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2020年05月24日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日、何げなく冷蔵庫を開けてびっくり! 昨日買ったばかりの野菜が変色して傷んでいたんです。そのことを友人に話したところ「リンゴと一緒に入れてたんじゃない?」と言われました。確かに一緒に買ってきたリンゴを入れていたけど、リンゴに食材を早く腐らせる作用があるなんて本当かしら?
調べてみた結果、野菜や果物の成長・熟成には「エチレン」という物質が深く関わっていることがわかりました。エチレンは収穫された後も、「エチレンガス」を発生し続けています。これが野菜や果物の追熟や腐敗につながるというわけですね。
野菜や果物の中で、特にエチレンガスの放出量が多いのがリンゴ。リンゴのエチレンガスのせいで、近くにある野菜が腐りやすくなるということのようです。
エチレンガスがそばにある野菜や果物を腐敗させやすくなることはわかりましたが、実はデメリットだけじゃないんです。
キウイやアボカドを買ったのはいいけれど、まだ硬くて食べられないってことありますよね。そういうときに、リンゴから発生するエチレンガスが活躍します。エチレンガスが野菜や果物の成熟を促すということは、追熟にも使えるということ。まだ硬い野菜や果物とリンゴを一緒に入れて密閉しておくだけで、早く食べ頃になるのだそうです。
エチレンガスには、ジャガイモの芽に含まれる「ソラニン」という物質を抑える効果もあります。リンゴとジャガイモを一緒に保管すると、発芽を防いで鮮度を保てるというメリットもあるそうです。他にはケーキの劣化を防いで、おいしさを保ってくれる効果もあるというから驚きですね!
旬の時期にたくさんいただくことも多いリンゴですが、できるだけ新鮮で長持ちさせたいもの。保存する温度は0~5℃程度の低温がベストなのだそうです。乾燥に弱いので、ペーパータオルや新聞紙でくるんで冷蔵庫に入れるのがおすすめ。他の食品がエチレンガスの影響を受けないよう、ビニール袋に入れてしっかりと口を閉じましょう。
リンゴを食べるだけじゃなくて、その効果も上手に活用したいですね。
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参照:手前板前
イラスト:飛田冬子
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