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2019年08月12日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
情報番組を見ていたら、ビックリするくらい厚く膨らんだパンケーキがおいしそうでうっとり! 雪のような粉砂糖、たっぷりの生クリーム、カラフルなフルーツ……、ついスマホで写真を撮りたくなる若者の気持ちがわかるわ~。
とはいえ、昔ながらのホットケーキも捨てがたいんですよね(バターとメイプルシロップでシンプルに!)。たまに無性に食べたくなるワタシです。ところで、パンケーキとホットケーキはどう違うのかしら?
調べてみたところ、まずパンケーキのパンは、食パンやジャムパンのパンではないと知ってビックリしました。英語で、フライパンに代表される平鍋をPanと呼ぶため、パンケーキは「平鍋で焼いたケーキ」という意味なんですって。
また、材料になる粉は小麦粉に限らず、ソバ粉、トウモロコシ粉、米粉、玄米粉なども使われるそうです。日本のお好み焼きやどら焼きも、海外ではパンケーキとして紹介されています。
パンケーキの歴史は古く、古代ギリシャ、あるいは古代エジプトの時代までさかのぼるという説があります。18世紀以降は、西洋の料理専門書に数多くのレシピが記されるようになりましたが、クレープのようにデザートとして、ガレット(そば粉のパンケーキ)のように主食として、パンケーキの食べ方は国や地域によってさまざまです。
日本に西洋発祥のパンケーキが登場したのは、丸善商社出版社が1884年に出版した『百科全集』の「PANCAKE(薄餅)」という項目でした。続いて1904年には、常磐社の『常磐西洋料理』という料理専門書に「パンケーク」という記述が見つかります。
1923年、東京日本橋の三越デパートで「ハットケーキ」というパンケーキが提供されました。このハットケーキが「ホットケーキ」と呼ばれるようになり、同じくホットケーキをメニューに加える喫茶店やフルーツパーラーが増えたといわれています。
外で食べるものだったホットケーキですが、1930年頃にホーム食品が「ホームラック」という日本初の「ホットケーキの素」を発売しました。ただ、この頃のホットケーキの素は無糖だったということもあり、それほど人気というわけではなかったそうです。
しかし、1957年に森永製菓が加糖タイプのホットケーキの素を販売したところ、これが大ヒット! 他の食品メーカーも、こぞって加糖タイプのミックスを発売しました。
ホットケーキはパンケーキとは別物と勝手に思っていましたが、パンケーキの一種だったのですね。納得です!
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参照:森永製菓株式会社
イラスト:飛田冬子