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2019年08月30日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
昭和の純喫茶に関する本を読んでいたら、銀のお皿に盛られた「スパゲッティナポリタン」が紹介されていました。ワタシが子どもだった頃は、スパゲッティといえばナポリタンが主流。家族で外食する日にレストランで食べるナポリタンは、ちょっとしたごちそうだったなあと思い出しました。
最近は、スパゲッティという呼び名はあまり使われなくなって、パスタという呼び名が一般的になっているような気がします。スパゲッティに比べると、パスタの方がなんだかおしゃれな印象がありますよね。
スパゲッティとパスタはどう違うのでしょうか? 疑問に思ったので、この2つの違いについて調べてみました。
パスタは、小麦粉を水や卵で練ったイタリアの麺類を総称する呼び方のことで、イタリア語で練りものや生地を意味しています。
パスタにはたくさんの種類があって、日本でもおなじみのスパゲッティやマカロニ、団子のような形をしたニョッキ、平たいラザーニャなどもすべてパスタに含まれるのだそうです。つまり、スパゲッティはパスタの中の1種類だったのです!
スパゲッティとは、直径1.7~1.9mm、長さ25cmの細長い麺(ロングパスタ)のことを指します。スパゲッティと同じように細長い麺にもいくつかの種類があり、どれも太さによって違う名前が付けられています。
0.9~1.2mmの麺は「カッペリーニ」、1.3~1.4mmの麺は「フェデリーニ」、少し平たい形状をした幅5~8mmの麺は「タリアテッレ・フェットチーネ」と呼ばれています。
そういえば、イタリアンのレストランに行くと、メニューにさまざまな麺の名前が並んでいたなあ。これまであまり気にしたことがなかったのですが、次回からは麺の種類も気に掛けてメニューを選んでみようと思います!
今では、日本の家庭料理としてもすっかりおなじみのパスタ。日本でパスタが広まったのは、昭和30年代です。その頃にイタリアから麺を製造する機械が輸入され、日本人好みのパスタを開発するためにさまざまな工夫がなされていたのだそうです。
本場イタリアと同じデュラム・セモリナ粉を100%使用した国産パスタが、スーパーで買えるようになったのは昭和60年代。パスタも時代に合わせて進化してきているのですね。
ワタシは、国産のパスタを使って和風にアレンジすることが多いかな? 国産のパスタは、モチッとしていておいしいような気がするのですが、みなさんはいかがですか?
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イラスト:飛田冬子