2019/09/18 1

もりそばとざるそばはどう違う?

もりそばとざるそばはどう違う?

 

先日、信州戸隠(とがくし)の生そばをいただきました。うちではよくそばを食べるので、「あら、うれしいわ!」と喜んでいたら、お父さんが、「このそばは、“もりそば”じゃなくて“ざるそば”で食べたい」などと言い出しました。

 

「あら、ざるに盛ってほしいってこと? もりそばをざるに盛ったらざるそばになるのよね?」とワタシ。すると、お父さんは「はは、もりそばとざるそばの違いはそれだけじゃないんだよ!」と自慢げに言うじゃありませんか。

 

く~っ! もりそばとざるそばの違いが答えられなかったワタシ。この二つの違いについてすぐに調べたことはいうまでもありません! 

 

そばが歴史上の文献に初めて登場したのは8世紀に完成した「続日本紀」という書物でした。その頃のそばは、飢饉(ききん)や災害などが起こったときのために備える救荒食(きゅうこうしょく)として栽培が朝廷から(?)推奨されていました。稲や小麦に比べると栽培する土地の土質を選ばず、種を植えてから2~3か月で収穫できるほか、天候にもあまり左右されないことなどが理由だったようです。

 

そばといえば、つるっと食べられる細切りの麺が、今では当たり前ですよね。けれども当初は、そば粉を練って作る「そばがき」や「そばだんご」が一般的だったのだそう。包丁で切ったそば(そば切り)が登場したのは、江戸時代になってから。誰がどこで発明したのかは、今でもはっきりわかっていないようです。

 

さて、もりそばとざるそばの違いですが、もりそばはそばつゆと薬味を別々の器に盛り、そばをせいろやお皿などに盛り付けたものの「総称」だといわれています。その中でもざるに盛ったものだけをざるそばと呼ぶのだとか。

 

ざるそばが誕生したのは江戸時代の中期。当時、深川にあった「伊勢屋」というお店が竹のざるにそばを盛り付けて提供したのが発祥といわれています。ざるそばにもみ海苔をかけるようになったのは明治時代以降のことで、当初はもりそばとの違いを出すために、コクのあるそばつゆを用意するそば処もあったようです。

 

けれども現代では、一部を除き同じせいろやそばつゆを使うそば処も多くなっているとか。そのため、もりそばとざるそばの違いは、もみ海苔がかかっているかどうかだけという場合もあるようです。

 

どちらにしても、つるっとした喉越しのそばは、おいしくてやめられそうにありません。お父さんには、もみ海苔を富士山のように山盛りにしたざるそばを出そうと思っています!

 

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参照:JBPRESS

   北東製粉株式会社

 

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イラスト:飛田冬子

 


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