骨格診断丨失敗しやすいコート・アウターの種類や特徴

骨格ナチュラルに似合うコートと失敗しない選び方

公開日:2022.02.24

更新日:2024.01.17

骨格ナチュラルは、骨のフレーム感がありスタイリッシュな体つきが特徴。コートは、かっこよく着こなせる得意アイテムです。さらにおしゃれに見せるポイントを押さえてスタイルアップ! 似合うコートや似合わない・失敗しやすいコートの種類をご紹介します。

骨格ナチュラルはコートが得意!その理由

骨格診断には「ナチュラル」「ウェーブ」「ストレート」の3タイプがあり、それぞれ似合うファッションや失敗しやすいファッションがあります。

骨格ナチュラルは、モード系ファッションモデルに多いといわれる骨格タイプで、骨のフレーム感がしっかりしており、関節が目立ちやすいスタイリッシュな体つきが特徴です。

冬に活躍するコートやアウターは、重ね着や厚手の服を着ることを考えて、サイズ感にゆとりがあるものが多いアイテム。厚手の生地が使われていることも多く、骨格ナチュラルの骨感や筋(すじ)感を上手にカバーできるため、かっこよく着こなせるでしょう。

コートはファッションアイテムの中でも値段が高いアイテムだけに、長く着続けたくなる、自分にぴったりのとっておきの一着を買いたいもの運命の一着ともいえるコートを見つけるためにも、骨格診断で自分の骨格タイプの特徴をチェックしましょう。

骨格ナチュラルの特徴

骨格ナチュラルの特徴

骨格ナチュラルタイプは、しっかりした骨格を持った、モデルのようなスタイリッシュな体つきをしています。肩幅もしっかりとあり、首や鎖骨がやや目立つことが多いようです。

筋肉や肉感など柔らかさを感じさせない中性的な体型のため、カジュアルなコーディネートなどラフなファッションをきれいに着こなせることが魅力。筋肉も脂肪もつきにくい骨格タイプとされ、上半身と下半身で重心の偏りはほとんどありません。

身長に対して手が大きめで、手のひらの厚みよりも関節の骨感や筋が目立つ手をしている人が多いでしょう。骨格タイプは自分でセルフチェックもできるので、まだ自分の骨格タイプを知らない人はまずはセルフチェックをしてみてください。

骨格ナチュラルに似合うコートの特徴

骨格ナチュラルタイプの人は、もともとコートやアウター、ジャケットなどのファッションアイテムと相性がいい骨格タイプですが、以下のような特徴のあるものを選ぶとさらにスタイルアップできるでしょう。

  • サイズ感にゆとりのあるオーバーサイズのもの
  • 丈が長いロング丈のもの
  • 上質でしっかりと厚みがある生地のもの
  • 襟が大きめのデザインのもの
  • ファーやボタンなどの装飾が大きいもの
  • ダウンパックの大きいもの

骨格ナチュラルタイプの人は肩のラインがしっかりしており、フレーム感があるので、ゆったりしたシルエットやゆとりあるサイズ感のコートやアウターを選ぶと、こなれ感が出せます。

デザインは、シンプル過ぎるものよりもデザイン性があり、存在感があるアイテムがおすすめです。襟が大きめ、ファーやボタンなどの装飾が大きいコート、チェック柄などがよく似合うでしょう。

カジュアルなコーディネートがよく似合う骨格ナチュラルタイプですが、雰囲気を変えたいときは、ロング丈のコートを選べば、フェミニンさが出てきれいめのコーディネートに仕上がります。

サイドに深めのスリットが入ったものを選ぶと動きが出て、ロング丈・マキシ丈コートでも重たくなり過ぎず軽やかに着こなせます。

骨格ナチュラルに似合うコートの種類

ここからは、骨格ナチュラルタイプの人に似合うコートの種類をご紹介します。

Pコート(ピーコート)

Pコート(ピーコート)

冬の定番アウターといわれるPコートは、トレンドに左右されることなく長く着続けられるアイテムです。Pコートは骨格ナチュラルタイプの人に似合うコート・アウターの代表格ともいわれ、さらっと羽織るだけでもおしゃれに見えます。

マキシ丈のスカートやワンピースなど、着丈の長い洋服とも相性がいいので、冬のおしゃれでしっかり活躍してくれるでしょう。

キルティングコート

キルティングコート

最近人気のトレンドアイテムといえば、キルティングコート。骨格ナチュラルタイプの人がキルティングコートを選ぶ場合は、肩が落ちたデザインのものやオーバーサイズのものがおすすめです。

ウエストマークのあるものを選ぶとボリューム感が出てしまうため、他のアイテムでメリハリをつけるといいでしょう。革のブーツなどしっかりした存在感のある靴や、タートルネックと合わせると、ボリューム感を抑えつつ、メリハリが出せます。

中綿の入ったキルティングコートは軽くて暖かく、それでいてステッチの効果ですっきり着こなせる冬にぴったりの一着。「暖かいコートがいいけど、着太りして見えるのは避けたい」という人にもおすすめです。

注目度の高いアイテムなので、シンプルなものからデザイン性の高いものまでさまざまなバリエーションがあり、カラーも豊富。ぜひあなたのお気に入りのものを見つけてみてください。

ダッフルコート

ダッフルコート

トグルと呼ばれる独特の留め具やステッチが印象的なダッフルコートも、骨格ナチュラルタイプに似合うコートです。人によっては垢抜けない印象になってしまいがちなアイテムですが、フレーム感がスタイリッシュな骨格ナチュラルタイプの体型なら、すっきりと着こなせます。

ダッフルコートは程よい装飾とカジュアルさがあり、厚みもあるので防寒性は抜群。カジュアルアイテムに挑戦したい人にもおすすめです。

ドロップショルダーダウン

ドロップショルダーダウン

冬の定番のダウンは、ドロップショルダーのものが骨格ナチュラルタイプに似合います。骨格ウェーブ骨格ストレートなど、他のタイプが着太りしがちなオーバーサイズのダウンも、スタイリッシュな体型の骨格ナチュラルタイプの人なら、スマートに着こなせるでしょう。

ノーカラーコート

ノーカラーコート

首元をすっきりと見せられるノーカラーコートも、骨格ナチュラルタイプの人によく似合うコートです。

カジュアルに着こなしたい場合はミディアム丈、大人女性の魅力を引き出すコーティネートにしたい場合は、ロング丈やウールなどしっかりした厚みのある素材を選ぶといいでしょう。ボトムスにはタイトスカートを合わせると、全体的に統一感が出ます。

シャツコート

シャツコート

シャツのような軽めの素材を使ったシャツコートも、骨格ナチュラルタイプの人に似合うコートです。生地が薄手のため、寒さが厳しい時期は重ね着が必要ですが、コートとして着られるだけでなく、ロングシャツワンピースとしても着こなせるため、おしゃれの幅が広がります。

黄色やピンク、パステルグリーンなどを選べば、肌寒さが残る春先のアウターとしても活躍するでしょう。

骨格ナチュラルに似合わない・失敗しやすいコートの種類

骨格ナチュラルに似合わない・失敗しやすいコートの種類

骨格ナチュラルタイプの人はコートやアウター、ジャケットなどのアイテムが得意な骨格タイプですが、中には似合わない・失敗しやすいものもあります。

以下のような特徴のあるコートは、骨格ナチュラルタイプに似合わない・失敗しやすいとされているアイテムです。選ぶときは、慎重に選びましょう。

  • 体に張り付く素材、柔らかめの素材、光沢感のある素材
  • ぴったりしたサイズ感のもの
  • シンプル過ぎるもの、フォーマルなデザインのもの
  • フリルなどフェミニンさのある装飾・デザインのもの
  • Aラインのもの
  • ショート丈のもの
  • ダウンパックが小さ過ぎるダウン

ここからは、骨格ナチュラルタイプの人は注意して選びたい、似合わない・失敗しやすいコートをご紹介します。

Aラインのトレンチコート

骨格ナチュラルタイプは本来トレンチコートは得意なアイテムです。

しかし、フェミニンさのあるAラインのものは、骨格ナチュラルタイプのフレーム感があるスタイリッシュな体つきと馴染みにくく、ちぐはぐな印象になりやすいでしょう。

ジャストサイズ、ピッタリしたサイズ感のコート

ジャストサイズやピッタリしたサイズ感のコートは、骨格ナチュラルタイプが苦手なアイテムです。

コンパクトなサイズ感のコートを選ぶと、骨格ナチュラルタイプのフレーム感が強調され、がっしりした印象に見えやすくなります。

シンプル過ぎるコート

骨格ナチュラルタイプは、オーバーサイズなどゆったりしたラフさのあるコーディネートがよく似合います。シンプル過ぎるコートは、コートだけが浮いて見えてしまったり、物足りなく感じたりするため、避けるのがおすすめのアイテムです。

骨格ナチュラルのコート選びのコツ

骨格ナチュラルのコート選びのコツ

ここからは、骨格ナチュラルタイプのコート選びのコツをご紹介します。

オーバーサイズのものを選ぶ

骨格ナチュラルタイプは、体のフレーム感をカバーするオーバーサイズやビッグシルエット、肩が落ちたもの、肩のラインが曖昧なコートが得意。ゆったりしたサイズ感のものを選べば、重ね着も楽しめて、防寒性も高まり一石二鳥です。

ロング丈を選ぶ

骨格ナチュラルタイプは全体的に曲線的な部分が少なく、ジャストサイズのアイテムは、がっしりした印象になりやすい傾向にあります。骨感や肩幅の広さをカバーするロング丈を選ぶと、すっきりきれいに着こなせるでしょう。

フードや襟が大きめのものを選ぶ

骨格ナチュラルタイプは、シンプルなアイテムよりもフードや襟が大きめのものなど、カジュアル感ある装飾の洋服がよく似合います。

ショールカラー(へちま襟、首にショールをかけたような襟)やビッグカラーなど、個性的なデザインのコートもスタイリッシュに着こなせますよ。

ジャケットはヒップが隠れるものがおすすめ

骨格ナチュラルタイプは肩幅がしっかりとしており、骨のフレーム感が特徴的な体型です。そのため、ジャストサイズや、ウエスト部分がきゅっと細くなったジャケットを選ぶと、がっちりして見えやすい傾向にあります。

ジャケットを選ぶ場合は、ヒップが隠れる丈を選ぶといいでしょう。ストンと落ちるようなシルエットのジャケットは、骨格ナチュラルタイプによく似合うアイテムです。カジュアル過ぎない上品さがあるブリティッシュツイードなどの生地を選ぶと、垢抜けた着こなしになります。

骨格ナチュラルに似合うコートで高見え

骨格ナチュラルは、肩幅がしっかりしており、フレーム感のある体つきが特徴です。近年のトレンドアイテムであるオーバーサイズ、ビッグシルエットのコートやアウターも、服に着られている感が出たり、だらしなくなったりすることなく、スタイリッシュに着こなせるでしょう。

自分の骨格タイプごとの似合うコートや失敗しやすいコートを知れば、長く着続けられるだけでなく、着痩せ効果なども期待でき、スタイルアップできます。ぜひ記事を参考に、あなたにぴったりのコートを見つけてみてください。

※この記事は2022年2月の記事を再編集して掲載しています。

■もっと知りたい■

ハルメク365編集部

女性誌No.1「ハルメク」の公式サイト。50代からの女性の毎日を応援する「観る・聴く・学ぶ・つながる」体験型コンテンツをお届けします。
会員登録をすれば、会員限定動画を始めさまざまな特典が楽しめます!

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

注目企画