海原純子さんの幸せに生きるヒント4

人前で緊張しない方法は?海原純子さんが解決策を伝授

公開日:2021/07/10

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心療内科医・海原純子さんが開催するワークショップのエッセンスを紹介する連載も4回目。今回は、人前で緊張せずに話せるようになる方法を解説。「ずっと不安で仕方ない」という迷宮から抜け出すヒントもあります。

人前で緊張しない方法は?心療内科医が解決策を伝授

人前で話すと緊張する、克服には数と経験が必要

人前で話すと緊張する人

人の前で話すことが大丈夫、という方はいらっしゃいますか? こんな質問をしたとき「ハイ、大丈夫」と答える人は、どのくらいいらっしゃるでしょうか。人前で話すことをお仕事にしている人でも自信を持って大丈夫と言える方は、ごくわずかだと思います。

例えば久しぶりの同窓会、少しあらたまった会合、ハルメクの読者の集い、あるいは仕事場など、人前でプレゼントしたり、スピーチしたりすることは、その内容についての心配と、単に人の前で話すことへの恐れが両方重なるから怖いのですよね。

かくいう私も、ずっと人前で話すことには抵抗がありました。学生時代は人前で話すどころか、国語の時間に朗読の順番が回ってくると心臓がどきどきして苦しくなり、声が震えて大変でした。

人前で話すことを何とか克服したいと常々思っていた私は、大学に入学してから演劇部に入り特訓。医学部は女子が少ないので演劇部に入ると主役は必ず回ってくるんです。この訓練はとても役に立ちました。そこで覚えたことは、人前で話すことを克服するには場数と経験が必要だということです。

人前であがらず話すには、日常化が鍵

人前で話す機会が何度もあるほど、話すことは日常化してきます。これが大事なんですね。毎日していることは緊張しないはずです。みなさんは家族と話すとき緊張しますか? 毎日顔を合わせる家族の前では緊張しませんね。それは、それが日常的に行われ慣れているからなのです。

ですから知らない人、初対面の人の前で話す体験を多くして、それが日常的になれば緊張しないといえます。怖いなあ、と思って避けているうちは、ますますそれが苦手になるのです。

スピーチが得意なイメージがあるアメリカ人ですが、それは違うようです。私は2008年から10年までハーバード大学大学院のヘルスコミュニケーション研究室で客員研究員をしていました。このとき研究室を共同主宰するダナ・ファーバーがん研究所の、職員を対象としたスピーチのワークショップに興味を持ち参加したことがあります。

そこには「人前で話すことが不得意だから、とにかくスピーチの訓練をしよう」という意気込みがすごいなあ、と思う方がたくさん参加していました。こうした努力をしているんですね。その積極性が人を変化させていくんですね。私は苦手だから、と話す機会から逃げていればいつまでも上達しない、それを見せつけられた気がしました。

苦手や不安の殻からすんなり抜け出すことなんてできません。殻から抜け出すにはそれなりの覚悟と努力、積極性があるかないか、にかかっています。

ワーク:人前で緊張しないで話すポイントは?

人前で緊張しないポイント

では、実際に、人前で話す前、あなたはどんなふうになりますか? 不安、胸がどきどき、手に汗をかく、そんな感じですよね。何も考えられなくなる、深呼吸しようとしても胸が詰まり息が吸えない、というときもあるでしょう。

そんなときに役立つポイントをまとめました。ぜひ試してみてください。

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