コンビニ食、缶詰、冷凍野菜…体にいい食べ物・よくない食べ物の正解は?

コンビニ食、缶詰、冷凍野菜…体にいい食べ物・よくない食べ物の正解は?

更新日:2025年09月04日

公開日:2025年08月06日

コンビニ食、缶詰、冷凍野菜…体にいい食べ物・よくない食べ物の正解は?

コンビニ食は体に悪い?冷凍野菜の栄養価は低い?など、世の中にあふれる食べ物にまつわるさまざまな説。時代に伴い情報もアップデートされています。前回に引き続き、10個の説について医師と管理栄養士に「ウソかホントか」伺いました。

教えてくれたのはこの二人

栗原毅(くりはら・たけし)さん

医師・医学博士。2008年に生活習慣病の予防と治療を目的とした栗原クリニック東京・日本橋を開院。『ズボラでも内臓脂肪は落とせる!』(宝島社刊)など著書多数。

塩野崎淳子(しおのざき・じゅんこ)さん

管理栄養士・在宅栄養専門管理栄養士・介護支援専門員。高齢者の栄養管理の最前線に立ちレシピ提案などの活動も。著書に『70歳からは超シンプル調理で「栄養がとれる」食事に変える!』(すばる舎刊)など。

コンビニ食は体に悪いから食べない方がいい…〇?×?

A.「×」ウソ

しっかり選べば栄養バランスが整った食事になる

コンビニでは1品で必要な栄養素がとれるお総菜や、低脂質・高たんぱくな商品など、健康志向の強いメニューが常に開発されています。1食分買うなら、おにぎり(主食)+唐揚げ(たんぱく質)+あえ物やサラダ(野菜)でバランスは〇。サラダの代わりに豚汁でも(塩野崎さん)

カット野菜は殺菌・洗浄されているから体に悪い…〇?×?

A.「×」ウソ

病院給食の現場でも使われるなど安全性・栄養価は折り紙付き

面倒な下ごしらえが要らないカット野菜。衛生的に管理された施設でカットされており安全です。

野菜は切った後に水にさらすと水溶性ビタミンが流出しますが、カット野菜の場合、減る水溶性ビタミンはせいぜい10~15%程度。生野菜を自宅で水にさらした場合もやはり流出するので、カット野菜だからと避けてしまうのはもったいないです(塩野崎さん)

冷凍野菜は生野菜より栄養価が低い…〇?×?

「×」ウソ

旬の時期に収穫した野菜が冷凍加工されています

生野菜は買ってすぐ調理しないとビタミンは減る一方。その点、冷凍野菜は 旬の時期に収穫したものを急速冷凍しているので栄養価はバツグン。すでに加熱済みなので調理時間が短く済むという利点も。野菜の値段が高いときに活用しましょう(塩野崎さん)

缶詰は添加物が入っているので避けた方がいい…〇?×?

A.「×」ウソ

缶詰は添加物が入っているので避けた方がいい…〇?×?

骨まで軟らかい魚の缶詰はお手軽、おいしい、栄養たっぷり!

缶詰は、完全に密閉した状態で加熱殺菌をしているので最低限の添加物しか入っていません。おすすめは質の良い脂がとれるサバ缶や、ビタミンDや骨のカルシウムもとれる鮭缶など魚の缶詰。野菜と合わせてスープやパスタなどに万能です(塩野崎さん)

カロリーが高い洋菓子よりも和菓子の方がヘルシーだ…〇?×?

A.「△」一部ホント

カロリーが高い洋菓子よりも和菓子の方がヘルシーだ…〇?×?

洋菓子の脂分は糖の吸収を抑制。食生活によって使い分けを

洋菓子に含まれている脂分は糖の吸収を抑えてくれるので糖質の制限という面では優れています。特にカカオ含有量70%以上の高カカオチョコは、抗酸化作用があるポリフェノールが含まれていて美容効果も。

ただし乳製品を多くとった日は脂分が多い洋菓子よりも和菓子がおすすめ。その日の食生活で選びましょう(栗原さん)

塩鮭を積極的に食べれば若々しい血管を保つことができる…〇?×?

A.「△」一部ホント

塩鮭は塩分過多。生鮭をホイル焼きで食べるのがおすすめ

おいしい上にたんぱく源の他、骨や血管の強化を助けるビタミンDや、DHA、抗酸化成分や良質な脂質などが詰まっている鮭。特に身のピンク部分にはアスタキサンチンという、抗酸化物質が含まれています。生鮭と野菜のホイル焼きなら栄養もたっぷり、塩分も控えめです(塩野崎さん)

油は体に悪いのでなるべくとらないようにしている…〇?×?

A.「×」ウソ

油は体に悪いのでなるべくとらないようにしている…〇?×?

抗酸化作用がある油を選べばかえって体にはいい

脂質は大事な栄養の一つであり、食事の満足感を上げてくれる油は積極的に摂取しましょう。カギは悪玉コレステロールを増やさない不飽和脂肪酸の油を選ぶこと。

体内でつくることができない必須脂肪酸のアマニ油やゴマ油、抗酸化作用のあるオリーブオイルは小分けにして食卓に常備し、ちょいがけをするのがおすすめ(栗原さん)

納豆は体にいいので毎日食べた方がいい…〇?×?

A.「○」ホント

納豆は体にいいので毎日食べた方がいい…〇?×?

高たんぱく・発酵パワーの納豆は付属のタレではなく「+酢」で最強に!

納豆は発酵パワーによって原料の大豆よりもたんぱく質の吸収がいい健康食品。塩分と糖質過多の付属のタレではなくお酢で味付けをするとさらに健康効果がアップ! 酢の主成分の酢酸が体内で代謝されるとき、肝臓でアデノシンという物質ができて血管を広げ、血圧を下げる働きも(栗原さん)

マヨネーズは高カロリーなのでしょうゆで味つけしている…〇?×?

A.「×」ウソ

減塩の観点ではマヨネーズがgood。料理のマンネリを防ぎ健康に

マヨネーズは野菜と組み合わせることで健康に良い効果が。というのも緑黄色野菜に含まれるビタミンAなどの脂溶性ビタミンは油と一緒に食べることで吸収率が上がるという特徴があります。塩分が気になる人はさっと焼いた魚や肉に野菜とマヨネーズを混ぜたソースをつけるなど味付けに工夫して(塩野崎さん)

和食はヘルシーなので毎日食べても問題ない…〇?×?

A.「×」ウソ

煮物や魚の干物などは塩分が高い。洋食なども取り入れて

漬物や干物、煮物など和食は塩分高め。魚や肉をソテーして塩をパラッとかけた洋食の方が塩分は抑えられます。マンネリを防ぐためにも毎日和食ではなく、サバ缶を使ったクリームシチューなど洋食や中華も取り入れましょう(塩野崎さん)

取材・文=児玉志穂(ハルメク編集部)、イラストレーション=福田玲子

※この記事は、雑誌「ハルメク」2025年1月号を再編集しています

HALMEK up編集部
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