こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近、なんとなくだるくて、疲れやすい気がします。食いしん坊なワタシがなんとなく食欲もなくって……。これって夏の疲れが出ているのかしら?
友人に話すと、「それは秋バテかもね」と言われました。夏バテは知っているけど、「秋バテ」っていうのもあるの? いつもの元気いっぱいなワタシに戻りたいから、秋バテについて知りたいわ。
そこで、秋バテの原因と秋バテ対策レシピを摂南大学教授の安藤真美先生に教えていただきました。
秋バテとは、秋に入る頃に感じる疲れやすさやだるさ、食欲不振や胃腸 の不調などの心身面での不調が生じた状態のことです。
夏から秋にかけての季節の変化に伴い、朝晩の気温の差が顕著になると、自律神経が乱 れやすくなります。自律神経は、人間の体温を一定に調節する役割を持っているため、 自律神経の乱れにより体温調節がうまくいかなくなり、さまざまな不調が生じやすくなります。
秋バテの対処法としては、夏の疲れを取り、気温の変化に対応できるだけの体力を付けることが大切です。そのためには、十分な休養、バランスのとれた食事、適度な運動、体を冷やさないなどの工夫が有効です。
味覚の秋といわれるように、秋は多くの食材が旬を迎えるので、旬の食材を上手に使って食事をしたいものですね。中でも以下のような食材は、 食物繊維が豊富で整腸作用が期待できるので、積極的に取り入れましょう。
【食物繊維が豊富なおすすめの食材】
また、秋バテ対策としては、体を冷やさないように、できるだけ温かい料理や飲み物を取るようにしましょう。ショウガやネギ類も上手に取り入れましょう。
【体を温めるおすすめの食材】
では、旬の食材を使った栄養たっぷりの秋バテ対策レシピをご紹介します。
秋から旬を迎える食物繊維を豊富に含む食材を使用した、ボリューム満点かつ栄養バランスの良い一品です。 体を温める効果があるネギやショウガも使っているので、体も温まります。
材料(2人分)
作り方
ポイント
サツマイモのほのかな甘味が料理の味付けに隠し味として効果的です。
紅茶などの嗜好飲料は上手に日常に取り入れることで、リラックス効果があります。 ビタミンCを豊富に含むレモンは、実は秋が旬です。 レモンに含まれる「クエン酸」は疲労回復効果が期待できます。 また、体を温める効果が期待できるショウガを加えることで秋バテ対策になります。
材料(2杯分)
作り方
ポイント
果物はリンゴ以外の季節の果物でもよいでしょう。
■教えてくれた人
安藤真美さん
あんどう・まみ 摂南大学 農学部 調理学研究室・教授
奈良女子大学大学院家政学研究科終了
研究テーマは、調理学で健康増進に貢献すること
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イラスト:飛田冬子
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