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2020年11月12日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
そろそろお正月の準備が気になる季節になってきましたね。今年は家族でカニ鍋でもしたいなと思っているのですが、気になるのが冷凍カニの選び方。決して安くはないのに、当たり外れが大きいイメージがあります。そこで、今回は、おいしい冷凍カニの選び方と上手な解凍方法について調べてみたいと思います!
まず、冷凍カニを選ぶ際にどの点に注意して選ぶべきでしょうか。冷凍カニは「生冷凍」と「ボイル冷凍」に分けられます。一般的には生冷凍の方がおいしいとされていますが、ボイル冷凍は解凍するだけでそのまま食べられるという大きなメリットがあります。
ボイル冷凍されたカニを選ぶときは、船上でボイルして急速冷凍されたもの(船凍品)を選びましょう。獲ってすぐに処理しているので、鮮度とうま味を保っており身入りも期待できます。商品の説明書きや、販売店に聞いてみるといいでしょう。
特にオホーツク産のカニは餌となるプランクトンが多いため、味や大きさに定評があります。
また、カニは、身が入っている割合は成長度合いによって決まります。脱皮直後の「脱皮カニ」「若カニ」は身入り率が低く、味もよくありません。逆に脱皮から時間がたってしっかりと甲羅が堅くなったカニは「堅蟹(かたがに)」と呼ばれ、身入りも味も最高とされています。堅ガニを選ぶ際にチェックするポイントは、甲羅に「フジツボ」や「カニビルの卵(黒い粒)」が付着していること。フジツボやカニビルの卵は堅いものに付着する生物なので、堅カニかどうかを見分ける際のポイントになります。
カニの成長度合いや産地、冷凍方法をチェックすることで、よりおいしいカニを選びやすくなるというわけですね。それでは、冷凍したカニをおいしく解凍する方法をご紹介します。
冷凍カニのおいしさは、解凍の仕方に左右されるといっても過言ではありません。おいしく食べるためにポイントがあります。気を付けなければならないのが、カニ鍋など調理する場合。凍ったままで調理すると、うま味が流れ出してしまうので、半解凍してから食べるようにしましょう。
ボイル冷凍カニを解凍するのに最も大切なポイントは、「冷蔵庫で時間をかけてゆっくり解凍するということ」です。電子レンジやお湯で急速に解凍すると、カニの身から分離して出る「ドリップ」という水分と一緒にうま味も流れ出て、身がパサパサになってしまいます。食べるまでに解凍時間を考えると、食べる前日には冷凍庫から冷蔵庫に移すのがおすすめです。
<解凍のポイント>
<カニの種類や部位による解凍時間の目安>
生の冷凍カニを解凍する場合、また、急いでボイル冷凍カニを解凍したい場合は、流水解凍が向いています。生の冷凍カニは解凍すると黒く変色しやすいので、解凍したらできるだけ早めに食べるようにしましょう。生の冷凍カニも電子レンジで解凍すると、身がパサパサになるのでやめましょう。
<解凍のポイント>
<解凍時間の目安>
流水解凍で30~40分
冷凍カニの賞味期限は一般的に1~2年間とされています。しかし、これは-30℃で冷凍保存できる業務用に冷蔵庫を基準としています。一般的な家庭用の冷凍庫の温度は-18℃程度ですし、扉の開け閉めによる温度変化の影響を受けやすいということがあります。鮮度や品質を考えると、購入後1か月程度で食べる方がいいでしょう。
解凍したカニは、その日のうちに食べ切るようにしましょう。上手に解凍して、みんなでおいしいカニ料理を楽しみたいですね!
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参照:春夏秋凍
イラスト:飛田冬子