なぜ散らかる?どこから手を付ける?苦手をすべて解決

部屋の片付けが簡単に!3つの準備&手順&収納のコツ

公開日:2023.05.24

お部屋の片付けが苦手・下手な人の特徴や心理

お部屋を片付けるのが苦手、という人には、いくつかの共通する特徴が見られます。人によっても片付けが苦手な理由はさまざまですが、ここでは片付けが苦手・下手な人の主な4つのタイプをご紹介します。

  • 【物を捨てられないタイプ】
    片付けられない人に多いのが、物を捨てられないこと。「いつか使うかも」「まだ壊れていないのに捨てるのはもったいない」と思うことで捨てられず、物がたまっていく
  • 【物を集めるのが好きなタイプ】
    物を集めるのが好きで、ついつい色々と買ってしまうことで物が増えるタイプ。雑誌やお菓子のおまけなど、集めることが好きだが、物への愛着は強くない傾向にある
  • 【計画が苦手なタイプ】
    食材や日用品のストックでいっぱいになってしまうという人や、片付けをまた「あとでやろう」「一気に片付けよう」と考える人は計画が苦手な傾向にある
  • 【散らかっていても気にならないタイプ】
    中には、そもそも片付けの必要性を感じていない人もいる。散らかっていても気にならずイライラやストレスを感じないため部屋が片付きにくい

お部屋を片付けられないデメリット

お部屋を片付けられないと、さまざまなデメリットがあります。コツを知って、無理のない効率的な片付けにつなげましょう。

  1. 物を失くしやすく、探す手間が増える
  2. 同じ物を買ってしまう、ムダが増える
  3. ゴミやホコリ、カビ、ダニなどによるアレルギーを引き起こす可能性がある
  4. イライラする、自己肯定感が下がる
  5. 賃貸の場合、退去時に修繕・撤去費用がかかる可能性がある

お部屋を片付けられない原因・対策

お部屋を片付けられない原因・対策

お部屋を片付けられない原因は人によって異なりますが、ここでは主な原因と対策をご紹介します。

片付け方法がわからない

「片付けが上手な人と片付けが下手な人、何が違うんだろう?」と思ったことがある人もいるかもしれません。お部屋が片付いた状態を維持するためには、ルールが必要です。

片付けが上手な人はこのルールが身についているため、自然に実行できます。一方、片付けが苦手な人はルールを知らないため、効率よく片付けられず、散らかりやすいのです。

片付け方法がわからない場合は、出しっぱなしにする癖を直す、あちこちに物を置かないようにするなどのルールを作ったり、収納方法を実践したりして、それを習慣にするといいでしょう。

忙しくて時間的な余裕がない

仕事や家事、子どものことや親の介護など、50代女性は毎日の生活で忙しく片付けまで手が回らないことも少なくありません。

なかなか時間が取れない人は、家事代行サービスやハウスキーパーなど、片付けのプロに依頼するのも一つの方法です。食洗機や乾燥機能付き洗濯機なども、家事の負担を減らせます。

忙しくて余裕がないとストレスもたまりやすいため、無理に大掛かりな片付けをしようとするよりも、「新しい物を増やさないこと」を意識すると、部屋が散らかりにくくなるでしょう。

片付けをイベントとして捉えている

「一気にやろう」「お客さんが来るときに片付けよう」など、片付けをイベントのように捉えていると、片付けが面倒になってしまいがちです。

片付けを日常として捉えて、朝起きたときや物を使い終えたときなどに5〜10分程度で軽く片付けをすると、散らかりにくくきれいな状態をキープしやすいでしょう。

やる気アップ!お部屋を片付ける前の3つの準備

片付けが苦手だと、どうしても億劫に感じてしまうもの。そんなときは以下の3つの準備をしておくと、楽しみながら片付けができますよ。

  1. 片付け前後でお部屋のビフォーアフター写真を撮る
  2. 時間を決めてタイマーをセットする
  3. 好きな音楽をかける

ビフォーアフター写真を撮っておくと、違いがわかり達成感や満足感が得られます。また、片付けのときは時間を決めておくと、集中して取り組めるでしょう。

無音の状態では集中できない人は、好きな音楽をかけるのもおすすめです。ドラマや映画はついつい見入って手が止まってしまう可能性があるため、片付けには音楽の方が合っています。

状況別!お部屋を片付ける方法・やり方

状況別!お部屋を片付ける方法・やり方

ここからは、「しっかりきれいにしたい場合」と「忙しいときに時短で片付けたい場合」の2つに分けて、お部屋を片付ける方法とコツをご紹介します。

しっかりきれいに!悩みから始める片付け術

気合いを入れてお部屋をしっかり片付けたい場合は、「片付けで解決したい本当の悩み」を知ることから始めましょう。そうすることで、どこから手を付ければいいか優先順位が付けやすくなり、きれいな状態も維持しやすくなります。

  1. 「片付けで解決したい本当の悩み」を明確にする
  2. いつまでに片付けるか、期日を決める
  3. 片付け始める前に自分なりの「片付けのルール」を決める
  4. デッドスペースを有効活用して収納場所を作る(突っ張り棒を使うなど)
  5. 見せる収納・隠す収納を使い分けてメリハリのある空間にする
  6. 1日15分片付けできれいな状態をキープする

このときに意識したいのが「完璧にしない」こと。ハードルを低くしておくと、気軽に行動に移しやすくなります。

とにかく時短!午前中でできるスピード片付け術

片付けられない原因は、時間がないことも大きな原因の一つです。忙しい人は、午前中で終わるスピード片付け術を実践してみましょう。

  1. 片付ける場所にある物をすべて出す
  2. 本当に必要な物だけを元あった場所に戻す
  3. 必要な物以外は捨てる

午前中は頭がすっきりしているため、片付けにおすすめの時間帯です。ポイントは、「何も考えずにとにかく出す」こと。捨てようかどうか迷っていると時間がかかるため、まずはすべて出してから考えましょう。

場所別!無理なく部屋を片付ける収納のコツ

場所別!無理なく部屋を片付ける収納のコツ

お部屋の場所によっても、収納のコツは異なります。

どの場所でも「使う場所の近くに置き場所を決める」「ストックは総量を決める」「戻しやすさも考えて置く」という「無理なく片付く3か条」を意識すると、散らかるのを防いですっきり片付けられます。

散らからない部屋にするコツや収納アイデアを知っておけば、片付けがラクになり、「面倒くさい!」と感じることなくちょっとした片付けが習慣化できるでしょう。

リビング

お部屋の中でも散らかりやすいリビングの片付けは、散らかっている感をなくすのがポイントです。表側からは見えない死角部分に隠して収納するのも、部屋がすっきり見えておすすめ。

  • ダイニングテーブルの上には何も置かない
  • テレビなどの配線をまとめる
  • ソファなど家族の定位置から手が届く範囲によく使うものを収納する

クローゼット

クローゼットは、しっかり片付けておくと選ぶのも戻すのもラクになります。整頓されることで服や小物が探しやすくなり、用意の手間も省けるでしょう。

  • 服をグラデーションのように色別に並べる
  • ブラウス、ワンピースなどアイテム別にまとめて収納する
  • 畳んだ服は重ねずに縦にして収納する

キッチン

キッチンは、きれいに片付けるとすっきりして、掃除も作業もしやすくなり一石二鳥です。

  • よく使う調理器具はガスコンロ前に吊るす
  • 調味料はガスコンロ下に収納(温度変化があるため収納に適さない調味料もある。その場合は冷蔵庫などで保管)
  • 冷蔵庫内は「いの字」置きにして中央に空間を作る
  • 出番の少ない大皿は棚の下段にファイルボックスで立ててしまう

洗面所

洗面所は掃除がラクな配置にすると、片付けや掃除がしやすくなります。吊るす収納も活用すれば、水あかやぬめり、カビなどの汚れの防止にも。

  • コップ、ブラシなどは磁石などで吊るして汚れ防止
  • 棚の中は身長(手の届きやすさ)や使用頻度で配置を決める
  • 日用品は適量を把握してストックをため込み過ぎない

お部屋を片付けるときのポイント・注意点

お部屋を片付けるときのポイント・注意点

ここからは、お部屋を片付けるときのポイント・注意点をご紹介します。

収納グッズはあとで買う

お部屋の片付けで使う衣類の収納ケースや仕切り板、壁掛け収納、コンテナ、コの字ラックなどの「収納グッズ」は、お部屋を片付けたあとで買うのがおすすめです。

「お部屋の片付けをしよう!」と思うとついつい収納グッズを先に買い揃えてしまいがちですが、実際に片付けてみると空いたスペースに収納グッズが収まらなかったり、うまく使いこなせないことも。

不便な状態のまま無理に使い続けると、片付けが億劫になり、また散らかってしまう原因になります。片付けを済ませてから空いたスペースにぴったりの収納グッズを選ぶと、快適に使い続けられるでしょう。

1年以上使っていないものは思い切って捨てる

お部屋の片付けのときに迷ってしまうのが、捨てるか取っておくかということ。

「まだ使える」「いつか使うかもしれない」と思うかもしれませんが、基本的に1年以上使っていないものは、今度また使うことは少ないと考えられます。物であふれ返ってしまわないよう、思い切って処分を検討しましょう。

判断に迷ったら「保留ボックス」に入れる

どうしても判断に迷うものは「保留」として、専用のダンボールに分けておきましょう。保留用ダンボールを目につく場所に置いておくことで、日常生活の中で必要かどうかを判断できます。

片付けに時間が掛かるのは、片付けている最中に「これは捨てるか、どうしよう?」と迷ってしまうから。「捨てようか、どうしようか?」と悩むことは目に見えませんが、思考能力は無限ではなく有限です。たくさんのことを考えれば考えるほど、心も体も疲れてしまいます。

迷うものは保留ボックスに入れて、どんどん片付けを進めましょう。

いる?いらない?迷ったら「譲る」

どうしても迷ってしまって捨てられない場合は、誰かに譲るのも一つの方法です。

手間はかかるものの、「愛着がある物を捨てるのに抵抗がある」という人は、人に使ってもらえると思えば、手放しやすくなるかもしれません。

フリマアプリなどで売れば片付けで貯金もできる!

着なくなった服や使わなくなったバッグや靴、アクセサリーなどは、フリマアプリなどで売れば、貯金やお小遣い稼ぎにもなります。

ファッションアイテムの他にも、フリマアプリではたくさんの物が出品できるため、捨てる前にフリマアプリに出品してみるのもおすすめです。

お部屋の片付けはどこから始めるのがおすすめ?

お部屋を片付けるとき、「どこから片付ければいいの?」と迷ってしまうこともあるかもしれません。そんなときは、特にこだわりがなければ、キッチンや洗面所の下の収納の片付けから始めるのがおすすめです。

これらの場所にしまわれているのは食料品や調味料、食器や調理器具、洗剤などが多く、思い出の詰まったものが少ないため「捨てようか、取っておこうか」と迷うことが少なく、スムーズに片付けを進められます。

どんどん片付けられることで、片付けのコツも掴みやすいでしょう。キッチンは頻繁に使う場所でもあるため、すっきり整理整頓できたことや、使いやすさを実感しやすく、達成感にもつながります。

お部屋の片付けはコツを押さえれば難しくない!

お部屋の片付けが苦手な人は「時間がかかる」「面倒くさい」と片付けを難しく考えてしまいがちですが、コツを押さえて片付けを習慣化すれば、毎日10分ほどの片付けできれいな状態をキープできます。

お部屋がすっきりすると心まで軽くなり、居心地も、使い勝手もよくなります。ぜひコツを押さえて、きれいな状態をキープしましょう。


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