ゼラチンと寒天の違い
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
あんみつが無性に食べたくなるワタシ。あの寒天のむちっとした食感が好きなんですよね~。
そういえば、寒天とゼリーの食感って似ているようで違いますね。寒天とゼラチンには、どのような違いがあるのでしょうか? 調べてみようと思います!
ゼラチンと寒天の違い
ゼラチンとは
ゼラチンの原材料は、牛や豚の皮膚や骨、腱(けん)に含まれているたんぱく質の一種であるコラーゲンです。弾力性と粘性が強いため、軟らかく、プルンとした食感で、ゼリーやムース、ババロアなどによく使われています。
ゼラチンのコラーゲンは、美容にいいといわれているコラーゲン(コラーゲンペプチド)と同じ原材料からできていますが、体内への吸収性によりこだわって作られているのが、美容食品や健康食品のコラーゲンなのだそうです。
ゼラチンには、他にも以下のような特徴があります。
- ゼラチンは、20℃以下で固まり、25℃くらい溶けるので、夏場は注意が必要。ゼラチンで固めた料理やデザートは、冷蔵庫で保存する必要がある。
- 体温で溶けるので、寒天と比べると口溶けがよい。
- 泡を抱きこむ力を持っているので、ムースやマシュマロなどのふわふわした食感を出すことができる。
- 粉ゼラチンと板ゼラチンがある。
- 生のパイナップル、キウイ、イチジクなどに含まれる酵素は、たんぱく質を分解する性質があるので、ゼラチンが固まりにくくなる。一緒に使う場合は、フルーツの缶詰を使用するか、加熱したフルーツを使うこと。
寒天とは
寒天の原材料は、テングサやオゴノリなどの海藻です。ゼラチンに比べると凝固力が強いのが特徴で、歯切れよく、なめらかな食感で、杏仁豆腐や水ようかんなどに使われています。寒天の主な成分は食物繊維ですが、カロリーがほとんどなく、腸内での油分や糖分の吸収を防ぐ性質があることから、ダイエットにいいといわれています。
寒天には他にも以下のような特徴があります。
- 寒天は、40℃~50℃で固まり、70℃になるまで溶けないので、常温でも固めることが可能。
- 粉寒天、角寒天(棒寒天)、糸寒天がある。
粉寒天……3種類の中で一番扱いやすいので、初心者におすすめ。
角寒天(棒寒天)……3種類の中で一番風味がよく、軟らかな食感になる。
糸寒天……3種類の中で一番透明感があり、繊細な口当たりになる。
普段の食生活では、気軽にコラーゲンを取りたいときはゼラチン入りの食品を、ダイエットを考える場合は、寒天を使ったものを取り入れるといいようです。
ゼラチンを使ったデザート・寒天を使ったデザート
レンジで作るオレンジゼリー

材料(4人分)
- オレンジジュース……400mL
- 粉ゼラチン……5g
- 水……大さじ2
- 砂糖……大さじ2
- レモン汁……小さじ1
作り方
- 粉ゼラチンに水を入れ、ふやかしておく。
- 1のゼラチンを600W電子レンジで30秒ほど加熱し、ボウルに砂糖を加え、そこにオレンジジュースを少しずつ入れ、ゼラチンがよく溶けるように混ぜる。
※一気にジュースを注ぐと、ゼラチンがダマになってしまう場合があるので、少しずつ 加える
- 2にレモン汁を加え、氷水につけて少しとろみがつくまで冷やす。
※氷水でとろみがつくまで冷やしておくと、ゼリーが早く固まる。
- ゼリー液を器に流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
牛乳寒天

材料(4人分)
- 粉寒天……4g
- 牛乳(常温)……300mL
- 水……200mL
- 砂糖……60g
作り方
- 鍋に、水と粉寒天を入れて火にかける。沸騰したら弱火にして、かき混ぜながら1~2分火を通す。
- 寒天が溶けたら、砂糖を加えてよく混ぜ、火を止める。
- 常温の牛乳300mLを、ゆっくりと2に加えて混ぜ合わせる。
- 水で濡らした容器に3を入れて、冷やして固まったら完成。常温でも固まりますが、冷蔵庫に入れて冷たくすると、よりおいしくなります。
ゼラチンと寒天の違いがわかりました。レンジで作るゼリーも牛乳寒天もおいしそう! 簡単に作れるから、今夜のデザートに作ってみようと思います。
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参照:エキサイトニュース
cuoca
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牛乳寒天にフルーツ缶詰をトッピングします♪
イラスト:飛田冬子
人に話したくなる面白雑学「素朴な疑問」