の基本。自分のペースで続けましょう。
十分な睡眠を取ることで病気知らずに!睡眠不足は冷えを招き、免疫力も低下させます。睡眠時間が5~6時間だと、7時間睡眠の場合の4.2倍も風邪をひきやすくなるというデータも。
足が冷えて眠れない人は締め付けのない、ゆったりとした靴下を履いて。
ストレスにさらされて血流が悪くなり、体が冷えていることもあります。おすすめは腹式呼吸です。
真っすぐ背すじを伸ばし、肩の力を抜いてゆっくりと呼吸を。好きな景色などを思い浮かべてもいいでしょう。
ぶるっと寒気を感じたら、肩甲骨の間にカイロを貼りましょう。
上半身から全身へと徐々に温まり、肩こり解消にも効きます。おなかが冷えているときは、おへその6~7cm下に貼ると効果的です。
免疫をつかさどる腸をはじめ、さまざまな内臓が集まるおなかを温める一番の近道は、腹巻き。「私は365日24時間しています」と石原さん。
腹巻きがめくれ上がるのが嫌な人は、ショーツと一体化したものを選んで。
笑うと血行がよくなって体が温まるのに加え、がん細胞を退治する「NK細胞」も活性化します。
人に会いに行けなくて笑う機会が少ないというときは、自宅でテレビや本などで笑うことを意識してみましょう。
前回の「食べる」ことと「運動」することの習慣と合わせて、取り入れやすい習慣から実践してみてください。
次回は「食べる」ことでの冷えとり習慣で紹介をした、「最強冷えとり料理」である味噌汁のレシピを、料理研究家の島本美由紀(しまもと・みゆき)さんに教えてもらいます。
※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。
1980(昭和55)年生まれ。帝京大学医学部卒業後、同大学病院の研修医を経て、父・石原結實氏のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法による治療を行っている。
取材・文=大矢詠美(ハルメク編集部) イラストレーション=カトウミナエ
※この記事は雑誌「ハルメク」2021年1月号を再編集、掲載しています。
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