公開日:2018/09/20

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素朴な疑問

おはぎとぼた餅って何が違うの?

おはぎとぼた餅って何が違うの?

 

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

いつものスーパーへ出掛けると、お店の目立つ場所に「おはぎ」の陳列。ツヤツヤと輝くぽってりした姿を眺めながら、1パック自分用に買っちゃおう(ムフフ)とこっそり考えたりしてませんか?

 

ところで、おはぎおって、お店によっては「ぼた餅」と呼ばれていますよね。おはぎとぼた餅って見た目はそっくりですが、何が違うんでしょう? 

 

友人に聞いてみると「こしあんがおはぎで、粒あんがぼた餅じゃないの?」「いやいや、粒あんがおはぎでしょう!」「きなこをまぶしたものを、おはぎっていうよね?」「形が大きいのがぼた餅で、小さいのがおはぎじゃないの?」と、やんややんやの大騒ぎ。

 

こうなってくると「いったいどの説が正しいの?」と気になって夜も眠れません。なので、さっそく調べてみました!

 

その結果、判明したのは……。

 

「おはぎとぼた餅は、基本的に同じもの」という事実でした(えー!)。

 

「おはぎ」と「ぼた餅」は餅米で作った餅を小豆あんで包み込んだ、伝統的な和菓子。日本では古くからアズキの赤い色には邪気を払い、災いから守ってくれる魔除けの効果があると信じられていました。おめでたい日に赤飯を炊いたり、お彼岸にご先祖様をなぐさめるために「おはぎ」や「ぼた餅」を供えるのも、そうしたいわれがあるからですね。

 

では、なぜ同じ食べ物を別の名前で呼ぶようになったかというと。

 

「おはぎ」は漢字で「お萩」
「ぼた餅」は漢字で「牡丹餅(ぼたんもち)」

 

そう、花の名前からきているんです。

 

牡丹の花が咲く春のお彼岸には「牡丹餅」、萩の花が咲く秋のお彼岸には「お萩」と呼んで、お供えするようになったのが始まり。春と秋、それぞれに旬の花を見立ててお菓子をお供えするなんて、いかにも日本らしい風流な習慣じゃありませんか。

 

ちなみに、かつて「ぼた餅」は牡丹をかたどって大きく丸くゴージャスに、「おはぎ」は萩の花にならって小ぶりで上品な俵形に仕上げたとか。またアズキの収穫期は秋なので、「おはぎ」は取れたてのアズキを柔らかい使って粒あんに。「ぼた餅」はひと冬越えてアズキの殻が硬くなっているので、こしあんにしたといいます。

 

今では形もあんの種類もほぼ同じで、春と秋で呼び方が違うだけというのが一般的。大きさが違う、形が違う、あんこが違う、という友人の説は伝統的なスタイルが今も残っている地域に住んでいたからかもしれませんね。

 

ああ、あれこれ調べていたら頭の中がおはぎとぼた餅でいっぱい。近所の和菓子屋さんに行ってこよう〜っと!

 

 

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イラスト:飛田冬子 

 


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