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素朴な疑問盛りそばとざるそばは何が違う?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日、信州戸隠(とがくし)の生そばをいただきました。うちではよくそばを食べるので、「あら、うれしいわ!」と喜んでいたら、ダンナさんが、「このそばは、“盛りそば”じゃなくて“ざるそば”で食べたい」などと言い出しました。
「あら、ざるに盛ってほしいってこと? もりそばをざるに盛ったらざるそばになるのよね?」とワタシ。すると、お父さんは「はは、盛りそばとざるそばの違いはそれだけじゃないんだよ!」と自慢げに言うじゃありませんか。
く~っ! 盛りそばとざるそばの違いが答えられなかったワタシ。この二つの違いについてすぐに調べたことはいうまでもありません!
そばが歴史上の文献に初めて登場したのは8世紀に完成した「続日本紀」という書物でした。その頃のそばは、飢饉(ききん)や災害などが起こったときのために備える救荒食(きゅうこうしょく)として、栽培が推奨されていました。稲や小麦に比べると栽培する土地の土質を選ばず、種を植えてから2~3か月で収穫できる他、天候にもあまり左右されないことなどが理由だったようです。
そばといえば、つるっと食べられる細切りの麺が、今では当たり前ですよね。けれども当初は、そば粉を練って作る「そばがき」や「そば団子」が一般的だったのだそう。包丁で切ったそば(そば切り)が登場したのは、江戸時代になってから。誰がどこで発明したのかは、今でもはっきりわかっていないようです。
さて、盛りそばとざるそばの違いですが、盛りそばはそばつゆと薬味を別々の器に盛り、そばをせいろやお皿などに盛り付けたものの「総称」だといわれています。その中でもざるに盛ったものだけをざるそばと呼ぶのだとか。
ざるそばが誕生したのは江戸時代の中期。当時、深川にあった「伊勢屋」というお店が竹のざるにそばを盛り付けて提供したのが発祥といわれています。ざるそばにもみのりを掛けるようになったのは明治時代以降のことで、当初は盛りそばとの違いを出すために、コクのあるそばつゆを用意するそば処もあったようです。
現代では、一部を除き同じせいろやそばつゆを使うそば処も多くなっているとか。そのため、盛りそばとざるそばの違いは、もみのりが掛かっているかどうかだけという場合もあるようです。
どちらにしても、つるっとした喉ごしのそばは、おいしくてやめられそうにありません。ダンナさんには、もみのりを富士山のように山盛りにしたざるそばを出そうと思っています!
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参照:JBPRESS
イラスト:飛田冬子
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