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2019年02月23日
素朴な疑問
寒い季節の楽しみと言えばお鍋! 私は、お鍋だけでなく最後に残った汁でつくるおじやも大好きです。こう言ったら、息子から「雑炊でしょ?」と指摘されました。「おじやって言ってもいいじゃない!」と言ってみたら、今度は娘からも「普通お鍋のシメは雑炊って呼ぶと思う」と言われてしまいました。
確かに、飲食店でお鍋を食べたときの最後のシメは「雑炊」と書かれていることが多いような……。お鍋の最後にお米を入れて作るものを「おじや」と呼ぶのは私だけ? そもそもおじやと雑炊ってどこが違うのかしら?
というわけで、さっそくおじやと雑炊の違いについて調べてみたところ、おじやと雑炊には大きな違いがあることがわかりました。
まずは雑炊の作り方から。雑炊は、炊いたお米を水で洗い、表面のぬめりを取ってからお出汁や具を入れて煮込むのが正しい作り方です。一度お米を水で洗うことによって、スープがさらさらした仕上がりになるだけでなく、お米にもお出汁や具の味が染み込みやすくなるのだそうです。
次におじやの作り方。おじやは雑炊とは違い、炊いたご飯を洗わずにお出汁や具を入れて煮込みます。とろみが出るまで煮込んだら完成。どこまでが汁でどこまでがお米と具なのかわからなくなるくらい煮込むこともあるようです。
しっかりと煮込むことによって、食べやすく消化しやすくなり、汁のなかに溶け出してしまった栄養素も食べることができるのがおじやの特徴です。とろみがついていると、のどに詰まらせたりむせたりする確率も減るので、お子さんやお年寄り、体調を崩している人にもおじやはおすすめです。
ただ、地域によっては煮汁や塩味のものを「雑炊」と呼び、味噌や醤油味のものを「おじや」と呼ぶこともあるようです。なんだか違いが曖昧になってきました。
ちなみに我が家のお鍋の〆のお米は、炊飯器から出してそのまま。別に水で洗うようなことはしていません。ということは、うちのお鍋の〆は「雑炊」じゃなくて「おじや」が正しいってことになるんじゃない? やっぱり「おじや」で合っていたんだ! とひとり自信を取り戻すワタシでした。
調べたことは子供たちにもつい教えたくなってしまうのですが、このことを伝えたら「家のお鍋の〆もごはんをちゃんと洗って!」などと言われてしまいそう。余計な手間を増やさないためにも、「雑炊」と「おじや」の違いはそっと胸の内にしまっておくことにしました。
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参照:東京ガス
イラスト:飛田冬子