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2019年04月09日
素朴な疑問
万能な食材として重宝するのがはちみつです。ショウガとはちみつで飲むのもいいし、紅茶に入れてもおいしい。カロリーは高いと思うけど、ほっと一息つくのにぴったりですよね~。
はちみつは「たとえ固まっていようが腐らない」と聞いたことがあるから、次の年もそのまま使ってるけどちょっと不安。はちみつは腐らないって噂は本当なのかしら? ちょっと気になったので調べてみました。
まずはちみつは糖濃度が80%と高く、そして水分が非常に低く20%程度しかありません。
糖度が高いと必然的に浸透圧が大きくなり、もしはちみつに菌が付着したとしてもはちみつが菌の水分を吸いだしてしまって、菌自体を殺してしまいます。また、水分が無ければ微生物も活動できません。水分が20%の食べ物というと、かんぴょうやサラミなどの乾物と同じくらいの水分量です。はちみつには微生物が活動するのに十分な水分が無いので、もし微生物が入り込んでしまっても、繁殖せずにそのまま死んでしまうそうです。はちみつは、糖濃度の高さと水分の低さという両方の特性を持っているので腐らないと言われているのですね!
でも腐らないようにメンテナンスは必要です。蓋をしっかりと閉めて、空気中の水分が入り込まないようにし、直射日光が当たらないようにしておけば、長期間置いていても品質そのものに変化がないそう。
はちみつが白く固まっているのはカビではなく、はちみつに含まれているブドウ糖が結晶しているだけなので、はちみつの瓶ごとお湯にいれるとまた元通りの形状になります。
とはいえやはり風味は落ちてくるので、おいしく頂ける期間は賞味期限内ということには間違いなさそうです。サクラ印のハチミツでも「開封後も賞味期限を目安にお召し上がりいただくことをお勧めしております。賞味期限は美味しさの目安です」とありますから、やっぱり美味しく食べたいなら期限は守った方が良さそう。ただ取り扱いさえ守っていたら、エジプトの墓からはB.C.1,000年以上前のはちみつが発見されたことからも、保存食としては抜群です。
賞味期限を過ぎたはちみつは、料理の隠し味に使ったり、食べる以外にもリップにしたりお風呂に入れたりという方法もあります。
栄養価が高いことから、昔はどこの家にも瓶のはちみつがありましたよね(なつかしいわ)。子供の頃大好きでしたが、子供に与える際には注意が必要なようです。1歳未満の赤ちゃんにはちみつを与えると乳児ボツリヌス症にかかりやすいことから、厚生労働省からも注意が出ているほどです。
はちみつはカロリーも高そうだけど、実は砂糖よりもカロリーが少ないというのも耳寄りな情報です。プロポリスとして栄養素の高さも人気で、小分けになった使いやすい物も出ていますから、ちょっと我が家でも新しいはちみつを買ってみようかな~♪ と思いました。
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イラスト:飛田冬子