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2020年02月06日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
ピーマンは輪切りにした方がかわいいので、我が家ではたいてい輪切りにしています。先日、ダンナさんが夕食のピーマンの肉詰めを食べながら「実はピーマンって、あんまり好きじゃないんだ。苦くて……」と言い出したんです。「えっ、今さら⁉」。まさか、そんなふうに思っていたなんて驚き……。
「食べられないほど苦手なわけじゃない」と全部たいらげていましたが、せっかく食事を作るなら、おいしく食べてもらいたいですよね。そこで、ピーマンの苦みを和らげる方法について調べてみました!
ピーマンって、実は切り方で苦みを和らげることができるんです。その方法は縦方向に切ること! 輪切りは、苦みを増加させる切り方だったんです。長年、ピーマンを使った料理をしてきましたが、切り方で味が変わるなんて考えたこともありませんでした。
縦切りで苦みを抑えられる理由は、ピーマンが食物繊維たっぷりの緑黄色野菜であることに秘密があります。ピーマンの繊維は縦方向に入っているので、繊維に沿って切れば細胞を傷付けにくいのです。輪切りやみじん切りは細胞を傷つけるため、苦み成分が出やすくなって、ピーマン特有の苦味が立ってしまいます。一番いいのは、切らずに丸ごと食べること。苦み成分は、ピーマンの種やワタに含まれているといいますが、切らないで丸ごと食べれば苦みは気になりません。
ピーマンを油にサッと通すのもおすすめ。苦み成分が油に溶け出します。油を使いたくない場合は、塩を加えた熱湯に湯通しするとよいでしょう。
ピーマンの苦み成分を和らげる方法について調べてきましたが、嫌われがちなこの成分、実は体にとてもよい効果をもたらします。ピーマンの苦みの正体は、ポリフェノールの一種「クエルシトリン」。ピーマンの渋味になる成分で、ピーマン特有の香り成分「ピラジン」と混ざることで独特の苦みが発生するのです。クエルシトリンには、高血圧の予防、抗うつ作用、血流改善など効果が期待できます。
なるほど、ピーマンの苦み成分って健康増進にはお役立ちなのですね。「苦みを取らなきゃ!」と躍起になる必要はないですね。
ピーマンの肉詰めを縦半分に切ってみたところ、ダンナさんには、なかなか好評!「切り方で苦みを抑えるコツ」を豆知識として披露しつつ、楽しい夕食になりました。みなさんもぜひ試してみてくださいね。
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参照:タキイ種苗株式会社
イラスト:飛田冬子
人に話したくなる面白雑学「素朴な疑問」