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2019年04月12日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近の趣味は食品のセレクトショップへ行って、いろんな調味料を見ること。塩、醤油、みりん、酒、味噌、油、一つ一つの商品を手にとって、パッケージに書かれている文言を読んだり、成分表示を確認したり、作られた方へ思いを馳せたり……。
そんな調味料の中でも、一番こだわりがあるのは油かもしれません。台所には、なたね油、ごま油、米油、えごま油、オリーブオイルなどお気に入りのブランドを用意してお料理によって使い分けています。
ところで、油って、このように原料の名前が使われますよね。では、サラダ油のサラダって何? まさかレタスやキュウリが原料? サラダ油のサラダのことが気になったので、早速調べてみることにしました。
サラダ油は、大正13(1924)年に日本で誕生。日清オイリオが「日清サラダ油」という商品を発売したのが始まりでした。
なぜ「サラダ油」という名前だったかというと、その当時の日本には生野菜を食べる食習慣がなかったため、生野菜のサラダ料理に合わせるための油として開発されたからだそう。それまでの日本では、油は主に揚げ物に使われていて、そのまま油を生で使うことはなかったとか。そこで精製の度合いを高め、濁ったり固まったりしない、サラサラとした良質の油=サラダ油として売り出されたのでした。
そして、サラダ油の原材料は、なたね、綿実(めんじつ)、大豆、ごま、ひまわり、とうもろこしなどで、メーカーによって違うようです。現在、サラダ油の定義は日本農林規格(JAS)で定められていて、それをクリアしたもののみ、サラダ油と名乗ることができます。
サラダ油の生みの親である日清オイリオのホームページに、サラダ油に関する次のような記述がありました。
「熱安定性のよいなたね油と、クセがなく、うまみのある大豆油をブレンドしました。揚げものから和えもの、マリネまで、どんな料理もおいしく仕上がるので、用途にあわせて幅広くお使いいただけます」
サラダ油は、とっても使い勝手のいい油なんですね。サラダが原材料でなくても、結果オーライですね(笑)。
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参照:日清オイリオ
イラスト:飛田冬子